こんにちは、みみたまボーイです。
入国審査って、なんかドキドキしませんか?別に悪い事はしてないんですけどね。
そんな、何度やってもドキドキする入国審査。
みみたまボーイが一番厳しいと感じる国があります。
「アメリカ合衆国」
今回はアメリカの入国審査で、みみたまボーイが別室送りになった実話をお届けします。
別室の雰囲気、突破方法、そして乗り継ぎフライトは…。
これから入国審査を控えるあなたの参考になれば嬉しいです。
では、いってみましょう。
アメリカの入国審査は厳しい
まず、一般的な話として、アメリカの入国審査は厳しめです。
みみたまボーイは、これまで十数か国は入国しましたが、大半は殆ど質問される事も無く入国できます。
しかし、アメリカは違う
10回以上入国していますが、毎回、結構質問される。
アメリカに入れて問題ない人物なのか見極めるために入国審査をしているわけなので、むしろ職務姿勢としては正しい。
こっちは困るけど
アメリカの入国審査は色々と聞かれる!
アメリカ入国審査で聞かれる内容
アメリカの入国審査では色々と聞かれますが、突拍子もない事を聞かれるわけではありません。
- 滞在目的
- 滞在先、期間
- 職業
- 勤務先
- その他
ただ、これらの質問に「答えれない」、「曖昧な回答をする」と別室送りになります(Secondary Inspection)。
審査官は、英語が話せない人の対応にも慣れているので、多少英語が苦手でも、ゆっくり話すなど、多少は歩み寄ってきてくれます。
ただ、それでも全く回答できないと「別室送り」です。
入国させていいか判断できないので…
回答があいまいな場合も同様です。
と、言いながら、「入国審査官の機嫌次第…」と感じる事もあります。
審査待ちしてると、明らかに別室送り率が高い審査官がいます。「3~4割は別室送りにしてるんじゃないか…」という人を見たことがあります。
駐在員で別室送り経験者ってどれくらい?
アメリカ駐在員ともなると、アメリカへの入国審査も相当経験があります。
そんな駐在員で別室送りを経験した人はどれくらいいるのか?
みみたまボーイの周りの駐在員12人に聞いたところ、なんと4人が別室送りを経験していました。
33%!
割と簡単に「別室送り」になります。
つまり、あなたが「別室送り」になる可能性も、十分あります。
怪しかったり、そもそも判断できないと容赦なく別室送りになる。
最も厳しい空港はサンフランシスコ国際空港
で、どの空港が一番、厳しいの?
SFOでしょ!
個人的に、アメリカで一番入国審査が厳しく、別室送りになる可能性が高い空港は「サンフランシスコ国際空港(SFO)」です。
みみたまボーイ自身が2回もサンフランシスコ国際空港で別室送りになっています。
他の駐在員に聞いても、多くの駐在員がサンフランシスコ国際空港で別室送りになっており、サンフランシスコ国際空港が最も厳しいか断定はできませんが、サンフランシスコは厳しめな印象。
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入国審査で「別室送り」になった話
ここからは、みみたまボーイが実際に「別室送り」になった話を紹介します。
じつは2回も別室送りになっていますが、ここでは1回目の話から。
あれは、E-2ビザでアメリカへの子会社への出向時の入国でした。
フライトは「成田→サンフランシスコ(入国)」、そこからアメリカ国内線に乗り継ぎ、「サンフランシスコ→ポートランド」です。
サンフランシスコ国際空港での入国審査
長いフライトを終え、ようやくサンフランシスコ国際空港到着。
これまでの人生で一度も「別室送り」の経験もないため、余裕で入国審査に向かう。
そして入国審査官と対峙。
Hello
Hello!
アメリカには何しに来たんだ?
仕事で来たぜ!E-2ビザだ。
数年滞在すると思うぜ!
そうか、会社名は?
XXX株式会社だ!
名刺を見せろ
このビザでは初めての入国だ。まだ出社もしてないし、名刺は無いぜ!
別室行きだー!
なんでだー!
ビザ書類も見せ、回答も明確にしてたつもりですが…名刺がないだけで「別室送り」。
素振りが怪しかったんでしょうか…
が、「別室送り」が宣告された段階で、どうする事もできません。素直に別室に行く事に。
ちょうど大統領選挙の真っ最中で、厳しかったのかもしれませんが…よくわかりませんね。
ちなみに、その審査官は高確率で別室送りにしていたので、運が悪かったのもあると思います。
そして、2回目の別室送りになった時も同じなのですが、別室送りになった理由は教えてくれません。
非常にモヤモヤした不安な気持ちで別室に行く事になります。
めっちゃ、不安…
- 別室送りになるかどうかは、運にも左右される。
- 別室送りの理由は開示されない。
恐怖の別室の様子
恐る恐る別室に入ると、そこには同じように別室送りにされた人々が多数いるではありませんか。
意外と多くの人がいて、なんか安心。
同じだ~
別室では写真を撮る事は禁止。そして、携帯電話の使用も禁止。
この段階でサンフランシスコ→ポートランドへの乗り継ぎまで、あと2時間。
これ、乗り継げるのかな?
