こんにちは、みみたまボーイです。
オレゴンに住み始めて、早4年。
島国日本に生まれたせいか、時折、無性に海が見たくなり、オレゴンコーストに行ったりします。
オレゴンコーストは良いですよ!
太平洋を眺めながら、遥か先にある日本を想い、ただただ時間が過ぎるのを楽しんだり。
赴任地がアメリカの内陸じゃなくて良かった…と心の底から思いますね。
とは言え、オレゴンコーストと一口に言っても、北はアストリアから南はBrookingsまで約600Km。
どこに行ったらいいのやら。
そんなわけで、今回はオレゴンコーストを北から南まで5回はドライブした私が、オレゴンコースのお薦め観光地+アクティビティを徹底解説。
では、いってみましょう。
オレゴンコースト有名観光地マップ
まずは、オレゴンコーストで行くべき観光地をマップ上に示してみました。
位置関係の大まかなイメージを掴んでください。
それぞれの街の周辺観光地など詳細情報は、後ろの章で開設しますが、一言レビューすると以下の通り。
- Astoria:最北端の穏やかな港町
- Seaside:歴史あるビーチリゾート
- Cannon Beach:ランドマーク
- Depoe Bay:ホエールウォッチング
- Thor’s Well:秘境
- Oregon Dunes:オレゴンの鳥取砂丘
- Samuel H Boardman:絶景スポット
Astoria~古い港町~
まず、オレゴンコースト最北端の街「Astoria」を紹介します。
Astoriaはオレゴン州最古の街とも呼ばれ、近代化の波に飲まれる事も無く、古き良き雰囲気を保っています。
私は好きです
どことなくノスタルジックな雰囲気が心地よく感じるのは、私が歳を取ってきた証拠かもしれません。
そんなAstoriaで行く場所と言えば、以下の3つでしょう。
- Astoria-Megler Bridge:どこまでも続く長い橋
- Astoria Column:アストリアのランドマーク
- ダウンタウン散策:地ビール、シーフードなど
Astoria-Megler Bridge
Astoria-Megler Bridgeは、オレゴン州とワシントン州を繋ぐ6.6kmの長さを誇る橋。
私がAstoriaを訪れるきっかけになった橋です。
初めて写真を見た時「何コレ?」と見たい気持ちを抑えきれず、すぐに車を走らせた記憶があります。
訪れてみると、写真と違わず、向こう岸が見えないほどの長い橋に圧倒されます。
国道なので実際に車を走らせてみる事もできますが、橋の全景を眺める事ができるので、次に紹介するAstoria Columnから眺めるのがお薦め。
Astoria Column
Astoriaのランドマークと言えるのが、Astoria Column。
小高い丘に建っている塔でAstoriaを一望できる上に、Astoria-Megler Bridgeも綺麗に見る事ができます。
駐車料金(10ドル)が掛かりますが、Astoriaに来たら一度は行くべきでしょう。
Astoria Columnはそれほど大きくもないのですが、開放的な雰囲気に晒されるだけでリラックスできます。
街歩き
Astoriaのノスタルジックな、それでいて小洒落た街並みは歩いているだけで楽しくなります。
それほど大きな街では無いので、苦も無く端から端まで歩くことができます。
特に晴れた日にコロンビアリバー沿いを歩くとアシカが寝そべっている姿が見えたりしますし、リバーフロントのシーフードレストランも多く、行って後悔すること無し。
古き良き港町の雰囲気を存分に味わう事ができるでしょう。
また、一本道路を挟んで街側に行けばAstoria Brewery Companyなど有名な地ビールも楽しめます。
Astoriaは小さな街ですが、何度も行きたくなる魅力を持った街だと思います。
周辺観光地:Fort Stevens
Astoriaに行ったら、ついでに行ってほしいのがFort Steves State Park。
元々は南北戦争の時に建てられ、第二次世界大戦時には日本海軍の潜水艦による砲撃を受けているという、日本とも関連のある施設。
砦の遺構や第二次世界大戦時代の防衛施設を見ることができ、地元の歴史について学べる博物館も併設されています。
なぜか、ディスクゴルフができるので、海に向かって思いっきりディスクを投げてみるのもいいかもしれません。
Seaside~最古のビーチリゾート~
Astoriaから車で南下する事、30分。
3マイル(約5Km)ほど白い砂浜が続くオレゴンコーストきってのビーチリゾート。
小さなブティックやアンティークショップも並ぶ、オレゴンコーストを代表する街。
小さいながら水族館もありますね。
さて、そんなSeasideは歴史的にも重要地点。
太平洋へ陸路で抜ける道を発見した、あの有名なルイス&クラーク探検隊の最終地点で、街の中心にはブロンズ像が立っています。
まあ、私が初めて行った時は、そんな歴史も知りませんでしたが(笑)。
誰だよ、お前?
そんなSeasideでやる事と言えば、以下の3つ。
- ビーチを駆け回る:開放的!
