こんにちは、みみたまボーイです。
アメリカ、台湾、再度アメリカと海外で生活する事、はや8年。
どの国に行くにしても、まず気になるのは「水」事情。
飲み水はもちろん、うがい、洗濯、お風呂など、水なしでの生活はあり得ませんからね。
そんなわけで、今回はアメリカに移住する事になったあなたに、アメリカの水事情をお届けします。
じつは、私は、初めてカリフォルニアに赴任した時、水道水を飲んだらお腹を壊すものだと思い込んでおり、スーパーで水を買っていました。
しかし、二回目のアメリカ赴任で気付いたんです。
じつは水道水は飲める
そんなわけで、今は普通に水道水を飲んでいます。
でも、州によって違うんじゃないの?
そんな疑問があると思いますが、水道水に関する法律があり、基本的にどの州の水道水も飲むことができます。
とはいえ、それでも不安でしょうから、この記事では私が実際に訪れて飲んだことのある州も公開します。
体で証明(笑)!
そして、「飲める」からといって、本当にそのまま飲んでいるのか、おいしく飲む方法はあるのかといった生活の知恵についても書いてみました。
では、いってみましょう。
アメリカの水道水は飲める
そのまま飲んでも大丈夫!
いきなり結論だな
アメリカの水道水は、そのまま飲んでも大丈夫です。
私はアメリカのオレゴン州に住んでいますが、間違いなく水道水は飲めます。
というか、毎日、飲んでる
アメリカは水道水に関する法律がある
アメリカ全土でみても、「Safe Drinking Water Act(安全飲料水法)」という法律があり、公共機関が供給する水の安全性が規定されています。
つまり、アメリカの水道水は、この法律に規定されている基準をクリアしており、安全に飲むことができます。
水の硬度は地域によって異なる
水道水の品質は一定の基準があるとして、水の硬度(ミネラル分)は、地域によって異なります。
一般的には内陸が硬度が高い(硬水)で、沿岸部は軟水となります。
日本は軟水なので、アメリカ内陸部に住むことになると、軟水と硬水の違いで違和感を感じる事はあるかもしれません。
水の硬度はこのサイトで調べる事ができます→Map of Water Hardness
とはいえ、私、ニューメキシコとかコロラドとかの水道水を飲んだこともありますが、全く違いがわかりませんでした(笑)
バカ舌か!
…
実際にアメリカの水道水を飲んでみた
今となっては水道水をガブガブ飲んでいる私ですが、1回目のアメリカ赴任の時は水を買っていました。
しかし、2回目のアメリカ赴任の際、「アメリカの水道水は飲める」という情報を得て、意を決して水道水を飲んでみる事に。
事前情報でイケるとは聞いていたものの、体質とかもありますし、若干ドキドキしながら飲んだものです。
ビビりだな
何も起きず、普通に飲めた
それからというもの、たまに水を買う事はあるものの、基本的には水道水を使用。
3年飲み続けて、体調不良になった事も無いので、少なくともオレゴンでは安定した品質の水が供給されていると考えて良いでしょう。
飲み物、料理も全部水道水を使える
お茶を入れたり、ご飯を炊いたり、歯磨きしたり、シャワーを浴びたり。
どれも水道水で大丈夫です。
子供が小さいと不安になる人もいるでしょうが、息子(赴任時7歳)も普通に飲んでいるので大丈夫でしょう。
ただ、詳しくは後述しますが、「飲める≠うまい」という点はご注意ください。
実際に水道水を飲んだことのある州
オレゴンのことはわかった、他の州はどうなんだ?
私、出張で東海岸にもよく行きますし、旅行大好きで内陸部(グランドサークル付近)も何度も訪れました。
そんなわけで、結構色んな週で水道水を飲んでいるので、これまで水道水を飲んだことのある州をリストアップしました。
まさに体をはって証明した「水道水が飲める州」の一覧です(笑)。
18州は体験済み!
- ハワイ
- アラスカ
- ワシントン
- オレゴン
- カリフォルニア
- アイダホ
- ワイオミング
- モンタナ
- ネバダ
- ユタ
- アリゾナ
- ニューメキシコ
- コロラド
- ミネソタ
- ウィスコンシン
- ニューヨーク
- マサチューセッツ
- コネチカット
- フロリダ
レストランで提供される水は「水道水」?
レストランで店員が持ってきてくれている「水」は、ただの水道水の可能性も十分あります。
知らずに水道水を飲んでたかも(笑)
コーラやスプライトを自分で注ぎに行く機械があったりすると、そこで濾過された水が提供されていることもあるので、必ず「水道水」というわけではありません。
ただ、水道水の可能性も割と高い。
アメリカのサイトでも、「水道水の可能性は十分あるよ!」と記されているので、間違いないでしょう。
I worked fast food, and any water we served came out of the soda fountain. It was filtered and was the exact same water that was used to make all the sodas. I would assume that’s true anywhere with a soda fountain. But a restaurant without a soda fountain would likely serve normal tap water.
Quoraより抜粋
実生活で水道水を「そのまま」飲んでいるのか?
