こんにちは、みみたまボーイです。
台湾・アメリカでの海外駐在歴は10年を超え、現在はアメリカ生活5年目。つい先日も新たに2名の駐在員を迎え入れ、渡米直後の生活立ち上げについてアドバイスする機会がありました。
「渡米後、何を現地で揃えればいいですか?」
そんな質問に答えているうちに、自分がアメリカに赴任した当初のことを思い出しました。
「ああ、これ俺も買ったなあ」
「そういえば、あれも必須だった!」
会話が盛り上がる中で、「アメリカ生活の必需品をリスト化しておけば、もっとスムーズに準備できるよね」という話になり、今回の記事を書くことにしました。
この記事では、渡米後すぐに現地で購入すべき生活必需品や家具を厳選して紹介しています。駐在員・留学生・移住者など、これからアメリカ生活を始める方に向けて、効率よく生活を立ち上げるための実用的なリストをまとめました。
「あれも必要だった…」「これも忘れてた…」と後から気づくよりも、事前にチェックしておくことで、時間もお金も節約できます。
これからアメリカ生活をスタートするあなたの参考になれば嬉しいです!
それでは、早速いってみましょう!
渡米後すぐに揃える!アメリカ生活の必需品リスト

渡米後の生活をスムーズにスタートさせるには、最初に何を揃えるかがカギです。
ここでは、「これだけあれば安心!」、「これ、買ってなくて本当に不便だった!」という日用品や家具を、実体験に基づいて厳選リスト化しました。

要チェックや!
アメリカ生活の必需品チェックリスト
快適な睡眠が最優先~ベッド、寝具、タオル類
渡米後の生活を始めるなら、まずは寝具を揃えることが最優先です。
アメリカの賃貸物件には、当然ながらベッドも布団も付いていません。私自身、ベッドが届くまでの数日間は寝袋で過ごしましたが…正直、かなりキツかったです。
「よく眠れない…」「体が痛い…」そんな状況を避けるためにも、ベッド・マットレス・寝具類は最初に揃えておくべき必需品です。
- ベッドフレームは簡易なものでOK:数年の駐在生活なら、パイプベッドや折りたたみ式でも十分
- マットレスは妥協しない!:睡眠の質を左右するので、少し良いものを選ぶのがおすすめ
- 忘れがちなアイテム:枕・布団・シーツ・タオル類も一式揃えておくと安心
睡眠は健康の土台。私の周りには、ずっと寝袋で過ごしている単身赴任の駐在員もいますが…そこまで頑張る必要はありません(笑)。
快適な睡眠環境を整えることで、アメリカ生活のスタートがグッと楽になりますよ!
水とお湯の問題を解決~浄水器・電気ケトル
アメリカの水道水は地域によって差はあるものの、基本的にはそのまま飲むことが可能です。
「え、アメリカの水道水って飲めるの?」
「水は買ってくるんじゃないの?」
そんな疑問を持つ方も多いと思いますが、私はアメリカで5年以上暮らし、出張で20州以上を回って水道水を飲み続けてきた実証派。

普通に飲めるよ
とはいえ、味や安全面が気になる方には浄水器の導入がおすすめです。
- 初心者でも使いやすく、価格も手頃
- 家族で使うなら大容量タイプが便利&コスパ抜群
- 駐在員の間でも定番アイテム!我が家でも愛用中です
さらに、電気ケトル(湯沸かしポット)も必需品。カップラーメン・インスタント味噌汁・お茶など、日本人の食生活には欠かせない存在ですよね。
「水を飲む」「お湯を沸かす」――この2つが整うだけで、アメリカ生活の快適度がグッと上がる事、間違いなし。
最低限のリビング家具~ダイニングテーブル、椅子、ゴミ箱
渡米後の新生活でまず必要になるのが、ダイニングテーブルと椅子です。
我が家では、日本から持っていくか最後まで悩みましたが、引っ越しの容量制限で断念。結果、数日間は台所に立って食事をする羽目に…(笑)

