アメリカのホテルで清掃のチップは不要！相場・節約術・日本との違い

こんにちは、みみたまボーイです。

アメリカ駐在生活も早くも5年目。仕事柄、出張が多く、年間100泊以上ホテルに泊まる生活を送っています。そのおかげで、なんと3年連続マリオットホテルの最上級会員「アンバサダー資格」を達成しました！

そんな私でも、アメリカに初めて来たとき、「ホテルのチップ」に戸惑いました。

• 毎日のベッドメイクにチップが必要？
• 荷物を運んでもらったらいくら渡せばいいの？

——こんな疑問、ありませんか？

この記事では、年間100泊以上の経験から導き出した「アメリカのホテルでのチップの常識」を分かりやすくお伝えします。さらに、ホテルにお得に泊まる方法や、日本とアメリカのホテルの違いについても詳しく解説！

これを読めば、アメリカでのホテル滞在がもっと快適になり、チップの不安も解消されるはずです。

それでは、さっそくいってみましょう！

アメリカのホテルのチップ相場を完全解説

まずは、アメリカのホテルでチップが発生するケースを、上の図で確認してみましょう。この一覧は、信頼できる情報源であるForbesのGratuity Guideを基にしており、これに従えば大きく外れることはありません。

ですが、年間100泊以上アメリカのホテルを利用している私の実体験から断言します。

というか、これだけの額を毎回用意しておくのは現実的ではないですよね(笑)。

そこで、このセクションでは、

• 本当にチップが必要なサービス
• じつは不要なサービス

を具体的に解説していきます。これを読めば、無駄にチップを払いすぎることなく、スマートにホテルを利用できるようになります！

アメリカのホテルでチップが必要なサービスとは？

アメリカのホテルでチップが必要なのは、ずばり、以下の３つ。

Valet Parkingでのチップ相場と渡し方

Valet Parkingとは、ホテルのスタッフが車の駐車を代行してくれるサービスです。ホテルの入り口で車を預けると、スタッフが駐車場まで運んでくれます。このサービスには、2～5ドルのチップが必要です。

ここは、ケチらず、5ドルがお薦め。

チップを渡すタイミングは、車を受け取るときがベストです。Valet Parkingでは、車を預けた時に、車の引換券を貰います。車の受け取り時に「Thank you」と言って渡しましょう。

私は初めてValet Parkingを利用した際、チップ相場も知らず、適当に手持ちの10ドルを渡してしまいました。あなたが同じ失敗をしないことを祈っています(笑)。

Bellboyへの適切なチップ金額は？

Bellboy（ベルボーイ）には、1～2ドルのチップが必要。荷物を部屋まで運んでもらったタイミングで渡しましょう。

ホテルのレストランはチップ必須

ホテルのレストランを利用したら、当然、チップが必要です。一般的なレストランと同じで15～25%のチップを払います。

レシートに「Gratuity」と書いてありますが、これはチップの事です。私は、初めて「Gratuity」の表記を見た時、何のことかわからず、目の前にいる店員に「Gratuityって何？」と聞いてしまいました。

アメリカのホテルでチップが不要なサービスは？

Forbesのホテルチップガイドで「チップ必要」とされているサービスの内、実際には「チップ不要」だと考えられるサービスを挙げてみます。少なくとも私はチップを渡したことはありません。

ハウスキーピングは本当にチップ不要？その理由と注意点

ホテル滞在で100％発生するのがハウスキーピングでしょう。巷では「枕元に1～5ドル置いておく」と言われたりしますが、実際には不要です。

ハウスキーピングとか普通の業務の一環ですしね。もちろん、めちゃめちゃ汚したとか、何か特別なお願いをした場合はチップを払いましょう。でも、普通の清掃なら不要です。

あのNY Timesの記事でも７割以上のアメリカ人がハウスキーピングにはチップを支払わないと解答しているので、堂々とノーチップで立ち去ればOKです(笑)。

Yet housekeepers say that, without the gentle nudge of initiatives like “The Envelope Please,” only about 30 percent of guests leave a tip — a figure Professor Blum found as well.

