こんにちは、みみたまボーイです。
オレゴンに住む事、はや4年。
今回は、大河コロンビア・リバーと、玄武岩の絶壁が織り成すColumbia River Gorgeにある「マルトノマの滝」を紹介します。
Columbia River Gorgeの中でも1番有名な「マルトノマの滝」。
滝は二段で構成されていて、上から下まで、189mの落差はオレゴンNo.1。
オレゴンに住む人なら1度は訪れたことがあるのではないでしょうか。
ただ、この滝、駐車場から歩いて5分もあれば滝つぼまで行けるので、サッと見るだけなら15分で終わります。
しかし、じつは滝の頂上までのトレイルがあり、少し歩けば滝を上から眺める事ができるんです。
そんなわけで、今回はマルトノマの滝の紹介と、頂上までのトレイルの様子をお届けします。
往復で1時間半ほどの楽勝トレイルなので、せっかくマルトノマの滝まで行ったら、ぜひ挑戦してみてください。
では、いってみましょう。
マルトノマの滝とは?

「そもそも、マルトノマの滝って、どんな滝?」と、いう人も多いと思うので、ここではオレゴンの誇るマルトノマの滝について、詳しく書いていきたいと思います。
マルトノマの滝の概要

マルトノマの滝は2段に連なって流れ落ちる滝で、その落差はオレゴンNo.1。
なんと、189mもの落差があり、もし日本にあったら落差の大きい滝トップ20には入ろかというサイズ感。
雪解け水や雨で年間を通して安定した水量がありますが、冬から春にかけてが最も水量が多く、見ごたえがあります。
落差が大きいせいか、遠くから見ると細い滝のように見えますが、滝つぼに近づくと水しぶきが体にかかるほどの瀑布です。
また、季節によりその姿を大きく変えるのも人々を惹きつける理由の一つ。
春:雪解けとともに力強く流れる滝
春はマルトノマの滝が最も力強くなる季節。
冬の間に積もった雪が溶け、水量が一気に増加し、滝から放たれる水しぶきが霧のように周囲を包み込み、虹がかかることもしばしば。
新緑が滝の両脇を彩り、生命力に溢れています。
春は水流の迫力がピークに達し、滝のダイナミックな一面を楽しむことができ、私の一番のお薦めシーズン。
夏:華やかで穏やかな雰囲気
夏は滝の水量が減少し、穏やかな表情に変わります。
気温が上がり、滝の涼しさが強調され、心地よく感じれる季節。
周辺のハイキングコースに緑が生い茂り、コロンビアリバーゴージの全景を楽しめる絶好のシーズン。
観光客も多く、駐車場は予約制になります。
秋:紅葉に彩られる静寂の滝
秋は、何と言っても紅葉が見どころ。
滝の周りの木々が赤や黄色に色づき、自然が織りなす鮮やかなコントラストを楽しむことができます。
滝と紅葉のコラボレーションは息を飲む美しさ。
冬:氷に包まれた幻想的な姿
冬には滝の一部が凍りつき、幻想的な風景に一変。
凍った水滴が彫刻のように連なり、滝全体が静寂に包まれる姿は圧巻です。
寒さが厳しいため、防寒対策は必須ですが、観光客も少なく、静かな中で滝の壮大さを独り占めすることができます。
マルトノマの滝の場所

マルトノマの滝はオレゴン最大の都市、ポートランドから東に48㎞、1時間もかからず到着します。
風光明媚なColumbia River Gorgeの入り口付近に位置しており、Columbia River Gorgeを訪れる人が最初の観光地になるのがマルトノマの滝。
ハイウェイからマルトノマの滝の駐車場に入る事ができるなど、アクセスが抜群に良いのも人が集まる理由でしょう。
ただ、通常、ハイウェイの出口は右側なのに、マルトノマの滝だけ左側に出口があるのでご注意ください。
私はうっかり入りそびれてしまった事が…2回もあります(笑)。
反対車線と駐車場を共有するために、左側に出口を作ってるのだと思いますが、わかりにくい…。
夏場は駐車場の予約が必要
マルトノマの滝の駐車場はハイウェイ沿いにありますが、夏場は予約が必要になるので注意してください。