デカすぎた
とはいえ、駐在期間を考えるとリーズナブルな価格の家具で十分。
AmazonやIKEAでは、安価でおしゃれなセットが豊富に揃っていて、現地調達が断然おすすめです。
あと、意外と忘れがちな必需品がゴミ箱。
アメリカでは分別が日本ほど厳しくないものの、ゴミの量が多くなるため、大きめサイズが快適です。キッチン用・リサイクル用など、用途別に2〜3個は必要ですね。
言語の不安をカバー!屋外カメラで訪問者チェック
アメリカ生活で意外と不安になるのが、玄関に突然現れる訪問者への対応。
宅配業者、修理スタッフ、近所の人、そして時には押し売りや勧誘も…。うちにも、たまに来ます。寄付してくれとか、害虫処理しないか、とか。
英語が苦手な方にとっては、誰が来たのか分からないだけで緊張が走る場面も多いはずです。
「話しかけられても対応できない…」
「玄関を開けるのが怖い…」
そう思うのも無理はありません。
そんな不安を解消してくれるのが、屋外用のスマートカメラ。これは、防犯だけでなく“心の安全”を守るアイテムと言えるでしょう。
在宅勤務でも快適に~仕事用デスクと椅子
アメリカ駐在生活では、仕事用のデスクと椅子は遅かれ早かれ必須アイテムです。
悲しいことに、駐在員の多くは「自宅が職場」。リモート会議や資料作成など、日常的に自宅で仕事をする機会が多いのではないでしょうか。
そんな環境だからこそ、快適なデスク環境を整えることがストレス軽減のカギになります。
私も渋々買いました。もう、やけくそで…

良いやつ買ってやったぜ(笑)
- デスクは幅120cm以上あるとPC+書類作業に最適
- 椅子は長時間座っても疲れにくいクッション性&高さ調整機能付きがおすすめ
- 照明の買い忘れに注意!時差の関係で深夜に仕事をする事が多くなります(泣)
英語学習に一石二鳥~テレビとテレビ台
私は個人的にテレビをあまり見ませんが、家族にとっては生活必需品です。
実際、我が家では妻が日本のPrime VideoやYouTubeを楽しんだり、子供がゲームをしたりと、テレビは毎日活躍しています。
今ではVPNを使えば、アメリカでも日本の動画サービスが視聴可能。
私が10年前に初めて海外赴任した頃は、日本のテレビ番組を海外で見るなんて夢のまた夢でしたが…

技術の進歩に感謝!
家の中で日本と同じような環境を整えることは、精神面の安定にもつながります。さらに、子供の語学習得にもテレビは大きな役割を果たします。
台湾では中国語、アメリカでは英語を覚えた我が子たちを見て思うのは、現地の言語で話されるアニメが最強の教材だということ。
オンライン英会話も活用していますが、興味のあるアニメを英語で見る方が自然と集中し、習得も早い。うちでは「ポケモン」のDVDを英語で見せるところから始めました。
知っているストーリーなら、英語がわからなくても楽しめるので、英単語の習得にも効果的です。
なお、日本のドラマや動画サービスを見るなら、VPN契約もお忘れなく。

VPNが無いと見れないので
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収納をシンプルに~棚や靴置き
アメリカ生活では、収納スペースの確保が意外と重要です。
我が家では、しっかりした棚は子供用のおもちゃ棚として2個だけ購入し、その他は収納ボックスでシンプルに対応しています。
限られたスペースでも、軽くて移動しやすい収納ボックスは大活躍!
そして、最も使っている棚が「靴置き」。
アメリカでは、室内でも靴を履いたまま過ごす人が多く、賃貸物件にも下駄箱がないことがほとんどです。

な、なんだと⁉
とはいえ、日本人にとって室内で靴を脱ぐのは当たり前の習慣。そのため、玄関に靴置き場を作るのは必須です。

玄関マットも忘れずに!
掃除&洗濯必需品~洗剤、洗濯カゴ、食器乾燥カゴ
アメリカの賃貸物件には、洗濯機や食器洗浄機が備え付けられていることが多く、基本的には洗剤を用意すればすぐに使えます。
とはいえ、洗剤だけでは不十分。
洗濯カゴや食器乾燥カゴなど、付随するアイテムもすぐに必要になるので、渡米後の早い段階で揃えておきましょう。
- 洗濯カゴは折りたたみ式やキャスター付きタイプが便利
- 食器乾燥カゴはシンクサイズに合ったものを選ぶと快適
- 洗剤は液体タイプ・香り控えめのものが日本人には人気(Tideなど)
これらはサイズも大きくなく、近所のスーパー(TargetやWalmart)でも購入可能ですが、私は面倒だったので、他の生活用品とまとめてネットで注文しました。
まとめ買いすれば送料も節約できて一石二鳥!
日常トラブルを防ぐ!害虫・水回りの対策グッズ
アメリカ生活で意外と悩まされるのが、害虫の侵入と水回りのトラブル。
どちらも突然発生しやすく、事前に対策グッズを揃えておくことでストレスを大幅に軽減できます。
害虫対策:TERROでアリ大量発生を防ぐ
アメリカの家で最も困る害虫は、アリ。
しかも、発生タイミングは完全にランダムで、少しでも甘いものがあれば、気持ち悪いほど大量のアリが現れます。
飲みかけのコーラにキャップをしてテーブルに置いておいたら、キャップの周りがアリだらけになったことも…。