NY Times

チップを置かなくても不利益なし

私、年間100泊の内、75泊は同じホテルに泊まっていますが、チップを払わなかった事でサービスが悪くなったことはありません。

むしろ、顔なじみになって、色々サービスしてくれます。そんなわけで、スタッフ側もハウスキーピングでのチップは期待してない気がします。もしかしたら、期待してるのかもしれませんが(笑)。

連泊だろうが部屋の清掃にチップは無し

「連泊したらチップを置いた方がいい」という話もありますが…

なぜなら、清掃スタッフは、その部屋に宿泊している人が連泊なのかどうかまでは把握していないことがほとんどです。通常通り清掃が行われるだけなので、特別な事情がなければチップは不要。

シャトルバス利用

Forbesでは「シャトルバスの運転手にはチップを渡せ」と書いているものの…

私自身、これまでシャトルバスを利用している他の宿泊客がチップを渡している場面を一度も見たことがありませんので、基本的にチップ不要で問題ないでしょう。

ホテルにお得に泊る方法や日本との違い

この章では、私がホテルに頻繁に泊りはじめてから気付いた、ホテルにお得に泊る裏技とアメリカと日本のホテルの違いを克服して快適なホテルライフを過ごすコツをご紹介します。

お得にホテルに泊まる方法は完全無料で年間数万円の効果を発揮するため、やらないと絶対に損ですよ！

ホテルチェーンのメンバー登録でポイントを賢く貯める方法

まずは、主要ホテルチェーンのメンバー登録をしましょう。ホテルチェーンのメンバー登録は完全無料で、登録すれば宿泊するだけでポイントが貯まっていき、一定のポイントが溜まれば無料宿泊できるようになります。

世界的に大手ホテルチェーンは、Marriott、Hilton、IHG、Hyattの４つなので、これらには登録必須。

できる限り、特定のホテルチェーンを利用する事で、ポイントを一カ所に貯め、会員ステータスが上がれば、ラウンジ利用・朝食無料など、更なる特典が得られます。

私は主にマリオットに泊まって最上級会員の「アンバサダー」になり、勢い余ってヒルトンの最上級会員資格「ダイヤモンド」も達成してしまいましたが(笑)。

無料宿泊が可能に！ポイント宿泊

ホテルのポイントは、色々な使用方法がありますが、一般的な使用方法はポイント宿泊。ただ、一回のホテル宿泊で１泊分の無料宿泊ポイントを貯めれるかというと、そういうわけではありません。

泊るホテルにもよりますが、だいたい、５～10泊で1泊相当の無料宿泊ポイントになるイメージ。つまり、毎回違うホテルチェーンを使用していると、ポイントが使用できるようになるまで、時間がかかります。

ポイント自体は有効期限があってないようなものなので、いつかは貯まるのですが…「早く使って恩恵を受けたい！」と思うのが人情なので、できるだけ特定のホテルチェーンを利用しましょう。

上級会員の特典で快適な滞在を実現

特定のホテルチェーンを利用すれば、そのホテルチェーンの上級会員になり、更なる特典を得る事ができます。例えば、マリオットなら宿泊実績によって以下の会員ステータスを得られます。

上級会員になると、「朝ごはん無料」、「ラウンジ使用」、「部屋のアップグレード」など、更なる特典を受けれますが、会員資格によって貰えるポイントも増えます。

プラチナならポイント50％増、チタン・アンバサダーは、なんと75％増。これはナカナカに強烈で、無料宿泊に必要なポイントが、本当にザクザク貯まっていきます。

私の場合、出張で貯めたポイントでプライベートのホテル宿泊は、ほぼタダ。マリオットの場合、ポイントのマイルへの交換比率も高く、航空券代もタダにできます(笑)。

ホテル発行のクレジットカードで還元率を極める

私のように出張で頻繁にホテルに泊まるなら、ホテルが発行しているクレジットカードで決済すると最強です。

次に紹介するキャッシュバックサイトと合わせると還元率20％に迫る時もあり、もう還元率お化けとしか言いようがありません。

私は、もちろんマリオットのクレジットカードで決済していますが、ここ２年ほど家族旅行のホテル代をポイント以外で払ったことがありません(笑)。興味のある方はこの記事を読んでいってください。

