こんにちは、みみたまボーイです。
今回はアメリカでガソリンを給油する方法について書いていきたいと思います。
「アメリカのガソリンスタンドはセルフ給油なんでしょ?」
と、思ったあなた。
じつは、州によってはセルフが違法で、スタッフが給油しなければいけない州もあります。
私が住むオレゴン州も、つい最近までセルフが違法でした。
そして、最後に残ったセルフ給油厳禁な州はニュージャージー。
ニュージャージーがいつセルフ給油を解禁するか注目です。
また、今回の記事では「アメリカのガソリンスタンドでの日本のクレジットカードの使い方」や「節約術」など、知っておくと役立つ情報をまとめました。
アメリカではじめての給油…そんなあなたの参考になれば嬉しいです。
それでは、いってみましょう。
ガソリンスタンドでの給油方法
アメリカでのガソリン給油方法は2種類。
- セルフ給油
- フルサービス
アメリカの多くの州は「セルフ給油」スタイル。
オレゴンが2023年からセルフ給油を解禁したせいで、「フルサービス」なのは、ついにニュージャージー州だけ。
ニュージャージーは州法でセルフサービスが禁止されています。
スタッフが来るので、スタッフに給油したい旨を伝えましょう。
まず、給油タンクの位置確認
セルフだろうがフルサービスだろうが、ガソリンスタンドに行く前に車のどちら側に給油口があるか確認しましょう。
見分け方は簡単で、ガソリンゲージのところにある給油マークを見てください。
矢印のついている方が給油口のある方向です。
初歩的なところですが、レンタカーの時とか、ついつい確認忘れてしまうポイントです。
セルフでの給油方法
セルフサービスでの給油は簡単です。
日本とほぼ同じ
セルフの場合、スタッフと話すことも無く、入れて帰るだけですね。
ただし、日本のクレジットカードを使う場合は、お店の人と話す必要があります(詳細後述)。
- 給油場所に車を停める
- クレジットカードを読み取らせる
- ガソリンの種類を選ぶ
- 給油する
- ノズルを戻して終了
給油場所に車を停める
まずは給油場所に車を停めましょう。
通常、ガソリンスタンドには複数の給油ステーションがあります。
それぞれの給油ステーションに「1」「2」「3」など、番号が付いています。
あなたが日本のクレジットカードしか持っていない場合、給油ステーションの番号をお店の人に伝える必要があるので、給油ステーションの番号を覚えておきましょう。(日本のクレジットカードの使い方の章に飛ぶ)
クレジットカードを読み取らせる
給油ステーションに着いたら、車を降りて機会にクレジットカードを読み取らせます。。
ここではアメリカのクレジットカードという前提で書いていきます。
アメリカのクレジットカードの場合、多くの場合、Zip Code(郵便番号)を聞いてきます。
暗証番号の代わりなんでしょうかね。
自分の住んでいる場所のZip Codeを入力してください。
ちなみに、Zip Codeを要求してこない機械もあります。
ガソリンの種類を選ぶ
アメリカのガソリンの種類は3種類(レギュラー・ハイオク・プレミアム)です。
私はレギュラーしか給油したことありません。
- レギュラーガソリン「87」=”Regular”, “Unleaded”
- ハイオクガソリン「89」=”Plus”, “Super”
- プレミアムガソリン「93」=”Premiun”, “Supereme”
給油する
ガソリン種を選んだあとは、ノズルを取って給油するだけです。
ノズルをずっと持っておくのは疲れるので、給油ハンドルのところにあるストッパーを使うと手を離せるので非常に楽です。
ストッパーは、満タンになると自然に外れるので、ガソリンが溢れるといった心配はありません。
と、言いつつ、私は一度このストッパーを使って、ガソリンが満タンになった後に溢れた経験があるので100%の信頼は厳禁です。
めっちゃ焦った
その時は、幸い、虫の知らせなのか何なのか、嫌な予感がしてノズルの近くにいた事もあり、溢れた瞬間に対応できましたが、仮にボケっとしてたら終わってた…
まあ、そんな事もあり得ると思っておいてください。
ノズルを戻して終了
給油を終えたら、ノズルを元の場所に戻して帰るだけです。
レシートが必要な場合は、機械から出てきます。
フルサービスの給油方法
「フルサービス」の場合、スタッフが車のところまで来てくれます。
給油作業自体はスタッフがやってくれるので、車から降りる必要はありません。
- 給油場所に車を停める
- スタッフにガソリン種を伝え、クレジットカードを渡す
- クレジットカードが戻ってくる
- 給油が終わったらレシートを受け取る
スタッフにガソリン種を伝える
フルサービスのガソリンスタンドでは、自分で給油作業は一切しません。
スタッフが車まで来るので、ガソリン種を伝え、クレジットカードを渡しましょう。
ここでスタッフに伝える言葉は、みみたまボーイは「Regular, fill it up, please」です。
赴任直後に「Fill it up to full」だと言われましたが、長いので、シンプルに「Regular, fill it up」で終わらせています。
クレジットカードを受け取る
スタッフがすぐにクレジットカードを返しに来ます。受け取りましょう。
ここでは特に会話は無いですね。「Thank you」くらいでしょうか。
給油終わりでレシートを受け取る
給油が終わるとスタッフがレシートを持ってきます。もしくは、「レシートいるか?」と聞いてきますので、Yes, Noで回答すれば大丈夫です。
満タン以外の入れ方
基本的に満タンにすると思うんですよ。
でも、たまに満タンにしないケースがあると思います。
よくあるのはレンタカーで「返却時の給油不要(FPO, Fuel Purchase Option)」にしたものの、レンタカー返却まで持たず、ギリギリでガス欠になりそうな時。
満タンにする必要ないけど、入れないといけない
満タンにしたらいいだろ
もったいないだろ!
