こんにちは、みみたまボーイです。
これまで、アメリカ、台湾、再度アメリカと海外駐在員生活も9年目に突入。
いつの間にか人生の20%を海外で過ごしてしまいました。
しかし、そんな私も、はじめてアメリカに赴任した時は不安でいっぱい。
「ロクに海外旅行もしたことがなく、英語も堪能じゃないのに…」
「俺は海外で仕事をやっていけるのか…」
めっちゃ不安
海外生活への憧れを秘めながら、それを遥かに凌ぐほどの押しつぶされそうな不安に駆られ、それでも行くしかなかった初赴任。
今、あなたも同じような気持ちで海外赴任を控えているのではないでしょうか?
ただでさえハードルを感じる英語での業務に加え、完全に異文化の職場に放り込まれるわけですから、不安を感じない方がおかしいとも言えます。
しかし、海外駐在員として仕事・生活を始めてみると、日本で働いていた時とは違って自由度が高いなど、良い面もあります。
一度駐在生活に慣れてしまうと、「もう日本に戻って働きたくない…」と思ったりする事も。
同じように思っている駐在員は多く、日本への帰任が決まると海外で居続けたいがために、転職してしまう人もいるくらいです。
そんなわけで、これから海外駐在員になるあなたに向けて、海外駐在員の不安、メリット、デメリットをまとめてみました。
これから海外に赴任するあなたの参考になれば嬉しいです。
では、いってみましょう。
海外赴任における不安要因
まず、海外赴任となる際に感じる不安要因を8個挙げてみました。
この8個で海外赴任に際して感じる不安は、ほぼ網羅できていると思います。
なにせ、私、望まずも3回も海外赴任していますからね(笑)
いつも不安まみれ
- 英語の不安
- 職責が上がって不安
- 異文化に溶け込めるか不安
- 家族が馴染めるか不安
- 帰任時期が不透明で不安
- 病気時の対応が不安
- 治安が心配
- 海外での運転が不安
英語への不安
海外赴任となると、まず思い浮かぶのは、どうしたって「英語」に対する不安。
じつは生活をするだけなら、英語や現地の言葉を喋れなくても何とかなります。
ただ、母国語では無い言語で仕事をするのは相当なストレスである事は否定できません。
正直、シンドイ
日本で「ソコソコ英語が喋れる・得意」といわれるレベルの人でも、いざ赴任してみると「ネイティブとの会話が全く聞き取れない「、「言いたいことの30%も伝わらない」事は、当たり前のように発生します。
私もそうでした…
これは誰もが経験する苦しみなので、しょうがないのですが、私、断言しますが、時間さえかければ誰もが克服できる試練でもあります。
ただ、英語習得には膨大な時間が必要。
自ら積極的に喋る機会を設けていかないと、赴任期間が終わるまで低空飛行という人も多くいるのも、また事実。
特に赴任初期は自分の英語力にガッカリして凹む事が多いわけですが、折れそうな心を何とかつなぎ止め、諦めることなくしゃべり続ければ半年~1年で光が差し込んできます。
正直なところ、言語問題さえクリアしてしまえば、駐在生活の問題の8割は解決できるので、ここは血反吐を吐きながらでも頑張ってもらいたいところです。
しんどいけど、頑張れ!
