こんにちは、みみたまボーイです。
望んでいないにも関わらず、アメリカに2回も赴任させられ、これまで、カリフォルニア州とオレゴン州に住んだことがあります。
そして、カリフォルニアでもオレゴンでも、現地アメリカの運転免許を取得してきました。

え、免許って州ごとなの?

そうなんだよね
アメリカでは免許証は州ごとに管理されており、州を跨いで引っ越しすると、新しく住む州の運転免許を取らないといけません。
とはいえ、州を跨いで引っ越すだけなら普通は「実技試験は免除で筆記試験のみ」で免許は公布されます。
ただ、私の場合、カリフォルニア→日本→オレゴンという経路で引っ越しており、カリフォルニア時代の免許証が期限切れになっていた事から、オレゴンでも筆記・実技の両方を受けるハメになりました。
おかげで、アメリカで2回も筆記・実技試験をフルで受けたレアな人間になれました。

目指してないけど(笑)
そんなわけで、無駄に2つの州でフルにアメリカの運転免許試験を受けた経験から、アメリカでの運転免許取得のコツをあなたにお伝えしたいと思います。
ちなみに、私、カリフォルニアでもオレゴンでも、筆記・実技共に1回で合格しているので、この方法を実践すればあなたも一発合格間違いなしです。

たぶんね(笑)
ちなみに、今、私の住んでいるオレゴン州は日本の免許を持っていれば、筆記も実技も無く、アメリカの免許に書き換えられるようになりました(私がオレゴンに引っ越してきた時は、このシステムは無かった)。
もし、あなたが引っ越す州も日本の免許から無試験での書き換えができるなら、とてもラッキーですよ!
では、いってみましょう。
居住者は国際免許証で運転できない?

まず、あなたに悲しい事実をお伝えしなければいけません。
アメリカに赴任する際、全ての駐在員・及び家族が「国際免許証」を持ってくると思います。
現地ですぐに車を運転しないといけないので、「国際免許証」は海外赴任の必須アイテム。
そして、多くの人が思っているんです。

国際免許証が切れるまでの1年の間に現地免許を取ればOK

No…
国際免許証の有効期限は確かに1年。
しかし、多くの州で居住者になった者が国際免許証で運転できる期間は1年ではありません。

な、なんだと⁉
例えば、私の住むオレゴンでは、国際免許証で運転できるのは「居住者となってから30日間」だけ。
領事館のHPでも明確に明記されています。
オレゴン州の居住者で運転する者は、居住者となってから30日以内に同州の運転免許証を取得することが求められています。
在ポートランド領事事務所HPより抜粋
ちなみに、カリフォルニアはもっと厳しくて10日。
カリフォルニア州法は、「州内に住居を定めた日から10日以内に州政府の発給した運転免許証を取得しなければならない」旨規定しています。
在サンフランシスコ日本国総領事館HPより抜粋
赴任後、たった10日で現地アメリカの免許を取得するとか、ほぼ無理なのですが、できるだけ早く取得する必要があるという事実に気付いてもらえればと思います。
とりあえず、筆記試験だけ受かれば仮免が発行されるので、それで凌ぐしかない。
いずれにしても、あなたに残された時間は、残念ながら長くはありません(笑)。
アメリカでの運転免許取得方法

続いて、アメリカでの運転免許取得方法をお伝えします。
この章では、筆記・実技試験を両方受ける場合を想定した運転免許取得方法を書いています。
日本の免許からの書き換えなど、簡易バージョンは後述します。
運転免許取得プロセス
アメリカで運転免許を取得するために受けなければいけない試験は「筆記試験」と「実技試験」。
そして、「筆記試験」を受ける前に、まずは「筆記試験の予約」をしないといけません。
- Pre-Application手続き
- DMVで筆記試験受験
- 路上試験受験(DMVか第三者機関)
筆記試験の予約方法(Pre-Application)
筆記試験はDMVで実施されます。
DMVというのは”Department of Motor Vehicles”の略で、運転免許や車の登録などを扱っている公の機関です。
現地人と話していると、「DMVの対応は最低だ」とか散々言われたりしますが、私、個人的には酷い対応を受けた事はありません。