ケチだな(笑)
そんな時、「10ドル分だけ入れようかな…」とか思うわけです。
この場合、セルフなら自分が十分だと思ったタイミングで給油を止めてノズルを定位置に戻せばいいだけです。
フルサービスなら、最初から「10ドル分入れてください(Fill up 10 dollars, please)」と伝えればOK。
アメリカのガソリンスタンドで使う英語
セルフだと、誰とも話すことなく自己完結しますが、フルサービスの州や日本のクレジットカードを使う可能性もあるので、ガソリンスタンドで使うであろう英語をまとめてみました。
まず、店員から言われるであろう言葉から。
「窓、拭きましょうか?」とかは、ほぼ聞かれたこと無いですね。
- What can I do for you today?→「いらっしゃいませ」くらいの意味合い
- How much gas would you like?→ガソリン、どれくらい入れますか?
- Do you need a receipt?→レシートいりますか?
- Thank you. Have a nice day!→「ありがとうございました!」くらいの意味合い
続いて、客として使うであろう英語。
- Fill it up to full of regular, please.→レギュラー満タンでお願いします。
- Can I have 20 dollars worth of regular? →レギュラー20ドル分、お願いします。
- Hey, I’m at pump #1, full tank, please? →(レジで)1番に停めてるんだけど、満タンお願いします。
- Can I have a receipt on pmup No.1?→(レジで)1番の給油ですが、レシートください。
ガソリンスタンドでチップは不要
何年アメリカで生活していても、馴染めないアメリカのチップ文化。
レストラン、ホテルなど至る所でチップが発生します。
しかし、ガソリンスタンドではチップは不要です。
給油フルサービスのオレゴン州でさえ、ガソリンスタンドの店員にチップを渡している人は、ほぼいません。
通常の給油以上のことをしてもらったらチップを払う
基本的にガソリンスタンドでは「給油」されて終わりです。
ただ、ごく稀に、店員が窓ガラスを洗ってくれたりします(通常は自分で洗う)。
そんな時はチップを渡すこともあります。
1ドルだけだけど
とはいえ、そんな事が発生するのは1%以下の確率なので、基本的にはチップは不要。
「1ドルを持ってて、且つ窓ガラスを清掃されたら払う」くらいの気持ちで大丈夫です。
私、1度だけ窓を丁寧に拭いてくれた人に1ドルを渡したことがあります。
あと、「クリスマスとか特別な日にはチップを払う」人もいるようですが、私は渡したことはありません。
日本のクレジットカードを使う方法
まず、アメリカのガソリンスタンドであっても日本のクレジットカードは使えます。
私、1年ほど日本のクレジットカードで、ガソリンを入れていましたので、間違いありません。
ご安心ください!
ただ、毎回、レジに行かないといけなくて、ちょっと面倒なんです。
どういう事かと言うと、アメリカのガソリンスタンドは100%、コンビニのような店舗と一体となっています。
そして、日本のクレジットカードを使う場合、この店舗まで行って、レジで処理してもらう必要があります。
ここで必要なのが給油ステーションの番号です。
レジのスタッフに「1番の給油ステーション、満タンで!」というと、処理してくれます。
英語でいうと「Pump1, Full tank, please」とかですね。
これでレジで支払いが処理されるので、後はガソリンを入れるだけです。
レシートが欲しい場合は、ガソリンを入れた後にレジに行ってもらう事ができます。
- 日本のクレジットカードを使う時はレジに行く
- 給油ステーションの番号確認を忘れずに!