ここまでで、アメリカの水道水はそのまま飲めることは理解して頂いたと思います。
しかし、「飲める」と「飲む」は別モノです。
え、どういうこと?
うまいか、うまくないか
実際のところ、私の周りに住んでいる駐在員は多くの場合、「飲み水は購入」、もしくは「ポット型浄水器」を使っている人が殆どです。
飲めるけど、まずいからな
あ、言っちゃった…
スーパーで売ってる水の種類
スーパーに行くと水が売っていますね。
いわゆるBottled waterというやつです。
ただ、このBottled waterにも色々な種類があり、アメリカでは、Bottled waterのカテゴリーは以下のようにわけられています。
- Spring water: いわゆる湧き水
- Mineral water: 天然水(ミネラル入り)
- Purified water: 水道水を追加精製(水道水そのものではない)
- Sparkling bottled water: スパークリングウォーター
- Artesian water: 井戸水
日常的に飲むとなると、買うのはSpring water, Mineral water, Purified waterのどれかになると思います。
大きな違いは、大元の水の供給源。
Spring water, Mineral waterは、自然の水。
Purified waterは、水道水。
す、水道水⁉
そうなんです、Purified waterは、大元は水道水なんです。
もちろん、水道水をただボトルに入れただけでは無いので、ご安心ください。
蒸留したり、ろ過したり、ブランドによって様々ですが、何らかの手法で精製はされています。
水道水そのものが飲めるので、追加精製されて、より安心ではあります。
とはいえ、アメリカで良く見るBottled waterランキングでは、やはり湧き水、天然水が上位にきています。
見る記事によって、どのブランドが1位になるかは変わるのですが、どれを見ても上位にいるのは「Fiji」。
そんな、みなさん大絶賛の「Fiji」は、果たしてどれほど美味いのか…検証してみました!
Bottled waterを飲み比べてみた!
スーパーで売っている色々な種類の水をまとめて買って、飲み比べをしてみました!
今回、私が飲み比べたのは以下の5種類+水道水。
- Fiji(Natural Artesian water)
- Evian(Spring water)
- ARROWHEAD(Spring water)
- LIFE WTR(Purified water)
- DASAN(Purified water)
- Tap water(水道水)
ネットで大絶賛されている「Fiji」と他の水に圧倒的な差が出る事を期待して飲んでみた結果…
違いがわからん(笑)
このバカ舌が!
す、すみません…
全部飲んでみましたが、ほぼ同じですね。
しっかり集中して味わって飲んでみたところ、どれもほとんど「味も香りもしない」。
味も香りもしないのは良い事だと思うんですよ、水なので。
ただ、今回飲んでみたBottled waterで違いを感じるかと言われると、全然感じませんね。
あまりに違いを感じなかったので、何度か集中して飲み続けると匂いなど多少違う気もしましたが、普段、そこまで集中して水を飲んでいる人はいない(笑)。
ただ、1点、唯一違いを感じた水があります。
水道水!
これは明確に違いがわかりました。
バカ舌の私でも、飲んだ瞬間、「匂うな…」と感じたので、やはり水道水とBottled waterの間には大きな違いがあります。
ただ、飲めますけどね、水道水も。
いずれにしても、最高品質と謳われている「Fiji」を含め、私の中ではBottled waterはどれを飲んでも同じという結論になりました。
そんな何を飲んでも大した違いも無いBottled waterで私が買っているのは「DASANI」です。
味は優劣をつけるほどの差が無いので、ここはもう販売している会社(ブランド)の信頼度に頼るしかありません。
その点、DASANIは世界最大の飲料メーカーである王者「コカ・コーラ」が販売元。
安心感がある
有名なエビアンとかでもいいですが、日常的に買うには高い。
その点、DASANIはお手ごろ価格。
これが飲料業界の王者の持つ「規模の力」でしょうか。
興味があれば一度「Fiji」も飲んでみてください。
私ではダメでしたが、あなたなら「違い」を感じ取る事ができるかもしれません。
なお、「Fiji」日本でも買えるようです。
「全米No.1プレミアム・ウォーター」という触れ込みで売ってるようですね。
まあ、間違ってはいない。
自宅で浄水器を使う人も多い
一般的に売られている水が、結局水道水をろ過しただけだったりするわけなので、自宅で浄水器を使っている人も多くいます。
こっちの方が、コスパがいい
私の周りの駐在員を見渡してみても、肌感覚で7割くらいは浄水器を使っていると思います。
あとの2~3割はスーパーで水を買ってる。
浄水器として有名なのはブリタ(Brita)ですね。
というか、「ここしか浄水器メーカー無いのか?」というくらい、みんなブリタの浄水器です。
他の浄水器メーカーがどうなのか、正直わかりませんが、みんなが使っているという安心感はありますね。
それに、お茶とか飲むときは、やっぱり浄水器で飲んだ方がおいしいです。
いや、おいしいと思い込んでいる(笑)
お前、バカ舌だからな
日本から持っていっても良し。
アメリカで買っても良し。
まとめ
アメリカの水道水は「まずいけど、飲める」(笑)。
そして、気を付けてスーパーで買っていたものが、結局のところ水道水だったという悲劇も…
では、また。
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