職責が上がって不安
多くの企業で同じような環境だと思いますが、海外事務所って日本人の数が少ないんですよ。
資金的にも人材的にも、大量に日本人を送り込める余裕のある会社なんて少ないですからね。
そんなわけで、必然的に駐在員の職責は日本でいた時より上がります。
日本の係長が現地では課長、同じように日本で課長だったのが現地では部長と言った具合に、一段高い視点から物事をみる必要がでてきます。
これまでは上司が判断するべきだったような案件を、英語で何言ってるかわからない中、いきなり自分の責任で判断していく事になり、慣れるまではストレスを感じる人も多い。
また、日本人が少ないせいで全く経験のない分野の仕事がいきなり降ってくることなども、日常茶飯事。
誰かに仕事を振りたいけど、振る人もいない…
やるしかいない(笑)
異文化に溶け込めるか不安
日本で職場が変わる時でも、自分が新しい職場に馴染めるのか不安はあると思います。
海外事務所への異動でも、同じように新しい職場への不安というのは尽きません。
それに加えて、言語の不安や共通の文化を持っていない同僚との関係構築など、不安を挙げだしたら、正直、キリがない。
海外赴任となり現地人の部下を持つ人も多いわけですが、海外では部下が給与交渉とか普通にやってきますからね。
私も赴任後2か月で部下の一人が給与交渉を持ちかけてきて、もちろん初めての経験、更に英語…と四苦八苦しながら凌いだ経験があります。
また、離職も多いなど、やはり文化の違いというは存在します。
ただ、長らく海外駐在員として過ごしてきて感じるのは、アメリカ人だろうが台湾人だろうが、結局は人間なので根本のところで信頼を得る方法というのは変わりません。
海外駐在員は数年で帰る事がわかっており、ともすると「どうせ帰るからな…」という気持ちになりがちですが、大切なのは赴任先の現地の発展を心から考え、心血を注いで仕事に当たる事です。
適当にやってて信頼関係なんて構築できるハズもありません。
海外駐在という限られた期間の中で、いかに現地との関係を構築していくか。
そのための心構えとして、私がおススメする本はこれ↓。
2回目のアメリカ赴任時に読み、それまでの駐在経験と照らし合わせて共感する点が多くありました。
駐在員としてというより、人として大切なモノは何なのか…そんな事を気付かせてくれる一冊。
家族が馴染めるか不安
何度海外赴任しても不安になるのが、家族のこと。
同じ国に複数回赴任しようが、子どもの年齢が変われば、悩みも変わってきます。
私の場合、台湾赴任時は子どもが幼稚園に入るか入らないかのタイミングで、「いきなり外国の幼稚園なんて大丈夫かな」と不安になったものです。
まあ、余裕だったけどね
アメリカ赴任時(2回目)は、子どもが小学校、途中から中学校に通う年齢で、将来の帰国に備え日本語教育はどうするか、また現地の小学校で友達はできるのか等、相変わらず悩みは尽きず。
しかし、台湾、アメリカと海外赴任を繰り返して感じるのは、子どもは強い。
もちろん、子どもなりに、相当な苦労はしていると思います。
特にウチの子どもは決して社交的なタイプでも無いので、現地校に溶け込むのも時間がかかっていました。
しかし、それでも言葉の全く分からない学校で、毎日過ごし、確実に成長している。
お前ら、マジですげーよ
ただ、台湾赴任時と比べて、アメリカ赴任時は子どもの年齢が上がっているせいか、言語習得スピードは遅くなりましたね。
学校に行っているだけでは現地の言葉を話せるようにはならず。
小学校を過ぎて家族帯同するなら、家庭での自主学習は必要だと思います。
逆に小学校まで過ごした台湾時代は、何もしないでも中国語がペラペラになったんですけどね(笑)。
帰任時期が不透明で不安
現在進行形で私も悩んでいるのが、帰任時期。
赴任時に帰任のタイミングまで明確になっている事は非常に稀だと思います。
読み切れないからね
仮に決まっていても、「延長」されることも頻繁にあります。
私も「まあ、4年くらいかな~」と上司に言われて海外に放り出され、はや9年(笑)。
初赴任時は、「子供が小学校の内には日本に帰れるだろう」と思っていたら、もう中学生になってしまいました。
正直、「今、日本に帰ったとして高校受験とかどうしたらいいの?」という感じ。
「帰国子女枠」というのもあるらしいですが、英検2級が必要とか色々と条件があるようです。
困ったな~
ここまでくると、「英語力で突き抜けてもらうしかないのでは…」という気もしています。
私は、そろそろ真面目に子どもたちの将来を考えないといけないかなと思い始め、帰国子女に関する本を読み始めました。
まだ、私自身、解は見いだせていませんが、情報は仕入れておかないと。
病気時の対応が不安
海外での日常生活で一番困る事と言えば、「病気」。
ただでさえ言葉の問題があるのに、調子が悪い時に英語で症状の説明なんかやってられません。
だいたい、症状は伝えれても、医療英語なんて知らねーし(笑)。
全く聞き取れない
とはいえ、大人なら何とかなると思うんです。
困るのは子どもの風邪とか病気。
ウチの子ども、台湾赴任時に少し喘息の症状があり、冬の空気が悪い時期になると咳き込んだりして大変でした。
幸い近所にとても優しいお医者さんがいて、行きつけになるほど通いましたが、最初はどうしようか焦りましたね。
