こんにちは、みみたまボーイです。
これまでアメリカ、台湾に駐在してきました。
海外生活も、はや8年。
駐在員生活の中で「海外駐在員ってお金が貯まるんでしょ?」と聞かれる事が、たまにあるのですが、やはり他人の懐具合は気になりますか?
気になる、気になる!
ぶっちゃけちゃうぜ!
アメリカ、台湾で駐在生活を送った私の経験から言えるのは、お金が貯まるかどうかは「人による」、そして「赴任先による」という事。
正直なところ、台湾時代は割とお金も貯まりましたが、アメリカでは全く貯まっていません。
そんなわけで、今回は駐在員の懐事情をリアルに語ってみたいと思います。
では、いってみましょう。
海外駐在員の給与体系(うちの会社の場合)
海外駐在員になると、日本で働いている時とは給与体系が変わる会社が殆どだと思います。
みみたまボーイが働いている会社では、海外駐在員になると以下のような区分けで給与が振り込まれます。
- 海外給与
- 国内給与
- その他(家賃補助など)
海外給与
現地通貨で払われる給与。
アメリカなら「ドル」、台湾なら「元」で支払われる給与。
現地の銀行口座に振り込まれます。
みみたまボーイの勤める会社では給与総額から50%を海外給与、50%を日本給与(日本の口座に振り込まれる)といった具合に振り分けられます。
比率は柔軟に対応してくれますが、何も言わないと会社の定めた比率で海外/国内給与が割り振られます。
赴任先では、基本的にこの給与の範囲内で生活をする人が殆どでしょう。
国内給与
給与の一部は国内給与として日本の銀行口座に振り込まれます。
日本銀行口座に紐づいているクレジットカードの決済などがあるからでしょう。
なお、アメリカにいると殆どアメリカ発行のクレジットカード(アメリカ現地の銀行口座に紐づいている)しか使わないので、みみたまボーイにとっては日本の口座に振り込まれる意味は殆ど感じません。
台湾は、あまりクレジットカード文化では無いので、台湾時代も日本の口座に入れてもらっても…という感じでした。
ただ、家のローンの返済など、日本の口座に給与が振り込まれる必要性がある人も一定数いるんでしょうね。
その他
海外駐在員となると、生活するに当たって何かと補助がでます。
会社によって補助の対象は異なるでしょうが、ウチの場合は一定額の住宅補助があります(限度を超えたら自腹)。
他は、車の償却費用、子どもの教育補助費用、私や妻の語学学習補助(100%ではない)くらい。
車の償却費用は、本人と妻で2台必要だったりしますし、安くない買い物なので補助してくれているようです。
まあ、ウチの会社の場合、車の保険代を考えていないので、補助費用が全く車の償却に回っていきませんが…(アメリカでお金が溜まらない原因のひとつ)。
あと、台湾の時は2万円/月くらいの特別地区手当みたいなのがありましたね。
会社によっては危険地域に赴任すると「ハードシップ手当」というのがあるようです。
そんな危険なとこに行きたくないけど!
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海外駐在員がお金を貯めれる可能性
みみたまボーイの場合、日本の銀行口座に振り込まれるお金は殆ど使わないので、そっちは自動的に貯まっていきます。
単純に日本に振り込まれる月給×12が、そのまま貯まっていっていると言っていいでしょう。
周りの多くの駐在員も同じような感じだそうです。
とはいえ、そんなに多いわけでも無く、年間で100~150万くらいでしょうか。
後は、現地給与をいかに節約できるかが、駐在員がお金を貯めれるかどうかの勝負になります。
【悲報】アメリカは全然お金が貯まらない
みみたまボーイの場合、アメリカ駐在では、ほとんどお金が貯まっていません。
現地給与が、時にはマイナスになるくらいです。
え、そんなに物価が高いの?