別に普通
そんなDMVのホームページに行くと、アメリカ運転免許取得に向けた第一関門である「筆記試験」の予約ができます。
自分の住んでいる州のDMVのホームページにアクセスしてみてください。
私の場合だとOregon DMVにアクセスすると、以下のように予約画面に移って行く事ができます。

ただ、これを書いてしまうと、元も子もありませんが…

予約せず、飛込でも受けれる
そうなんです。
DMVは予約なしで飛び込みで行っても、筆記試験を受けさせてくれます。
ホームページから予約すると、2週間後しか予約枠が空いていなかったり、ひどい時だと2か月先とかしか空いていなかったりします。
そんな時は、多少の待ち時間を覚悟の上でDMVに直行しましょう。
朝イチとかアメリカ人は殆ど動いていないので、ほぼ待ち時間ゼロで筆記試験を受けれたりします。

よ、予約システムとは…
なお、予約するにしても飛び込みで行くにしても、1点だけ注意点があります。

余裕をもってDMVに行け
なんと、DMVの営業終了時間までに筆記試験に回答しきらないと強制終了させられます。
予約が4時半から取れるにもかからわず、5時になったら強制終了。

どーなってんねん
私、4時からの予約で行ったところ、DMVの窓口で…

5時に閉めるけど、それまでに回答できる?
と、衝撃の質問を受けたことがあります。
そんな質問するくらいなら、4時からの予約枠なんて最初から作らなければいいのでは?と思いますが、そこはDMVなのでしょうがありません(笑)
とにかく、DMVの閉まる1時間前までには筆記試験を開始できるように、早めにDMVに行きましょう。
筆記試験の攻略法
オレゴンの場合、筆記試験はDMVで機械の前に座らされ、選択式の問題35問中、25問以上正解すると合格。
「アメリカっぽいな」と思うのは35問全部解かないでも、25問正解した段階で「合格!」と表示されて試験終了。

効率的!
DMV内で顔写真を撮られて、仮免許が交付されます。
仮免許は当日紙で交付され、後日、登録した住所にプラスチックのちゃんとした仮免が届くという流れ。
初めてのアメリカでの筆記試験ともなると緊張はするでしょうが、正直なところ、筆記試験は簡単です。
しっかり準備すれば落ちる事はありません。

絶対大丈夫
筆記試験の勉強は、各州が発行している教本を読み込みましょう(オレゴンなら、これ→Oregon DMV Handbook)。
私が筆記試験は簡単だと言っている理由は、問題がネット上に落ちている、もしくは筆記試験用のアプリがあるからです。
そして、なんと本番はアプリなどで勉強した問題と一言一句、同じ問題がでます(少なくともオレゴンでは出た)。
ちなみに、DMVの機械は問題を日本語に変換もできるのですが、ヘンテコな日本語に変換されてわけが分からなくなるリスクがあります。
どうせ一言一句、同じ問題なら英語のままやった方が確実に合格できる、というのが私の感覚。
筆記試験のアプリは、こういうやつです→Oregon DMV Permit Practice
あなたの州のアプリも確実にあると思います。
実技試験(路上)の攻略法
筆記試験に合格すると、実技試験を受験できるようになります。
さすがに実技試験は予約が必要なので、オンラインで予約しましょう。
筆記試験に受かった時にDMVで実技試験の予約ができると良いのですが、窓口で「予約したいんだけど」と言うと、ネットでやれと言われます。

なんじゃそりゃ
実技試験の内容
実技試験は、試験官と一緒に車に乗り込み、DMVを出発。
近所をグルっと一周する間に、運転技術を確認されるのが一般的な試験方法です。
主な確認ポイントは以下。
- 一時停止(All stop含む)
- 車線変更
- ウインカー
- 路上駐車
- 速度(学校区など)
なお、試験官のチェックシートには、”Improvement area”と”Immediate Failure”の欄があります。
“Improvement area”は減点されるだけ。
Improvement areaの蓄積で落ちようと思ったら、相当な数のチェックが入らないと落ちないので、正直なところ、これはあまり恐れる必要はありません。
というか、これが理由で落ちるとしたら、本当に運転技術そのものに問題があるので、しっかり練習しましょう。