あと、正月休みに子供がインフルエンザに感染した時も、中国語で何言ってるかよくわからないまま緊急外来をたらい回しにあい、まあまあキツかった。
そんなわけで、海外生活に慣れるまでの間は、子供用の風邪薬などは日本から持っていく事をお薦めします。
治安が不安
海外に住むとなると、家族の事もあり、治安が不安になりますよね。
私がこれまで過ごしてきた台湾、アメリカは比較的安全で、それほど治安に不安になる事はなかったのですが、それでも住む場所を間違えると危険です。
例えば、私が現在住んでいるアメリカのオレゴンは全米の中では安全な州ではあるものの、それでも私自身、自転車の盗難や、なぜか家に生卵を投げつけられたりというトラブルはありました。
生卵事件は凹んだ
こういったトラブルが起きると、考えすぎなんでしょうけど、「日本人だからやられたのかな…」とか思ってしまいます。
そんなわけで、海外に住むなら、安全な地域に住んでください。
海外での運転が不安
アジアの多くの国やアメリカは日本と逆で右側走行だったりします。
細かい交通ルールも違いますし、いきなり運転しろと言われても、ビビってしまいますよね。
特に台湾は運転荒いし(笑)
なお、アメリカに赴任する駐在員、及び駐在員妻にとっては、現地の免許証を取るというのが、最初の関門です(笑)。
みんな筆記試験は受かるのですが、実技試験で落ちる人が多数。
何回も落ちると、これがまた凹むんです。
日本で運転をしていた人なら運転技術は間違いなく十分なので、しっかり練習していけば必ず受かります。
頑張ってください。
海外赴任の不安を解消する方法
3回も海外赴任をした私が薦める不安解消法は…
とにかく行動する
1番不安に思っている事を明確にして、1点突破で行動すれば、全てが上手く回っていきます。
不安の裏にある願望を見つめろ
まず、海外赴任という大きな環境の変化に際して、心に不安が生じるのは、至って普通です。
不安にならない人はいない
そして、「不安になる」という事は、その裏には何かしら「願望」があるという見方もできます。
簡単な例だと、海外赴任に際して「英語が不安」なら、その裏には「英語が喋れるようになりたい」という願望が潜んでいるわけです。
そんなわけで、まずは「不安」の裏にある「願望」を明確にし、「そのために具体的に何ができるか」を考えましょう。
間違っても、ひとりで家で不安な未来を想像して引きこもり続けてはいけません。
行動する事が不安を減らす
不安を和らげるには「行動」が非常に有効。
具体的には「話す」、「書く」を経て、「行動する」というステップを踏むのが効果的です。
話す
「人に話したら心がスッキリした」というのは、よくある話です。
別にアドバイスをもらわなくても、家でひとりで不安の雪だるまを転がして大きくしているより、友人・知人に不安な気持ちを放出しましょう。
書く
「書く」という行動は、強烈なアウトプットになります。
また、頭の整理にも役立ち、不安の原因が明確化され、それを解決するために自分が取るべき行動が自然と導かれてきます。
行動する
自分が取るべき行動が明確化されたら、とにかく行動しましょう。
家で悶々としていて解決する問題はありません。
小さな一歩でも行動しないより、遥かにマシですし、不思議な事に行動する事で自然と前向きな気持ちなります。
一点突破で頑張ってみる
行動する事が不安解消の鍵ですが、いっぱいある不安の中で、どれから手を付けたらいいのか、わかりませんよね。
そんな時は、一番大きな不安から対処していくのがおススメ。
「道は開ける」でおなじみ「デール・カーネギー」も以下のような名言を残しています。
まず難しい仕事から始めなさい。易しい仕事は、勝手に片付いていくだろうから。
カーネギーさんの言葉
私の場合、最初の赴任では一番の不安は「英語」だったので、とにかく英語を克服すべく、1点突破で勉強しました。
1日4時間オンライン英会話をやったり、英語漬けもいいところ。
やってみると、英語にソコソコ自信がついてくると、その他の不安も、まるで潮が引くように消えていった事を覚えています。
不思議なものです
不安の8割を占めていた「英語」をやっつけれてなければ、きっと途中帰任で日本に帰っていたでしょうね。
今は不安なあなたも、何か一つ、一番不安な事をピックアップして、それの解消に全力を注いでみてください。
きっと全てが上手く回りだします。
海外赴任のメリット
海外赴任にあたって、多くの不安はありつつも、海外ならではのメリットもあります。
ここでは、海外駐在員のメリットを列挙していきたいと思います。
- 語学力が向上する
- 柔軟な勤務時間
- 金銭面で有利になる
- 視野が広がる
- 家族の絆が強くなる
語学力が向上する
海外駐在員になって一番最初に悩み、苦しむ「英語」ですが、正しい努力さえすれば駐在生活を終える事には、実戦で使える英語力を得る事ができます。
これは日本で勉強していては、なかなか得られるものではありません。
と、言うのも、ネイティブの英語って、英会話教室とか学習教材で聞くほどクリアに発音してくれたりはしませんし。
スラングや、そもそも背景を知らないと理解できない言葉もたくさんあります。
そんな生の英語に、お金も払うことなく、毎日触れられる。
まさに駐在員の最大の特権