ガソリンを安く入れる方法
アメリカのガソリン価格は、一般的には日本より安いです。
と、言っても、州によって全然違います。
例えば、みみたまボーイが住んでいるオレゴン州だと、1ガロン=約4ドル(2024年6月)。
一方、カリフォルニア州だと、1ガロン=約5.5ドル(2024年6月)。
住んでる以上は「ガソリンを入れない」という選択肢も無いので、あまり気にしてもしょうがない気もします。
ただ、キャッシュバックアプリ等を使えば、ガソリン代を少しでも安くすることは可能です。
- アメリカのガソリン価格は日本より、ちょっと安い。
- キャッシュバックアプリで、安く入れることはできる。
アプリ併用でガソリンは断然安くなる
アメリカに住むなら、ガソリンアプリを使ってガソリン代を節約すべきです。
アプリを駆使する事で、1ガロンあたり4ドルのオレゴンで、最高で1ガロンあたり1.3ドルの割引を受けたりできます。
車社会で毎日のように車を運転するので、チリも積もれば…
無視できない!
私のお薦めは「各ガソリン会社のアプリ」+「GetUpside」の併用。
併用する事で還元率を最大化できますし、手間もかからないので、ぜひ併用してください。
なお、この節約法は”19 Ways to Save Money on Gas”でもトップ2として紹介されるくらい有効な節約方法です。
各ガソリン会社のアプリで節約
大手ガソリン会社のアプリで無料登録して給油していくとポイントが溜まり、割引価格で給油できるようになります。
例えばChevronだと初回登録でボーナスとして、1ガロン当たり1ドル割引を受けれます(3回給油)。
デカい…
初回ボーナス(3回分)を使い切っても、使っていれば自然とポイントが溜まっていきます。
無料なので、登録しない理由がありません。
以下のサイトから大手ガソリン会社の会員登録が可能です。
- Chevron:Chevron Texaco Rewards
- Shell : Shell Rewards
- Loves : Loves App
- Exxson : Exxson App
- 76 : 76 App
GetUpsideアプリで更にお得
各ガソリン会社の無料会員だけだと、ポイントが溜まるまでは割引を受けれません。
しかし、ガソリンアプリ「GetUpside」を利用すると、毎回の給油で割引を受ける事ができます。
割引率は毎日変わりますし、ガソリンスタンドによっても変わりますが、1ガロン当たり25セント割引くらいは、すぐ見つかります。
毎回5%以上の割引
Chevron、Shell、 Mobilなど、一通り大手をカバーしているので、このアプリをダウンロードしておけば基本的にはアメリカのどこに行っても大丈夫です。
私は車に乗る事が多いので、このアプリで5~10ドル/月はキャッシュバックを受けています。
塵も積もれば山となる
使い方は簡単で、ガソリンスタンドについてアプリを起動→Claimボタンを押して、給油が終わったら完了のボタンを押すだけ。
ガソリンスタンドによってはレシートのアップロードが必要なガソリンスタンドもあります。
詳しい使い方はこちらの動画をご覧ください。
完全無料なので、使って損はありません。
なお、紹介コードを使うと、初回給油時に通常の割引+15セントのボーナス割引が受けれてお得です。
初回給油時1ガロン当たり+15セント!
\登録・年間費、完全無料/
*紹介コード(referral code)は「CNSKMK」
一部のクレジットカードはキャッシュバックあり
もう一つ、ガソリンでキャッシュバックを受ける方法は、特定のクレジットカードでの支払いです。
以下のカードで支払うと3~5%のキャッシュバックを得る事ができます。
特定のガソリンスタンド(Shellだけとか)で適用されたりといった事があるので、注意は必要ですが。
- Citi Premier® Card: Best for Good Credit
- PenFed Platinum Rewards Visa Signature® Card: Best for Credit Union Card
- Citi® Double Cash Card – 18 month BT offer: Best for Fair Credit
- U.S. Bank Business Altitude™ Connect World Elite Mastercard®: Best for Small Business
- JetBlue Business Credit Card: Best for Gas & Transit
- Bank of America® Customized Cash Rewards Secured Credit Card: Best for Bad Credit
アメリカのガソリンスタンドの概要と注意点
アメリカでも日本と同じように大手企業が運営するガソリンスタンドが殆どです。
私の住むオレゴンでよく見る大手のガソリンスタンドといえば、Chevron、Shell、76あたり。
有名どころ!