日本で運転してた人なら、まず大丈夫
我々が注意しないといけないのは、一発アウトの”Immediate Failure”!
本当に落ちます。
“Immediate Failure”で落ちた人、数知れず。
このファイルが実際の採点表です。
何が”Immediate Failure”か事前に確認しておきましょう。

実技試験の対策
実技試験は、駐在員や駐在員妻でも落ちる人が続出しています。

要注意!
2~3回くらい落ちたという人もいて、落ちるとナカナカ精神的に辛いところがあるようです。
運転技術が足りないというか、「指示が聞き取れない」、「慣れない道で失敗した」というのが大きな理由。
そんなわけで、実技試験に当たっての、私のアドバイスは2点。
- 都心部のDMVを避ける
- 想定ルートで事前練習
まず、都心部のDMVは避けましょう。
じつは、筆記試験と実技試験は同じDMVで受ける必要はありません。
都心部は車も多く、周りの車からのプレッシャーも感じつつの実技試験になるので、自信が無いなら避けた方が無難。
一方、田舎のDMVは実技試験のルートに車が殆どいないので、他の車を気にすることなく試験に集中できます。
私は初めてカリフォルニアで実技試験を受けた時は、あえて家から離れた「ここ人、住んでるの?」くらいの田舎のDMVで実技試験を受けて一発合格。

ビビりすぎだろ

受かれば良し
さすがにオレゴンの時は自信があったので、一番近いDMVで受けましたが。
2点目のアドバイスは「事前に予想されるルートで練習する」です。

これが一番重要
私の肌感覚では、事前練習をしておけば8割方は受かります。
予想されるルートを見つけれるかどうかが鍵で、私の場合、最寄りのDMV(Beaverton DMV)のDrive test routeとかで検索したら、ネット上で出てきました。
試験当日は、完全一緒ではなかったものの、9割同じルートで難なく一発合格!
この対策は非常に有効で、「そろそろ曲がるな」とか予想できるので、試験官の英語の聞き逃しも少なくなります。

言われる事、予想できてるからね
ちなみに、私はカリフォルニアの時も事前にルートを調べ、1週間前や前日に練習して一発合格。

ビビりすぎだろ

受かれば良し
裏ワザ:三者機関で実技試験を受ける
合法的に合格率を高める方法として、「DMVが委託している第三者機関で路上試験を受ける」という手段があります。
第三者機関は圧倒的に合格率が高い。
試験後に教官に対するアンケートがあったりして、悪い点を付けられると、教官もクビですからね。
評判悪いとお客さんも来ないし。

落とす気が無い
なお、みみたまボーイ妻は第三者機関で受け、教官が日本語を喋れるという奇跡に遭遇。
もちろん、一発合格。
第三者機関は試験料金が80ドルと、DMVの9ドルと比較すると圧倒的に高いのがデメリットですが、一発合格がほぼ確約されていると思えば、安いものです。

金の力で解決してる…
みみたまボーイ妻が受けた第三者機関はここ→Pacific Driver Education。
あなたの近所にもきっと第三者機関があるはずです。
第三者機関で実技試験に合格すると、データがDMVに送られるので、翌日以降にDMVに行けば正式な運転免許証が交付されます。
仮免と同じでDMVでは紙の免許が発行され、後日、正式な免許証が登録した住所に届く手はずです。
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アメリカでの運転で注意すべき事

これからアメリカで運転をするあなたに、私が感じる注意点をお伝えします。
アメリカでの運転で私がヤバいなと感じるのは、「太陽」、「夜道」、「雪」。
太陽が眩しすぎる
広大な土地を有するアメリカならではでしょうか。
遮るものも何もなく、日の光が直接ドライバーを襲ってきます。

死ぬほど眩しい
特に夕方に西に向かって運転する時は最悪です。
眩しすぎて本当に何も見えないレベル。

危険極まりない
更に辛いのは、太陽に向かって走らなければいいのかと思いきや、バックミラーに映る太陽ですら眩しすぎる。
なんなんだ、アメリカ。
そんなわけで、本当に事故に繋がる可能性があるので、アメリカでの運転ではしっかりしたサングラスは必須。
日本から持ってこれるなら、絶対持ってきた方がいいです。
もし日本から持ってこなかった…という人は、すぐに買った方がいいです。
夜道
夜道の何が嫌って、照明灯が無いんです。