このチャンスをしっかりと活かせば、今後のキャリアにも大きく役に立つ語学力を得る事ができ、これは明確な海外赴任のメリット。
ただ、注意点は、駐在員は日本とのやり取りがメインになる事も多々あり、ただ海外に住んでいる、海外事務所で仕事をしているだけでは、英語に触れる機会は割と限定的です。
そのせいで英語が大して伸びる事も無く、駐在生活を終える人も多い。
つまり、海外駐在員となりネイティブといつでも触れ合える環境にあっても、自ら積極的に英語を話していく姿勢は必要です。
私もそうですが、長く住んでいる駐在員であっても英語を喋る機会を確保するために、継続してオンラインレッスンを受けている人も多くいます。
また、極まれにですが、あまりに英語が伸びなさ過ぎて途中帰任になる人もゼロではありません。
柔軟な勤務時間
駐在員の勤務時間は、一般的に日本と比べて柔軟なことが多いです。
私の場合、良いのか悪いのか、何時に始業しようが、誰からも何も言われませんね(笑)。
逆に、時差の関係で、深夜まで日本とのオンライン会議がある事も多々ありますが、その分、昼の時間は割と自由。
昼休憩中に散髪にいったり、ちょっと車のメンテナンスに行ったりしても全く問題ありません。
海外だと周りに頼れる親もいなかったり、家族が英語ペラペラとも限らなかったりするので、家族が風邪を引いた時など、家庭の都合で在宅勤務をしたり、ちょっと外出したりという事に対しては、会社も理解してくれます。
あと、出張とかも割と自由に入れれますね。
ウチの会社だと日本で働いていた時は、出張申請とか面倒なPaper workがあったのですが、今は行きたい時に割と自由に行ける。
この自由度は捨てがたいメリット。
まあ、その分、結果はしっかり残さないといけません(笑)
要は自由と責任ですね
慣れてくると、この勤務時間の柔軟性は捨てがたく、「今から日本に戻ってキッチリした時間管理の中で仕事できるのかな…」と、思った入りする事は多々あります。
金銭面で有利になる
「海外駐在員になると、すごく貯金ができる」と言う人もいますが、半分当たっていますが、半分間違っています。
そんなに多くは貯金できない
赴任する国にもよりますし、どれくらい遊ぶかにもよるので、一概には言えませんが、私の場合、台湾赴任時は割とお金が貯まりましたが、アメリカ赴任時は全くお金が貯まっていません。
アメリカ物価高すぎ
ただ、日本でずっと働いているよりは、貯金はできるでしょう。
というのも、海外駐在員の場合、一般的に家賃などは会社から補助が出ます。
その他、教育補助やハードシップ手当など、海外駐在員だけの特別手当があったりする事も。
これら補助がある事を考えると、手取りの給料としては、日本でもらっていた時よりは増える。
あとは、これを計画的に貯金に回していけば、普通に日本で働いているよりは貯金できるでしょう。
まあ、ウチの場合、旅行に行きまくってるせいで、妻に聞いたら昨年はギリ赤字だったそうです(笑)。
ダメじゃん
視野が広がる
駐在員になると、それまでより職責が上がるため、自ずと高い視点から物事を考えれるようになります。
また、同じように海外赴任している他社の駐在員との交流も増え、他社と比較することで自社の良い点、悪い点など、これまで気付かなかったところが見えてきます。
これに加え、日本とは異なる文化の職場で色々な考え方に触れる事ができるので、仕事だけでなく、人としての幅が広がると感じます。
そして、このせいなのかわかりませんが、多くの駐在員が帰任のタイミングで転職したりします(笑)。
転職してキャリアを上げている文化に慣れ、結果を重視する仕事スタイルがフィットする人にとって、旧来の日本の働き方は窮屈で、戻りたくないと感じる人は一定数いますね。
家族の絆が強くなる
頼る人もいない海外生活ですから、自ずと家族の絆は強くなります。
支えあわないとやっていけない
夫婦のどっちかが風邪になったら、動ける方が家事などをカバー。
子供が風邪ひいたら、四苦八苦しながら夫婦で対応。
言語学習なんて、家族全員で一緒に勉強するわけです。
たいがい、子どもの方が言語習得が早いので子供に発音を矯正されたり。
お父さん、発音変だね
あ、すみません…
とにかく、海外生活という日本と異なるストレスフルな環境を、家族一丸となって生き抜いていく。
日本だったら簡単にできるような些細な事に苦しみながらも、家族全員で乗り越えていっているという感覚が私は好きです。
海外赴任のデメリット
さて、ここまで海外生活のメリットを書き連ねてみましたが、もちろんデメリットもあります。
そんなわけで、私が感じる海外駐在員になる事のデメリットを書いてみましょう。
- 激務
- 親族に会えない、友人と疎遠になる
- 株式投資ができない
激務
勤務時間の自由度は高い駐在員の仕事ですが、仕事内容としては激務。
多くの駐在員は現地の仕事に集中するだけでなく、日本と現地のブリッジとしての役割が求められます。
そうなると、どうしても日本の動いている時間に会議をする事も多く、私の場合、時差のせいで深夜の会議が頻繁にあり、寝る時間もバラバラ。
一定の生活リズムで過ごすのが難しい。
また、よくあるのが日本と現地の板挟み。
「現地のことも知らずに好き勝手言ってきやがって」、「お前が来てやってみろ(OKY!)」と言いたい事も多々あります(笑)。
OKY!OKY!
