こんにちは、みみたまボーイです。
アメリカ赴任直後って、車の購入、家を借りたりと何かと物入りですよね。
お金が飛ぶように無くなりますが、その中で、全く予想していなかった出費があります。
車と家の保険代!
しかも保険代が高いんですよね。
ウチが最初に契約していた保険は、車2台と一軒家の保険を合わせて、年間3,000ドル。
更に毎年の保険更新で更に上がっていく。
やってらんねー
じつは、渡米直後は英語でのやり取りが面倒で日本語でやり取りできる代理店を通じて契約していました。
しかし、2年目の更新で3,000ドルを超え、さすがに家計への影響が大きいという事で、地元の大手保険会社に見積もりを取ってみました。
めっちゃ安くなった!
なんと年間の保険代が2,000ドルを切ってくるではありませんか。
そんなわけで、今回はアメリカに来て2年、重い腰を上げて家と車の保険を見直したら、年間1000ドルも節約できた体験談をお届けします。
1000ドルって結構大きいですからね。
保険の見直しを考えているあなたの役に立てば嬉しいです。
では、いってみましょう。
最初に契約した保険内容+代理店
渡米直後に契約していた保険は「Travelers」。
「Travelers」はアメリカでも大手の保険会社で安心なのですが、私は直接契約せず、日本語でやり取り可能な代理店を通じて契約をしていました。
代理店を通じた契約は高い?
渡米直後は色々と慌ただしく、「保険契約くらいは楽したい」という思いから日本語でやり取りできる代理店を通じて保険契約をしました。
妻も米国での車の運転を予定していたので、事故時の対応なども考えると日本語でやり取りできた方が良いだろう、とも思っていました。
代理店を入れれば、当然保険料は高くなるでしょうが、上記メリットを考えれば「別にいいかな」と思っていました。
契約したのはアンブレラ保険
アンブレラ保険って何なの?
アメリカの保険には、日本のように無制限の補償をする商品はなく、補償額も$300,000のように比較的低いんです。
よって、巨額の賠償責任を負った場合、単独の保険ではカバーしきれない場合があります。
しかし、車と家など、複数の保険に加入している場合、単独の保険ではカバーしきれない場合でも、上乗せで補償を受ける事ができます。
それがアンブレラ保険
万一の時に備えて、私の周りの駐在員は、ほぼ全員がアンブレラ保険にしています。
代理店を通じた保険の実態
で、年間いくらなの?
それでは、代理店を通じて契約した保険の値段を見ていきましょう(家+車2台のアンブレラ保険)。
高いなー
- 1年目:2400ドル
- 2年目:3000ドル
あえて高くても契約していたが…
私が少々高くても、敢えて代理店を利用して保険契約をしていた理由は「安心のため」です。
万一の事故対応は日本語でできる…そう信じていました。
しかし、実際の事故対応は…普通に英語(笑)
え、事故ったの?
やっちゃった
大事故ではないものの、渋滞時に不注意で前の車にコツンとぶつけてしまいました。
そして、ラジエーターが壊れて車から煙が出てくるではありませんか。
当然、保険屋に電話し対応を進めたところ…
最初の電話以降は全部英語対応!
第一報は代理店の日本人担当者に、日本語で連絡。
そこで保険会社のオペレーターの電話番号を聞き、そこから全部英語対応です。
安心を買っていたつもりが、どうやら私の思い違いで、ただお金をドブに捨てていただけでした。
そして、決心しましたね。
絶対、保険屋を見直す!
事故の詳細が知りたい人はこの記事をどうぞ→ボンネットから煙が出てきて焦った話
保険の見積もりから契約
事故を経験し、代理店を通して契約する意味を見失っていた私は、保険契約満了のタイミングで、地元保険会社に見積もりを取りました。
見積もりを取る前は「面倒だなー」と思っていたのですが、やってみると、めちゃめちゃ簡単でした。
誰でもできる
ウェブで保険見積もりを実施
元々契約していた「Travelers」の保険と同じような内容で、大手保険屋のState Farm、Geicoのホームページから見積もりを実施。
ウェブ上で必要情報を記入するだけで、その場で見積もりが出る。
20分くらい
ちなみに、私がState FarmとGeicoの2社に見積もりを取ったのは、マーケットシェア1位と2位だからです。
やはり大手は安心ですからね。
- State Farm(1位)
- Geico(2位)
事故履歴などは全て筒抜け
ちなみに、事故履歴などは全て車の登録番号に紐づいて管理されています。
State Farm、Geicoのいずれの見積もりを取る際も、私の事故が履歴として表示されました。
誤魔化すことはできない仕組みですね…。
しっかりしてる!
