こんにちは、みみたまボーイです。
アメリカ生活も気づけば5年。カード社会のアメリカですが、ごく稀に現金が必要な場面があります。
しかし、その現金の中で、特に使い勝手が悪いお札があるのをご存じですか?
そう、100ドル札です。
私が初めてアメリカに赴任した際、大量の100ドル札を持ち込んだのですが、どこでも使えず途方に暮れることに…。
しかし、住み始めてみると裏技はあるもので、今では100ドル札を簡単に崩す方法を見つけ、ストレスなく使えるようになりました。
今回は、アメリカで「使いづらい」と感じる100ドル札を簡単に崩す方法を、私の経験をもとに分かりやすくご紹介します!
では、早速いってみましょう!
アメリカで100ドル札が使えない理由とその背景


100ドル札って駄目なの?
100ドル札に限らず、そもそも基本的に現金で支払う事が、ほぼありません。しかし、もちろん現金で支払う事もできます。
ただ、100ドル札は、本当に使いにくい。

一番ダメなお札!
アメリカで100ドル札を使う際の主なトラブル例
100ドル札を使おうとすると、色々と面倒なことが発生します。
- 受取拒否
- 透かしを入念に確認される
大量の偽札が出回っている為、店側は警戒しています。ジロジロと透かしを確認されたり、使うこちらの気分もいいものではありません。

かなり疑われる!
いくつか私が遭遇した事例を紹介しましょう。
そもそも受け取り拒否
アメリカ赴任後、はじめてマクドナルドに行った時の事です。
100ドル札が毛嫌いされている事も知らずに、大量に持っていた100ドル札で支払おうとしたところ、レジの黒人のおっさんが即受け取り拒否。

No! No! No!
状況理解も追いつかないまま、言われるがままクレジットカードで支払う…。店長とかに確認して使える事もあるようですが、店員も面倒なのか、即拒否される事が殆ど。
念入りに調べられ使えるハズが…
アリゾナにロングドライブしていた時、田舎町の小さなレストランでランチを食べる事に。ダメ元で「キャッシュでいい?」と聞いたら、「全然OK」と。
100ドルを出したところ、スタッフが透かしを含めて入念にチェック。
この頃には私も100ドルが使いにくい事を知っていたので、この辺は想定範囲内です。

使えればOK
スタッフの確認も終え、「お釣り持ってくるから待ってろ」と席で待っていたところ…

すまん、お釣りなかった

OMG!
あまりに現金を使う人が少ないのか、お店がお釣りを用意できず、100ドル札を使用できませんでした。それがアメリカ100ドル札の現実です。
50ドル札でも使えない!
ここまで100ドル札の話をしてきましたが、正直、50ドル札も同じ扱いを受けます(笑)。
タクシー、レストランで現金支払いをする場合、20ドル札以下で支払えるようにしておきましょう。20ドルは大丈夫です。50ドル札は微妙。

100ドルは論外…
大きな店なら50ドル札を受け取ってくれる可能性もありますが、ダメな可能性も高い。
100ドル札を拒否される理由を徹底解説
アメリカで100ドル札が毛嫌いされている一番の理由は「偽札の流通」。
2013年に新紙幣に変わり、3Dのセキュリティーリボンや、傾けると色が変わる鐘の図柄など偽造対策が施されましたが、いまだに使い勝手は悪い。
実際に、日本でも2017年に大量のアメリカ100ドル札の偽札が発見されています。
鑑定機ですら偽札である事を見分けれなかったようで、「そりゃ毛嫌いされるわ…」としか言いようがありません→(読売新聞:偽100ドル札が日本で見つかった)。
簡単&実践的な100ドル札の両替・崩し方

残念ながら100ドルを大量に持ってきてしまった時の対処法について書いてみましょう。
- 銀行で両替
- スーパーで崩す
- ATMで両替
銀行で両替する
銀行に行けば崩してもらえます。ただ、100ドル札を崩すために、わざわざ銀行の窓口まで行って崩すのは面倒なのでお薦めはしません。
もっと簡単な方法(スーパーで崩す)があるので、そっちを使ってください。
スーパーの自動精算機で崩す
これは、とても簡単で、目から鱗の裏ワザです。
なんと、スーパーの自動精算機(Self-checkouts)は100ドル札を受け付けてくれます。
正確には、両替しているわけではありません。しかし、少額で何か買って、100ドル札で支払えば、自然と20ドル札、10ドル札に崩されてお釣りが帰ってきます。

これ、めっちゃ楽!
店員に疑われる事も無く、透かしを確認される事も無く、100ドル札を崩すことができます。
そんなわけで、100ドル札はスーパーに行った時にサクッと崩してしまうのがお勧め。

ストレスフリー

スーパーに直行だ!
なんなら大量のコインも処理できる
もし、大量にコインを持っているなら、それも一気に自動精算機に突っ込んで処理できます。

やるな、自動精算機!
100ドル札を受け付けてくれるスーパー
私が100ドル札を崩した事があるスーパーを書いておきます(100ドル札を持ってきた出張者を使って実験した)。ここに行けば、まず大丈夫でしょう。
- Safeway
- Walmart
- Target
- Costco
- CVS
- Walgreens
ATMで両替
駐在員など、アメリカ銀行口座を持っている人なら、ちょっと面倒ですがATMで両替する事も可能です。
と、言うのも、ATMって入金も引き出しもできるじゃないですか。そして、引き出す時にお札の種類を選べるんですよね。
つまり、100ドル札を入金し、すぐに20ドル札で引き出せばいいんです。
カリフォルニア駐在時に持っていった大量の100ドル札を、最終的に私はこの方法で処理しきりました。アメリカの銀行口座を持っている、もしくは持っている友達がいれば、この方法もアリ。
そもそも100ドル札を入手しない方法
空港などで両替する際に、「100ドル無しでお願いします」と言ってしまいましょう。

そもそも100ドル札を手に入れなければOK
そもそも、アメリカでの支払いはほとんどクレジットカードなので、現金は100ドルも必要ありません。みみたまボーイも、この3年で現金を使ったのは20ドルくらい。
まとめ
ストレスフリーで100ドル札を崩したければスーパーに直行!
では、また。



コメント
コメント一覧 (1件)
ありがとうございました。今度ロサンゼルスに行くんですが、新しく両替せず、前回手持ちに残っていた100ドルを1ドル、5ドルに交換したかったので探していました。
これで銀行にいかず何とかなりそうな気がします。