長く海外駐在員をやっていて感じるのは、マジメ過ぎるとメンタルをやられるので、どっかで割り切って仕事をする事が大切。
私もストレスで蕁麻疹になったり、色々ありましたが、良いのか悪いのか、もう慣れてしまいました(笑)。
親族に会えない、友人と疎遠になる
親に気軽に会いに行けないというのは、割と大きなデメリットかなと思います。
「育児で親のサポートが受けれない…」とか言っているわけではありません。
どちらかと言うと、親が病気などになった時、すぐに駆け付けれないのがデメリットだと思います。
今は元気な親も、いつ大きな病気にかかるかわかりません。
「親が大きな病気にかかって介護が必要になったら、どうやってサポートしたらいいのか…」というのは、いつも頭の片隅に一抹の不安としてあります。
もっと言うと、先日、私の上司は父親の病気が急変し、急いで帰国したものの、残念ながら死に目には立ち会えなかったり。
そういう事も覚悟して赴任する必要があります。
また、最近はLineとかで簡単にやりとりはできますが、日本にいる友人、知人とは疎遠になりがち。
株式投資ができない
これは結構クリティカルな問題で、非常に辛いところです。
なんと、現状、海外在住者は日本の証券口座での取引ができません。
えー!
例えば「楽天証券」は常任代理人を設定しないといけなかったり、「SBI証券」は解約前提だったりします。
最近、日本では株式投資の優遇制度(積み立てNISAなど)がある中、それらを活用した資産運用ができない。
これは痛い
資産運用(株)したければ、現地で株式口座を開けばできますが、数年で帰国することがわかっているのに、わざわざ開くか…というと開かない人が大半。
私も何かしら海外にいながら株式運用する方法がないかと模索しましたが、これについては解決策は見つけれませんでした。
そんなわけで、海外で手取り給与が増えるメリットはあれど、それを最大限活かすための資産運用に制限があるのは、明確なデメリット。
海外赴任して良かったか?
海外赴任の主なメリット、デメリットを書き連ねてみたところで、海外赴任をしてみた私の感想(まだ赴任中だけど)は…
海外赴任して良かった!
ここまで書いてきた、海外赴任のデメリットは確実に存在しますし、赴任初期は言語問題でシンドイ、また、ストレスで蕁麻疹になったりもしましたが、総合的に見れば海外赴任して良かったと断言できます。
日本でいるだけでは感じる事のできない海外の生の文化に触れ、その中で揉まれる事で、赴任前の自分には無かったモノの見方ができるようにったからです。
また、いきなり現地の学校に放り込まれた子どもたちも、見よう見まねで何とか現地の学校についていき、困難な状況でも生き抜く力が養われている。
子どものサバイバル能力は本当にすごいもので、こうした困難に対応してきた経験が、必ず彼らの将来に役立つと確信しています。
まとめ
今回は海外赴任に不安を抱えるあなたに、海外生活の不安、実際に海外駐在をしてみて感じるメリット、デメリットを書いてみました。
海外での仕事ともなると、大変な事も多いのは事実です。
ただ、海外駐在を経験できるチャンスは誰にでも巡ってくるものではないので、もし目の前にチャンスがあるなら、ぜひ挑戦してください。
やってみないと分からない事って、いっぱいありますからね!
では、また。
コメント