と、言われると、それもあるのですが、正直なところ、旅行に行きまくっているのが響いています。
はい、自分のせいです。
旅行に行かず、家でご飯を食べたり普通に生活していれば、それなりにお金は貯まると思います。
しかし、せっかくアメリカにいると思うと、グランドキャニオンに行ったり、イエローストーンに行ったり、アラスカに行ったり、旅行欲が止めれません。
そして、家族全員で一回旅行に行くと、飛行機を使うと3000ドルとかが一気に吹っ飛ぶので、ホリデーシーズンなど冬場は赤字続きです。
真っ赤
休日の少ない春頃は家でおとなしくお金を貯めて、冬場に放出。結局年間の収支は、±ゼロか、ちょっとだけ貯まる…そんな生活です。
昨年はやりすぎてしまって、年間でもアメリカに振り込まれる給与だけ見れば赤字だった(笑)。
もちろん、日本に振り込まれる分があるので、トータルでは黒字ですが。
あと、家賃は補助があるものの、家の保険(リースでも必要)、車の保険が自腹で、車2台+家の保険で2000ドル前後飛んでいくのも、地味に痛い。
そんなわけで、アメリカ生活では日本や台湾の時は見向きもしなかったキャッシュバックサイトを使って節約したりしています。
日本で言うところの、ポイ活ですね。
涙ぐましい努力!
ポイ活というと、「チリツモで年間1万円くらい貯まったらハッピー」くらいの感覚の人もいると思いますが、本気を出したら年間10万円以上は貯まるので、割と大きな家計の足しになってきます。
やらないと相当損しますよ、アメリカは特に…。
台湾時代はお金が貯まりやすかった
アメリカと比べると、台湾時代はお金が貯まりやすい環境でした。
物価もアメリカより全然安い(日本より、ちょっとだけ安い)。
台湾でも旅行に行きまくりましたが、飛行機に乗らないといけないようなサイズの国土でもなく、旅行にそれほどお金がかからなかったのも、お金が貯まりやすい一因でしたね。
そんなわけで、お金が貯まるかどうかは「赴任先による」。
ただ、台湾にはアメリカには無い散財要因があります。
夜の街です。
みみたまボーイは家族帯同という事もあり、大人しくしていたので散財する事はありませんでしたが、単身赴任で来ている人の中には夜の店で散財している人もいました。
現地給与の全額を夜の店で使い切ってる強者もいましたね…
と、言う事で、「赴任先の地域としてはお金が貯まりやすくても、人によってはお金が全く貯まらない」という事はあり得ます。
もし台湾に旦那さんが単身赴任で行っていて、お金が全然貯まってなかったら、きっと外で遊んでいますよ(笑)
その他、海外駐在でお金が貯まりにくい要因
海外駐在員になってみて気付くのですが、日本に住民票がないとできない事が結構あります。
- 住宅ローン控除が受けれない
- 株取引ができない
幸い、みみたまボーイは家を買ってなかったので、住宅ローン控除が受けれず困る事は無かったのですが、家を購入してすぐに海外赴任という人も一定数いるので、その人にとっては辛いところです。
貯金はできても資産運用ができない…
一方、みみたまボーイ的には株取引ができなくなるのが非常に痛いと思っています。
基本的に多くの日本の証券会社では海外在住になると、株取引ができません。
口座クローズです。
資産運用は運用期間がモノを言いますからね。これは痛い。
もちろん、資産運用で失敗する可能性もあるのですが、そもそも運用の可能性を断絶させられるのが痛い。
みみたまボーイも泣く泣く取引していませんが、これは海外赴任の見過ごす事のできない大きなデメリット。
「VPNで繋いでしまえば…」と思う人もいると思いますが、これはバレる可能性があるようです。
まとめ
今回は海外駐在員はお金が貯まるのか?という、誰もが知りたい他人の懐具合について、台湾、アメリカと駐在員生活を過ごした経験から感じる事を書いてみました。
質素に暮らせばお金が貯まりやすいのは間違いありません。
でも、せっかく海外に住んでいるので、海外生活も楽しみたい。
みんな、そんな感じで散財していると信じています(笑)。
では、また。
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