メール、電話もかかってくる
一瞬で見積もりが出てきたと思ったら、すぐに電話もかかってきました。
出れなかったらメールが来ます。
さすがマーケットシェア1位と2位の保険屋、攻撃力が違う。
で、最初に電話を取ったのがState Farmだったので、そのままState Farmで契約しました。
契約手続きなどの返信も、とても早く、何も困ることなく契約完了。
気になる見積額は…
早速でてきた見積額は1900ドル/Year!
年間1000ドルの節約に成功!
ほぼ同じ補償内容(アンブレラ保険付)で、1000ドルも変わるなんて…最初からやっとくべきだった(笑)。
保険契約はすぐ適用できる
State Farmと契約手続きをしていて分かったのですが、新しい保険はすぐに適用可能です。
明日からでも可能
新車購入なら購入前にウェブで手続きし、購入日から適用も可能です。
この経験以降、私は新たに赴任してくる同僚にはイキナリ現地の保険屋と契約する事を薦めています。
アメリカでの事故対応と修理期間
せっかくなので、アメリカでの事故対応についても書いておきます。
事故を起こさない事が第一ですが、万一起こしてしまった場合でも冷静に対応できるようにしましょう。
米国での事故対応
事故を起こしてしまったら、まずは保険屋に連絡し、指示に従いましょう。
保険屋はプロなので、冷静にやるべき事を教えてくれるため、事故を起こして冷静さを失っている自分より頼りになります。
以下、前の車にコツンとぶつけてしまい、ラジエーター破損、車から煙が出て、レッカーで運ばれるまでの一部始終です。
1. 保険屋に電話する
私は、まずは契約していた「Travelers」の代理店に電話。
この段階では全て日本語でできると思っていました。
事故状況を伝えると…
あー、大変ですね。
XXXに電話してオペレーターの指示に従ってください。
あ、はい…
代理店は保険契約を手伝ってくれてるだけで、実際の事故対応は自分でオペレーターに連絡する必要があるようです。
電話先は日本人なんでしょ?
指定された番号に電話をしたら完全英語。
マジですかー
ここまで来たらやるしかない…という事で、四苦八苦しながら状況を説明。
オペレーターとの主なやりとりは以下。
- 事故の状況を伝える
- 現在地を伝える
- 修理工場の場所を教えてもらう
- レッカーを呼んでもらう
2. 事故の状況を伝える
まずは、しっかりと事故の状況を伝えましょう。
私の場合は、大した事故では無かったので、ここはサクッと終わりました。
3. 現在地を伝える
一通り事故の概要を伝え、レッカーが必要と判断されると、現在地を聞かれます。
レッカーの手配をするので、当然、現在地を聞かれるわけですが、初の事故対応という事で、そこまで頭が回っておらず、ここで焦る。
急いでGoogle mapで現在地を確認。
「ストリートの発音、わからねー」と思いながら、何とか伝える。
4. 修理工場の場所を教えてもらう
保険会社が提携している最寄りの修理工場の名前と場所を教えてもらえます。
レッカーされるので、自分は行く必要ないのですが、修理後に車を取りに行ったりするので。
正直、名前も場所も全く聞き取れませんでした。
3回くらい聞き直して、ようやく修理工場の事を言っているのに気づき、メモする始末。
事故って凹んでいるところに、英語力の無さで更に凹む。
辛い!
5. レッカーされる
保険会社のオペレーターとのやり取りが終わって30分くらいでしょうか、レッカーがやってきて車は運ばれていきました。
社内に貴重品などを置いておかないように、気を付けてください。
レッカーされた後は、Uberで帰宅。
もうヘトヘト
修理屋がコロコロ変わる
じつは事故を起こしたのが、運悪く金曜日、それも修理屋の営業時間外でした。
そのため、事故日は、車はレッカーで修理工場の駐車場に運ばれただけになり、週明けの営業開始時間に確認の電話をしたところ…
今、修理の予約でいっぱいだ!
車を置いておく場所も無いから、取りに来て。
「ふざけんなよ!」と思ったものの、手配したのは保険屋なので、まず保険屋に電話する。
え、そうなの?