マジで気持ち悪い
そんなアリを撃退するのが、アメリカ版アリの巣コロリ「TERRO」。
一度使えば巣ごと全滅させてくれて、数カ月は安心して過ごせます。さらに、家の周囲に防虫スプレーを撒いておくと、侵入予防にも効果的です。
私とアリの対決を綴った記事はこちら→アメリカの家に出るアリ、これで全滅!即効駆除&予防法【体験談あり】
水回りトラブル対策:排水溝・トイレの詰まり予防
もうひとつの悩みが、シャワー室や洗面台の排水溝の詰まり。髪の毛や垢が原因で、夜中に突然詰まることも多く、かなり厄介です。

夜、シャワー浴びてる最中に気付く
そんな時に頼れるのが、パイプクリーナー「Drano」。髪の毛を溶かしてくれるので、常備しておけば即解決できます。
また、トイレの詰まり対策には伝説の武器「すっぽん」も忘れずに。これらがあるだけで、水回りの緊急事態に冷静に対応できます。

タイヤ空気入れ~車・自転車両方OK
アメリカ生活で地味に困るのが、車のタイヤの空気圧問題。
気温差や走行距離の影響で、空気圧が頻繁に低下し、警告アラームが出ることも珍しくありません。
もちろん、ガソリンスタンドに行けば1〜2ドルで空気を入れることは可能ですが…

いちいち面倒!
そんなわけで、自宅で空気を入れられる電動エアコンプレッサー(空気入れ)を1台持っておくと超便利です。
しかも最近のモデルは、車・自転車・ボールなど、複数の用途に対応したマルチタイプが主流。

めっちゃ便利

生活インフラとして必要なもの

続いて、日用品では無いものの、生活インフラとして必要となるものについて、アドバイスを書いておきます。
大きな買い物だったりするので、参考にして頂ければ幸いです。
家(賃貸)を探すポイント
買うと言うか、借りるわけですが、まずは家の契約をしましょう。家具を買うにも、入れるべき家が決まらないと始まりません。

どんな家があるの?
アメリカで家を借りる場合、候補は「一軒家」、「タウンハウス」、「アパートメント」の3つ。
それぞれ良し悪しありますが、私のガイドラインは以下の通り。
- 子連れ:一軒家
- 夫婦2人:タウンハウス
- 単身赴任:アパートメント
特に、子連れの場合、近所との騒音トラブルを考えると、私としては一軒家以外の選択肢はありません。

マジで苦情が来るよ!
アメリカの家選びの詳細をまとめてありますので、興味があれば参考にしてください→【アメリカ家探し】賃貸するなら一軒家?それともアパート?
車を買うタイミングと注意点
アメリカでは車無しでは生活できません。
ちょっと買い物にいくのも3マイル(=5キロ)離れてたりしますし、車無しで会社に行く事も不可能でしょう。
よって、アメリカ生活最初の大きな買い物は「車」でしょう。

絶対必要!
車の購入は「新車」、「中古車」、「リース」の3択ですが、「リース」は駐在期間が明確に決まってないと色々と面倒なので、「新車」、「中古車」を選ぶ人が殆ど。
私の肌感覚では、7割の人が「中古車」で、2.5割が「新車」、残りが「リース」。
ただ、中古でも20,000ドル(250~300万円)ほどするので、赴任初期にイキナリ大金が飛んでいき、結構痛い。
私、これのせいで、初めての海外給与が振り込まれる直前は、銀行に600ドルしか残っていませんでした(笑)。

ギリギリじゃねーか
小さな子供がいる人は、アメリカでもチャイルドシート(Booster seat)の買い忘れにご注意ください。
保険(家・車)の基本情報
家の契約、車の購入と同じタイミングで必要となるものの、赴任する人の殆どが計算に入れてないのが、「保険」。
家、車、それぞれに保険が必要となります。

保険が高いんだよなぁ
家と車の保険は、まとめてアンブレラ保険にしてしまうのが、一般的。

アンブレラ保険って何?
アンブレラ保険は、家だけ、車だけといった単独契約より、家+車の合わせ技で保険にすることで、保証される限度額が上積みされる仕組み。
家と車の保険を頼めば、基本的に保険会社もアンブレラ保険を薦めてくるので「アンブレラ保険で!」と言えば、すんなり進んでいくはずです。
保険会社はたくさんありますが、大手の「State farm」や「Geico」にしておけばいいと思います。
ネットで申込をして、翌日からすぐに保険適用できるし、値段も安い。
私、最初は、前任者が使っていた日本語でやり取りのできる代理店を経由して保険契約をしていました。
しかし、後から分かったのですが、State FarmやGeicoと比較すると年間の保険料金が1.5倍くらいでしたね。
それでも事故対応が全部日本語でできるなら良いのですが、実際に事故ったところ…