ホテル選びで悩まない

特定のホテルチェーンを利用していると、ホテル選びで悩むことが無くなります。

たとえば、私の場合、基本的にマリオット系列の中から選びますし、ホテルの特徴にも精通するので、ホテル選びが一瞬で終わります。

毎回ホテルを探すのは面倒なので、これは意外と助かる。

マリオットは他のホテルチェーンと比べてホテル数が圧倒的に多く、どこにでもありますし、系列のFair fieldは家族で１泊100ドルくらいと財布に優しく重宝しています。

10％以上お得になるホテル予約！キャッシュバック活用術

みなさん、日本のポイントサイトやアメリカのキャッシュバックサイト、利用していますか？

私、恥ずかしながら、少し前までキャッシュバックサイトを使っておらず、相当な損失を叩き出してしまいました(笑)。

例えばマリオットの場合、キャッシュバックサイト経由で予約すると２～６％のキャッシュバックが得られますキャッシュバック率は日によって変わる）。一泊150ドルと仮定して、75泊で11250ドル×6％＝675ドル…

キャッシュバックサイトは登録料も年会費もかからず、完全無料なので、使わないと本当にただ損をしている…。日本だとモッピー、アメリカだとTopCashbackが大手ですね。

やる事は簡単で、ポイントサイトやキャッシュバックサイトを経由して予約するだけ。

ポイントとキャッシュバックを併用する方法と注意点

キャッシュバックサイトを使って予約しても、ホテルポイントを得る事ができます。つまり、２重取りが可能！

ただ、キャッシュバックサイトを利用してBooking.comなど宿泊予約サイト経由でホテル予約をすると、ホテルポイントが得られないので、ご注意ください。

一方、キャッシュバックサイトを経由してマリオット公式から予約すれば、ポイントや宿泊実績を得られます。

一般的に宿泊予約サイトの還元率の方が高いので、どっちで予約するかはホテル利用頻度によって変えるのが◎。

• 頻繁に泊る人：キャッシュバック経由でホテル公式サイトから予約
• たまにしか止まらない人：キャッシュバックサイト経由でBooking.comなど宿泊予約サイトで予約

キャッシュバックサイトを利用したホテル予約方法詳細は、この記事で徹底解説しています↓

アメリカと日本のホテルとの違い

続いて、アメリカのホテルに泊まりまくって分かった、滞在のコツを共有したいと思います。

日本の感覚で行くと失敗する事

アメリカのホテルは、歯ブラシ、髭剃りがありません。1～2日なら髭剃りは我慢できても、歯ブラシは致命傷。近くのスーパーに走る事になります。

ちなみに、浴衣、バスローブもほぼ無い。一回だけJW Marriottに泊った時にバスローブがありました。でも、自分のパジャマの方が寝やすいので、パジャマは持っていった方がいいと思います。

あと、失敗というわけでは無いですが、アメリカのホテルはバスタブがない事が多いですね。風呂好きの日本人にとって、これは地味に辛い…しかし、バスタブ率が上がるとっておきの方法があります！

同じ値段でキングベッドかツインかを選べるなら、ツインを選びましょう。私の経験では、キングはシャワー、ツインにはバスタブがあります。100%ではありませんが、この傾向が強い。

ちなみに、私は部屋のアップグレードでツイン→スイートルーム（キング）になり、バスタブが無くてガッカリした事が何度かあります(笑)。

まとめ

今回は、アメリカのホテルに年間100泊以上した経験から、チップ要否の現実と、ホテルにお得に泊る方法をまとめてみました。

ホテルの会員登録やキャッシュバックサイトは完全無料で本当にお得なので、ぜひ使ってみてください。

では、また。