別のところ手配するわ。
という事で、みみたまボーイの車は修理屋Aから修理屋Bへ運ばれる事に。
車の移動は、保険屋が手配してくれたものの、そもそも、なぜ修理屋Aに運んだんだ…
この段階で3日ほど時間をロスして「くそー」と思っていたものの、これはまだ戦いの入り口でしかなかった。
修理屋との戦い
車が修理屋に運ばれると、修理屋から連絡あり。
「必要な書類にサインしてくれ」という事で修理屋に行く事に。
故障個所の確認、保険適用する事など、一通りの手続きを済ませる。
で、修理期間はどれくらい?
たぶん、2週間かな
担当者のBilly曰く、ラジエーターが壊れてるだけなので、パーツを取り寄せ含め、およそ2週間との事。
修理状況、ピックアップ日はネット上で確認できるし、週に一回、修理状況のアップデートもしてくれる、と素晴らしい対応。
いいね!
最初の連絡
1週間経過し、Billyから連絡が来た。
全て順調だ。
壊れた場所は特定し、必要なパーツはオーダーした。
また、連絡する。
いいぞ、Billy!お前はプロフェッショナルだな!と、いう事で、翌週には車が直る…ハズだった。
修理完了日が遅れに遅れる
そろそろ修理完了かなと思い、ウェブ上の修理完了日を確認すると、予定より1週間後ろ倒しになっている。
「アレ?」と思っているとBillyから連絡が来た。
Hey,
取り寄せが必要なパーツがあるが、ちょっと時間かかってる。
また、連絡する。
まあ、そういう事もあるよね。
1週間くらいは全然問題ないというか、これくらいは予想範囲内。
しかし、翌週、修理完了日が更に遅れる。
Hey,
まだ、パーツがまだ来ないぜ
また、連絡する
いつの間にか、修理完了日が1か月先になっている。
BillyからのUpdateも、当初の勢いを失っている。さすがに長すぎだろ、という事で、「何が無いんだ?いつ届くんだ?」と聞いてみる。
フロントアブソーバーが無い。
あとは揃ってる。
納期は…わからん!
「フロントアブソーバーって、なんだよ?」と思いながら、自分の車のフロントアブソーバーをAmazonで調べてみた。
最速、明後日お届け可能!
「あるじゃねーか!」まあ、正規品ルートで入手したものしか使わないのかもしれないが。
この段階で、Billyには「状況はわかったが、あらゆる手を使って早めてくれ」と依頼。
修理完了まで2カ月半も要した
Billyにプレッシャーを掛け続ける事、約2か月。
ようやく修理が完了し、取りに行く事に。
待たせて悪かったな
もう完璧だ
ようやく直った喜びもあり、「Thank you!」と意気揚々と修理された車に乗って家へ帰る。
Billy曰く、「ウェブ上でアンケートがあるから、回答してくれ。」との事。
たぶん、回答しないだろうな、と思い帰宅。
直ってなかった!
翌日、妻とランチを食べにいきました。
エンジンがヒートアップする事も無く、順調にドライブ。しかし、信号で止まっていた時です。
エンジンの温度が上がっていき、アラームが鳴るではありませんか。
これは、まさにラジエーターが壊れている証拠!
直ってないやん!
家のすぐ近くだった事もあり、何とか家のガレージまで戻る。
家でメールを見ると、修理屋から「私たちのサービスはどうでしたか?アンケートに回答してね!」というメールが来ているではありませんか。
10点満点で点数をつけてくれと。
1点だよ!
という事で、怒りに任せて、1点でアンケートに回答。
すぐに修理屋に電話。
悪かった。すぐに再修理する。
車、持ってこれるか?
お前が取りに来い!
「オーバーヒートしてるのに、乗っていけるわけねーだろ!危険すぎるわ!」
という事で、さすがに怒りが通じたのか、修理業者がレッカーを手配し、再度修理屋へ。
そして、2週間後、今度こそ無事に修理が終わり、戻ってきました。
修理完了まで3カ月!
まとめ
- 事故の対応は結局全部、英語
- 保険の見積もりは簡単で早い
- 年間1000ドルの節約になる事も!
これから保険契約をする人、保険の見直しを考えている人は、迷わず保険屋のHPから見積もりをとってください。
かなりの節約になりますよ。
では、また。
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