もちろん、ローカルなガソリンスタンドもたくさんあります。
日本と同じで、ガソリンスタンドによって値段は違いますが、同じ地域であればそれほど違いは感じませんね。
ガソリンスタンドがある場所
アメリカの場合、主要都市を結ぶ大きな道路の出口などに、ガソリンスタンドがあります。
高速道路の出口付近に、その出口周辺にどんな商業施設があるかを表示する看板があるので、それを参考にガソリンスタンドを探しましょう。
もちろん、Google mapなどで「Gas Station」で検索しても出てきます。
困ったらググる!
幹線道路上には、かなり多くのガソリンスタンドがあるので、主要都市間の移動時にガソリンスタンドが見つからずガス欠というリスクは少ないと思います。
ガス欠リスクが高いのは荒野や山道
幹線道路や街中には多くのガソリンスタンドがありますが、荒野や山道になるとパタッとガソリンスタンドが無くなる時があります。
肌感覚で言うと、「60マイル(約100Km)ほどガソリンスタンドがない」という事もしばしば。
私も、一度、山道で給油ランプが点灯して、非常に焦った事がありますね。
山道の場合、電波が届かないケースも多々あるので、そこでガス欠になったら相当やばい事態になります。
助けも呼べない
早めに給油しましょう!
ガソリンスタンドは24時間営業が多い
アメリカのガソリンスタンドの多くは24時間営業です。
深夜ドライブでもガソリンスタンドが閉まっている可能性などを気にする必要はありません。
もちろん、すごい田舎に行くとかなら別ですが、大きな都市を結ぶような幹線道路を走る分には、全く心配不要です。
深夜のロングドライブは日常茶飯事!
アメリカは陸路でモノを輸送しまくっているので、巨大トラックが昼夜を問わず走りまくっています。
そういう産業を支える上でもガソリンスタンドは生命線なので24時間営業なんでしょうね。
深夜でもガソリンスタンドは開いている!
アメリカのガソリンスタンドで、できる事
ガソリンスタンドで給油するだけかと思いきや、じつは他にもできる事があります。
- 車を洗える
- 買い物、トイレ
- タイヤの空気圧補充
車を洗える
専用のCar wash設備を持っているガソリンスタンドがあり、給油後に洗車ができます(有料)。
これとは別に、給油ステーションにモップと洗剤が置いてあります(無料)。
そんなわけで、みみたまボーイは給油中にモップで窓ガラスとかを洗っています。
アメリカで住んでいるとロングドライブが多くて、すぐに車が汚くなるので、ガソリンスタンドでタダで洗えるのは非常に助かります。
結構な頻度で洗ってる!
有料の洗車みたいに綺麗にはなりませんが、窓ガラスに付着した砂などをキレイにできるので重宝します。
買い物、トイレ
ガソリンスタンドは必ずコンビニのような店舗と一体で存在しているので、飲み物や簡単な食べ物を買う事ができます。
幹線道路の出口にあるガソリンスタンドだと、マクドナルドといったお店と横並びの事も多く、給油ついでに腹ごしらえというのも可能です。
そして、何より店舗にはトイレがあります。
これは本当に助かりますね。
何度お世話になったか…
タイヤの空気圧補充
多くのガソリンスタンドにタイヤの空気圧を補充する場所があります。
ガソリンスタンドによっては無料だったりもします。
有料の場合でも1ドル~2ドルが相場です。
まあ、Costcoに行けばタダなんだけど
アメリカでの空気圧の入れ方に興味があれば、詳細はこちらの記事を参照ください→簡単無料!アメリカで空気圧を入れる方法
大手ガソリンスタンド一言レビュー
大手ガソリンスタンドと言えば、Chevron, Shell, BP(68), Mobileあたりでしょうか。
個人的に好きな順+一言レビューをすると以下のような感じです。
- Chevron:いっぱいあるけど、洗浄用のモップがイマイチ。
- Shell:アメリカでの存在感が薄いが、ガソリンスタンドは綺麗。個人的には一番好き。
- BP(68):キレイだけど、Chevron, Shellに比べて店舗数が少なめ。結構好き。
- Mobile:普通。すべてが普通。
まとめ
今回はアメリカのガソリンスタンド事情についてまとめてみました。
セルフ給油が違法な州もあるので、気を付けてください!
では、また。
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