めっちゃ、怖い。
日本は道路に煌々と光る照明灯があるじゃないですか。
アメリカは、照明灯が全然ありません。
オレゴンの幹線道路である「I-5」など、高速道路は、まだマシです。
照明灯は少ないものの、交通量も多いので何とかなる。
怖いのは田舎道、住宅街。最悪なのは山道。
自分のヘッドライトだけで進んでいきます。

車線すら見えない!
対向車がいない時は車線が見えにくく、対向車がいる場合は、すれ違うタイミングで車線が全く見えなくなる。
どっちも地獄。
更に、危険を感じてゆっくり走ってると、後ろから地元の車がプレッシャーをかけてくるので、ストレスたまる。
対策は難しいのですが、「そもそも夜道を避ける」、「プレッシャーを完全無視」の2つでしょう(笑)。
夜道の運転を避けろ
極力、夜に田舎道を走るのはやめましょう。
自ら危険地帯に飛び込む必要はありません。
走らず済むなら、走らない。
後ろからのプレッシャーを完全無視
山道は、携帯の電波の届かないところも多いので、事故したら本当にヤバいです。
しかし、安全のためにゆっくり走っていると、後ろから巨大ピックアップトラックが猛スピードでやってきてプレッシャーを感じる事が多々あります。

気にせず、完全無視しろ
安全第一ですからね。
とはいえ、後ろを大渋滞させるのは申し訳ないので、道の脇に寄れるときなどは、しっかり寄って、後ろの車に先を譲りましょう。
夜道のいいところ
アメリカの夜道が嫌いな私ですが、ひとつだけ好きなところがあります。

星がめっちゃきれい
街灯が少ない、全くないため、田舎に行くと星がめっちゃ綺麗に見えます。
オレゴンだとクレーターレイクに向かう山道とか、路肩に止まって空を見上げると、日本では見れない、満天の星空。
雪の恐怖
通勤など日常なら天気予報も確認しつつ、雪の運転に備えたり、回避したりすることもできます。
しかし、極まれに出くわすのが、旅行先などでの思わぬ雪。
私、グランドティトン国立公園に車で行ったのですが、途中の山道で雪がちらつき始め、超怖かったことがあります。
最初は気にならないくらいの雪だったのが、山頂に向かうにつれ徐々に強めの雪になる。
スノースタイヤでもなく、ここで立ち往生したら終わってしまう…という恐怖心に駆られながら、命からがら山頂を突破した、あの時の安堵を忘れる事ができません。
あとから知ったのですが、アメリカの多くの道路にカメラが付いており、ネット上でRoad Conditionを確認できます。
雪が降るかも、降ってるかも…という時は、事前にRoad Conditionを確認しましょう(オレゴンだと、このサイトで見れます→Trip Check)。
普段、雪が降らないところに住んでいるならスノータイヤまでは不要でしょうが、万一の予期せぬ雪に備えて、チェーンか雪用のタイヤカバーは車に積み込んでおいた方が良いですよ。

無いとマジで焦る
日本から持ってきても良し。
アメリカで買っても良し。
オレゴンでの運転免許証取得方法

ここからは、オレゴン州での運転免許取得方法詳細について書いていきます。
地域限定ですが、アメリカの他の州でも同じようなプロセスだと思うので、雰囲気を感じ取ってもらえればと思います。
オレゴンで免許を取得する方法
まず、我々日本人がオレゴンで運転免許証を取得する方法は2つです。
- DMVで筆記試験、路上試験をパスする
- DMVで日本の運転免許証から書き換え
みみたまボーイは①の方法で、筆記試験、路上試験に合格して晴れて運転免許証を取得しました。
一方、2022年11月から日本とオレゴンで運転免許試験の相互免除が開始され、②日本の運転免許証を持っていれば、筆記試験、及び路上試験無しでオレゴン州の運転免許を獲得できるようになりました。