夏場っていつ?
2024年は5月26日~9月4日の期間、9時~18時まで間に駐車場を利用するなら有料です。
ただ、期間は毎年少しずつ違うので、駐車料金が必要かは、行く前に必ず確認しましょう。
なお、駐車場の予約はウェブででき、駐車場代はたったの2ドル。
このサイトから予約できます→Multnomah Falls (I-84) Timed Use Permit
ただ、9時~18時まで有料なだけなので、早朝に行けば無料で停めれますけどね(笑)。

やった事あり
マルトノマの滝の見どころ
マルトノマの滝の見どころは、もちろん落差。
駐車場からでも、その落差は感じ取る事ができますが、水しぶきを浴びれるくらいの距離まで滝に接近できるのも魅力のひとつ。
更に約1マイルの短いトレイルを歩けば、滝の上まで行く事もできるのでおススメです。
滝つぼから橋まで
駐車場から5分ほど歩くと、すぐに滝つぼに到着します。
滝つぼからは2段に分かれているマルトノマの滝の全景を見る事ができ、写真を撮るならここでしょう。
みんなが写真を撮っていて非常に混み合うので、滝だけのキレイな写真を撮るなら早朝に行った方が良いです。
7時台なら、殆ど人もおらず、キレイな滝の写真を撮る事ができます。
↓こんな感じでガラガラです↓

滝つぼから400mほど歩くと、滝の1段目と2段目の高さに位置する橋(ベンソン・ブリッジ)に到着します。
ここは第2の見どころですが、小雨程度の水しぶきがかかるので、覚悟していきましょう(びしょ濡れにはならない)。

多くの人が、このベンソン・ブリッジまで来て、写真を撮って帰っていきますが、このベンソン・ブリッジを越えて、どんどん歩いていけば、滝の上まで行く事もできます。
頂上までのトレイルの様子

滝つぼからベンソン・ブリッジを経由して、滝の上まで行けるトレイルがあります。
たった1.0マイルのショートトレイル。
ベンソン・ブリッジまで歩いている事を考えると、残りはたったの0.8マイル。

行くしかない!
滝の落差が189mですから、当然、それだけの勾配はありますが、往復で1時間半ていどです。
子供でも余裕です。
犬も登っていました。
ベンソン・ブリッジを越えると、コロンビアリバーと対岸を横目にトレイルスタート。
晴れていれば、コロンビアリバーゴージが綺麗に見えます。

トレイルには合計11のスイッチバック(ジグザグ)があるようですが、大小多くのジグザグがあり、どういう定義でスイッチバックにカウントしてるのか、全く不明。

少しずつ近づいてくる、滝の上部。

上まで着くと、展望ポイントがあり、滝を真上から見る事ができます。

意外と怖いアングル。
せっかくなので、動画でお楽しみください。
帰りは行きと同じ道を、ただ戻るだけです。
滝つぼ周辺にお土産屋さんがあるので、トイレに行きたければ、ここで行きましょう。

周辺観光地

「マルトノマの滝」の近くに、「クラウンポイント」と呼ばれるVista pointがあります。
コロンビアリバーゴージを一望できて、晴れていれば爽快です。
クラウンポイントの名前の由来となったであろう、建物が青空に映えていますね!

まったりとした時間が流れています。

まとめ
今回はオレゴンで最大の落差を誇る「マルトノマの滝」を紹介してみました。
ポートランドから近く、アクセスも用意。
マルトノマの滝を越えてコロンビアリバーゴージをドライブして、Hood Riverの街でMt. Hoodを眺めながら、海鮮を食べるのが定番です。
以上、数少ないポートランド周辺観光地でした。
では、また。


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