対応は全部英語だった(笑)

意味ないやん
ムカついたので、事故後に、最大手の「State Farm」に切り替え、年間1,000ドルほど保険料が安くなりました。
そんなわけで、最初から現地の大手保険会社で契約しておくのが、保険料も抑制できてお得。
私が事故して保険を見直した実話はこちら→アメリカで家と車の保険を見直して年間1000ドルの節約を達成
インターネット契約の進め方
駐在員ともなると、幸か不幸か、勤務時間があってないようなものになります。
時差の関係で深夜に日本とオンライン会議という事も多々ありますし、逆に日中は割と自由に過ごせたり。

良くも悪くもフレキシブル
そんなわけで、家で仕事をする事も多い。

というか、毎日だけど
つまり、安定したネット回線が必要です。
と言っても、赴任初期は、どの会社とインターネット契約を結べばいいかもわからないでしょうから、大手2社を書いておきます。
- 最大手:Comcast(Xfinity)
- 2位:Charter(Time Warner/Spectrum)
もし、あなたの近くに最大手のComcast(Xfinity)があれば、Xfinityで契約してしまうのがいいと思います。

なんだかんだで大手が安心
携帯電話プランの選び方
駐在員本人は会社から携帯電話が支給されるでしょうが、家族(妻)は現地で携帯電話を契約した方が良いです。
もちろん、日本でもアメリカで使える携帯電話の契約は可能ですが、妻が実際に使った経験から、現地契約の方が「繋がりやすさ」、及び「月額料金」の面で圧倒的勝利。

現地で契約なんて難しそう…

誰でもできる
現地契約と言っても、ネットで全て完結しますし、eSIM対応で即日開通も可能なので、契約に大きなハードルはありません。
現地のSIMは、多くの日本人駐在員が使用していて信用が高いTello Mobileがおすすめ。
Tello Mobileはアメリカの格安SIMですが、アメリカ3大キャリアのひとつT-mobileのネットワークを使用しているので通信の不安はありません。

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アメリカ現地SIMについては、こちらでまとめています→アメリカ旅行・駐在でお薦めのスマホ利用法|現地SIM・eSIM完全ガイド
すぐに揃えるのが大変?生活立ち上げのコツ

渡米後すぐに買うべきモノが分かったところで、「こんないっぱい、どうやって調達するの?」という悩みが脳裏をよぎるはずです。
「これ、何回、お店と家を往復するんだ…?」
そんな事を思いながらも、入手に時間がかかるのも困るし…。
この章では、短期間で簡単に生活必需品を手に入れるコツをお教えします!
Amazon無料会員で一気に解決!1カ月無料を賢く使う

初期に揃えないといけないものには、ベッドやマットレスなど、重量物がいっぱいあります。
軽トラックでも借りない限り、個人で準備するのは至難の技でしょう。
そんな時、頼りになるのは、やはり小売りの王者「Amazon」。
王者の余裕からか、無料高速配達を使えるアマゾンプライムが何と30日間無料お試しで使えます!

これは使うしかない!
私は前任の駐在員からこのコツを聞いていたので、事前にアメリカのアマゾンのアカウントを作り、欲しいモノをカートに詰め込み、家が決まった段階で一気に注文しました。
最初の一カ月ほどホテル滞在だったこともアリ、入居とほぼ同時に必要なものが調達できて、マジで便利でしたね。
そして、すぐに解約した(笑)
アマゾンプライムを使い倒して、アメリカ生活を快適にスタート!
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道具に頼れ!電動工具が大活躍

机や棚などを買うと、当然、自分で組み立てる事になるのですが…

めっちゃシンドイ
全部のネジを手で絞めてると、マジで握力無くなりますよ…
そんな時、電動工具が大活躍。
私は、最初、手でネジを締めてましたが、途中で嫌になって会社から電動工具を借りて家具を組み立てました(笑)。
一回使ってみると、長い人生を考えれば、自分で買っておいてもいいかなと思います。
まとめ~スムーズなアメリカ生活のスタートを!
今回は、渡米直後にアメリカ生活立ち上げのために購入すべきものを、まとめてみました。
一生住むわけでは無いので、どれくらいガッツリ買いそろえるべきか悩みどころですが、数年は住むことを考えると、あまり節約に走って不便になるのもどうかと。
せっかくのアメリカ生活、しっかり楽しめるように買いそろえていってください。
では、また。


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