朗報!
もちろん、これまで通り、①の筆記試験、路上試験に合格する方法でも、オレゴンの運転免許証を取得する事もできます。
日本の運転免許から無試験での書き換えが可能になった!
1年以内なら免許が切れてても、書き換えてもらえる
オレゴン州は、なんと寛大な州なんでしょうか。
なんと、日本の免許証の有効期限が切れていても、1年以内であればオレゴンの免許証に書き換えてくれるそうです。
日本とオレゴン州の間の運転免許試験の一部相互免除に係る協力覚書に基づき、日本の有効な運転免許証又は有効期間経過後1年以内の運転免許証を保有している方が、オレゴン州の運転免許証を取得する場合には、オレゴン州の法令に従い、運転免許試験のうち、学科試験及び技能のデモンストレーションを免除することになっています。
在ポートランド領事事務所のHPより

マジかよ…
運転免許証の種類
次に、オレゴンで入手可能な運転免許の種類を紹介します。

大型、普通、二輪免許とか?

No!「通常免許」か「リアルID」かの選択の話!
- 【通常免許】:運転免許として使用可能。アメリカで運転するだけならこれでOK。
- 【リアルID】:運転免許として使用可能、更にアメリカ国内線にパスポート無しで乗れる。
一見、リアルIDがお勧めかと思いきや、じつは通常免許の方がお勧めです。
- 発行手数料が安い(60ドル)。*リアルIDは+30ドル。
- 有効期間が6年と長い。リアルIDは2年。

リアルIDのメリットは「アメリカ国内線にパスポート無しで乗れる」だけ。
頻繁に更新に行くのも手間だし、家族(子供)がいると、国内線に乗る際に、結局、子供のパスポートは持っていかなければいけません。
そう考えると、通常免許で十分です。
じつは、最初、リアルIDにしようと思っていたのですが、窓口でも通常免許を強く薦められました。今思えば、確かに通常免許で正解。
通常免許で十分である。
日本の免許からオレゴン運転免許への書き換え
これからオレゴンに移住する人が、最も多くするであろう、日本の運転免許証からの書き換え方法を説明していきます。
この制度適用後に赴任してきた駐在員と一緒にやったので、この通りやれば確実です。
運転免許書き換えの流れ
日本の運転免許証からの書き換えは、以下の4ステップです。
- 書類の準備
- オンラインで事前申請
- DMVに行き、書き換え手続き
- 領事館で日本免許回収
①書類の準備
まずは書き換え申請に必要な書類を準備します。必要なのは以下の書類。
- 身分証明(パスポートでOK)
- 住所証明2通(自分宛ての郵便物)
身分証明書はパスポートで大丈夫です。I-94でも代用可能です。(I-94の記事はこちら)。
住所証明は、オレゴンに住んでいる事を証明する為に必要です。

そんなの無いよー
住み始めたばかりだと、郵便物自体が無くて困りますが、銀行、ガス、水道などユーティリティ関係の郵便物が使えます。

通常免許だと1通でいいけど、2通持ってる方が確実。
住所証明は、通常免許だと1通、リアルIDだと2通必要です。
通常免許だと1通で良いのですが、DMVの受付が、何を勘違いしたか2通出せとか言ってくる事があります。DMVで無駄な戦いをしないためにも2通持っていくのがおススメ。
②オンラインで事前申請
次に、DMVのサイトに行き、免許書き換えの事前申請をします(Pre-Application)。
下のリンクからDMVのサイトに入って申請してください。サクッとやれば10分、はじめてだと30分くらいかかるかもしれません。
DMVのサイトに入って、まずはClick hereを押して、次のページに行き、以下の手順で必要情報を記入していってください。
- License, Permit & ID部分の「Apply for a licence/Permit/ID cards」をクリック。
- 「このページはオレゴン在住者対象です…」といった一般的なページが出てくるだけ。Next。
- 「既にオレゴンの運転免許を持っていますか?」といったYes/ No質問に回答して、Next。
- 「名前」や「Social Security Number」を記入し、Next(SSNは必須ではない)。
- 「どの免許ですか?」と聞かれるので、Driver licenceを選択。「リアルIDにするか?」と聞いてくるので、Yes/Noで回答して、Next。
- 「死亡した時にドナーになるか?」「二輪は運転するか?」「軍人ですか?」のYes/Noに回答して、Next。
- 「住所」を記入して、Next。
- 「性別」などを記入して、Next。
- 「別の国の運転免許を持っているか?」と聞かれるので、日本の免許情報を記載して、Next。
- 画面上にPre-Applicationの画面になり、PDFも送られてきます。
Pre-Applicationが終わったら、紙を印刷してDMVに持っていけるようにしましょう。

③DMVに行き、書き換え手続き
Pre-Applicationを持って、DMVに行きましょう。

DMVの予約ってどうやるの?