会社に連絡しようにも、携帯電話の使用を禁じられており、どうする事もできない。
別室では再度審査が行われるが、審査官一人で大量の別室送りになった人の対応をするため、かなり時間がかかる。
同じように乗り継ぎが迫った人がいて、審査官に問い合わせる。
乗り継ぎ時間が迫ってるんだ。先に対応してもらえないか?
お前、なんで入国できる気になってんの?
つまり、「お前は入国できるかどうかも分からないのに、なにアメリカ国内線の話してんの?黙って待ってろ」という事です。
怖すぎる!
この時点で、みみたまボーイは乗り継ぎの事を気にするのはやめました。
第一目標を「入国」に切り替え!
ポートランドの空港に予約してあるタクシーに連絡とれないけど、もうどうしようもない。
すまん、タクシー運転手!
別室での入国審査
待つ事、1時間半。
ようやく、みみたまボーイの番です。
何を聞かれるのかと思いきや、ビザの書類を確認され、会社名を伝える等、入国審査と同じ内容。
同じことを回答したら、難なく突破。
なんで別室送りになったんだ…
別室送りになった他の人の審査も見ていましたが、しっかり確認されるものの、最後は突破していました。
- 別室送りになると数時間待つ
- ちゃんと説明すれば別室も突破できる!
乗り継ぎフライトには乗れず
サンフランシスコからポートランドへのフライトには、結局、間に合わず。
別室を突破した時点で残り15分あったのですが、もう手遅れでした。
ダメか―
しかたないので、航空会社のカウンターに行き、別便を手配してもらう。
幸い、同日のフライトを予約でき、タクシーもギリギリ予約変更できて助かりました。
2回目の別室送りを経験!
ビザタイプをE2からL1に変えて、韓国出張から帰国した時の事です。
なんとまたしてもSFOで別室送りを経験!
またSFOかよ!
今度は入国審査ではほぼ何も聞かれず。
「どんな仕事してるの?」に回答しただけ。
その後、なにやら長い間、資料をチャックして、コンピューターに何かを打ち込み。
ビザ書類とパスポートを手に取ったかと思うと、「別室へ行け!」。
なんでだー!
理由も不明のまま別室送り。
そして、別室では何も聞かれず、書類だけ確認されて解放されました。
なんで別室に送ったんだよ…
もう、運なんじゃないかと思います。
でも、二回も経験すると、別室に送られても全くビビらないですよ(笑)
3回目の別室送りを経験!
先日、陸路でカナダに旅行に行った帰りの事です、カナダ→アメリカの入国ゲートで、なんと3回目の別室送りを経験!
もう慣れたわ
3回目ともなると「またか…」くらいの感情で、何の恐怖も感じませんが(笑)。
ただ、今回はこれまでSFOでくらった別室送りとは違い、明確な理由がありました。
「I-94の更新」
I-94というのは、アメリカの出入国記録で、我々駐在員は2年に一度更新する必要があります。
空路で入国すると、都度自動で更新されるのですが、陸路だと通常は更新されないようです。
私のI-94は、まだまだ期限に余裕があり、今回更新する必要も無かったのですが、妻と娘のI-94が期限間近だった事で入国審査官から「更新していったら?」と言われ、更新するために別室送りになりました。
別室でしか更新できないらしい
そんなわけで、3回目の別室送りは明確な理由があり、過去2回とは異なり、すがすがしい気分で?別室送りになりました。
こんな別室送りもあるんですね。
「別室送り」への備え
正直なところ、「別室送り」になるかどうかは、審査官による部分も大きいと感じます。
「曖昧な答えをしない」など、基本的な対策はしましょう。
しかし、それでも「別室送り」になる可能性はあります。
そして、「別室送り」になると、その後のスケジュールに大きな影響を与えます。
みみたまボーイは「別室送り」事件のあと、「入国空港での乗り継ぎは3時間以上あける」ようにしています。
3時間が十分かわかりませんし、もちろん時には3時間未満のフライトしかない事もありますが「備えあれば憂いなし」。
乗り継ぎ時間に余裕のあるフライトにしましょう!
別室送りになる理由
別室送りになる理由は明かされないので、あくまで推測です。
じつは、みみたまボーイは少し前までE2ビザでアメリカで働いていました。しかし、数年前に諸事情でE2→L-1ビザに切り替え。
ただ、パスポートには、まだE2も残っていて、E2とL-1がひとつのパスポートに混在している状態です。
2回目の別室送りの時、入国審査では本当にほぼ何も聞かれず、審査官はただただ長時間パスポートを見ていました。
そして、何度かE2とL-1のページを見た後、別室送りの宣告をしてきました。
こいつ何で色んなビザで入国してるんだ?
複数のビザが同一のパスポートに混在していることが疑念を生んでいるような気もします。
ただ、明らかに別室送り率が高い審査官もいるので、運が悪いだけなのかもしれませんが。
まとめ
今回はアメリカの入国審査で「別室送り」になった実話でした。
正直、どうやったら回避できたのかわかりませんが、「別室送り」になっても、きっちり説明すれば突破できます。可能なら、乗り継ぎ時間に余裕あるフライトにしましょう!
では、また。
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