予約しなくて大丈夫!
DMVですが…予約なしで突撃する事を強くお勧めします。
DMVのサイト内で予約可能なのですが、2か月後とか、かなり先まで埋まっています。
しかし、実際のDMVはガラガラ。
ポートランドダウンタウンでもない限り、待っても10分なので、予約なしで行った方が圧倒的に早いし、楽です。
Application完了後、次の日に行ってもいい。
DMVには予約なしで行こう!
持ち物チェック
DMVに行く前に、しっかり持ち物のチェックをしましょう。
- 身分証明書(パスポートかI-94)
- 居住証明の郵便物(2通)
- Pre-application
- 眼鏡、コンタクトなど(視力検査あり)
DMV到着~窓口での書き換え作業
DMV到着から書き換え手続きまでの流れは以下。
- 受付番号の書かれた紙を取る
- 窓口で必要書類を記入、追加質問に回答
- 窓口で視力検査
- 窓口で手数料支払い
- 免許の写真撮影
- 紙の免許を受け取る
1.入るとすぐに受付番号が出てくる機械があるので、紙を取る。自分の番号が呼ばれたら、窓口に行き、手続き開始です。
日本の郵便局のような感じです。
2.名前や身長、体重などPre-Application申請時に書いたような内容を再度書かされ、日本の免許証を回収されます(後日、帰ってくる)。
その後、手元の端末でいくつか質問(英語)に回答。「アルコールなどの影響で、運転に影響ありますか?」など。
ここで読み間違えて、Yesとかにすると、どうなるのかはわかりませんが、しっかり読んで回答してください。
3.備え付けの視力検査機で、視力検査。
見えたアルファベットを読んでいくだけです。最後にライトが点滅するので、左右どちらが光ったか、もしくは両方かを回答。
4.リアルIDか通常免許かを聞かれ、手数料の支払い。みみたまボーイは、ここでリアルIDと言ったものの、強く通常免許を薦められました。
5.DMV内の別の場所にあるカメラで免許用の写真を撮影をします。
6.しばらく待っていると、紙の免許を渡され、終了です。正式なプラスチックの免許は、1週間ほどで登録した住所(多くの場合、自宅)に送られてきます。
④領事館での日本免許回収
しばらくすると、DMVで回収された日本の免許を回収しに行きます。
回収場所は、DMVでは無く、ポートランドの日本領事館なので、注意してください。
回収できるようになると、領事館から在留届に登録した連絡先にメッセージが来ます。

免許を書き換えるあなたに注意喚起
日本の免許から無試験で書き換えとはいえ、現地の運転ルールは勉強しておいた方がいいですよ。

あなたの命の為に!
日本で運転していて、運転技術は心配ないでしょうが、ここはアメリカ。交通ルールは違います。
右側走行だったり、赤信号で右折できたり。
走っていれば慣れますが、慣れる前に事故したら終わりです。
- 右側走行
- 赤信号でも右折可能
- 踏切では止まらない
- All Way Stopは先に入った人から進む
- その他、色々
オレゴン運転免許筆記試験の教本へのリンクと、筆記試験の勉強ができるサイトを貼り付けておきますので、一度は見ておいてください。
事故したら本当に終わりなので、運転前にルールは把握しておきましょう。
最低限の交通ルールは勉強しましょう!
まとめ
今回は、アメリカで運転免許を取得する方法を徹底的に書いてみました。
運転免許の取得が、アメリカに来て最初の関門という人も多いと思いますが、しっかり準備していけば必ず一発合格できます。
がんばってください!
では、また。

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