- シーフード堪能:有名レストラン多数
- ダウンタウン散策:アンティークショップ、水族館など
ビーチを駆け回る
一応、ビーチリゾートなので、シーサイドに着いたら、まずはビーチに行きましょう。
ビーチには特別なものがあるわけではないですが、砂浜に入ってから海までの距離が結構長く、人は多くても混み合っている感じも無く、爽快です。
夏場は、白い砂浜と太平洋、そして見上げれば大空という解放空間。
仕事とか完全に忘れる(笑)。
癒しの極致
シーフード堪能
オレゴンコーストの街は、どこに行っても美味しいシーフードは食べれますが、一番お店が充実してるのがSeasideの街だと思います。
しっかりしたレストランから、気軽に食べれるレストランまで。
どこも良い雰囲気で、来るたびに違う店にチャレンジする楽しみがあります。
私がこれまで行った中でお薦めは以下の3つ。
1. The Crabby Oyster
- 特徴: 地元の海産物を使ったカジュアルなダイニング。特に新鮮なカニ料理やシーフードプレートが評判。
- 魅力: 地元の雰囲気を醸し出していながら、気軽に入れる。
2. Mo’s
- 特徴: オレゴン沿岸部で有名なシーフードチェーン。クラムチャウダーが特に人気で、家庭的な雰囲気が特徴。
- 魅力: 本格的なシーフードを楽しめるわりに、財布に優しいお値段設定。
3. Norma’s Seafood & Steak
- 特徴: 新鮮なシーフードとステーキが自慢のレストラン。伝統的なアメリカンスタイルの料理が楽しめる。
- 魅力: 地元産の素材を活かした高品質な料理。サービスもしっかり。
ダウンタウン散策
ダウンタウンに数多くのブティックがあり、アンティークショップもあり、うちの妻はいつも満喫しています。
そういえば、アウトレットモールもありますね。
ショッピングに興味のない私と息子は、いつもビーチで遊んでいますが(笑)。
ちなみに、Seasideには水族館があるのですが、非常に小さな水族館で目玉はアシカへの餌やりくらいです。
水族館の詳細はこちら↓
Seasideに行く時の注意点
Seasideはオレゴンコースト屈指の人気スポットのため、非常に混みます。
公共駐車場はあるものの、昼以降に行くと、満車になっている事が殆ど。
店が始まる朝方に行くのがおススメです。
Cannon Beach~ランドマーク~
続いて、オレゴンコーストのランドマークを通り越して、オレゴンのランドマークかもしれないのが「Cannon Beach」。
太平洋に臨む巨大な一枚岩「Haystack Rock」が絵になります。
Cannon Beach自体は「Haystack Rock」がメインで、他のアクティビティは皆無ですが(笑)、ダウンタウンには有名なPelican Brewingや、Sleepy Monk Coffeeがあるので立ち寄ってみてください。
Cannon Beachでやる事と言えば以下3つ。
- Haystack Rockに最接近:ほぼ、これがメイン
- Pelican Brewing:地ビール好きなら
- Sleepy Monk Coffee:個人的にはオレゴンNo.1コーヒー
なお、Cannon Beachに降り立って、Haystack Rockを間近で見るのは必須ですが、近くにあるEcola pointからHaystack Rockを遠目で眺めるのもオツなものです。
Ecola pointの方が混んでなくて、私はお薦め。
なお、Cannon Beachから車で1時間ほど南下するとチーズ工場で有名なTillamookがありますが、その付近にあるThe Fish Peddler at Pacific Oysterの生ガキが最高にウマいので、是非立ち寄ってみてください。
Cannon Beachの詳細記事はこちら↓
Depoe Bay~鯨を見るなら~
続いて、Cannon Beachから南下する事、2時間半で到着するのが「Depoe Bay」。
ホエールウォッチングで有名で、シーズンさえ間違えなければ、ほぼ100%鯨を見る事ができます。
なお、近くにはオレゴン最大の水族館のあるNewportの街やオレゴンの秘境「Thor’s Well」もあります。
街のサイズとしてはNewportがこの辺で最大なので、泊まるならNewportでしょう。
ホエールウォッチング
ベストシーズンは6月~9月で、このシーズンに行けば非常に高確率で鯨と遭遇できます。
見れるのは太平洋を回遊し散る「Gray whales」。
ホエールウォッチングツアーが開催されているのでネットで検索して予約しましょう。
私が使ったことがあるのはWhale’s Tail Charters。
こんな感じのゴムボートで鯨と対決です。
遠くに鯨が見えるだけかと思いきや、思いのほか近くに現れる鯨。
こんな小型船に当たりでもしたら、ひとたまりも無く、急に怖くなる私。
やべーよ
余裕の船長。
あー、いるねー。
この距離感!
船酔いすると辛いので、酔い止め必須。
Newport
オレゴンコーストの北側ならSeaside、南側ならNewportという感じで、私の中ではオレゴンコーストの2大都市なのが「Newport」。
Seasideは洗練されたビーチリゾートなのに対し、Newportは港町の素朴な雰囲気を残した街。
どちらも魅力的ですが、私はNewportの方が好きですね。
そんなNewport、家族連れならNewportの「Oregon Coast Aquarium」がおススメ。
オレゴンコーストを象徴する海洋生物や自然環境を体感できる観光スポットになっており、魅力は以下の4点。
- 水中トンネル: サメやエイが頭上を泳ぐトンネル型の水槽。
- 地元の海洋生物: ラッコやアシカ、タコなど、オレゴン沿岸に生息する生物を間近で観察。
- タッチプール: 子どもから大人まで楽しめるタッチプールや展示で、学びながら楽しめる。
- 自然と調和したロケーション: 太平洋を眺めながら海洋環境への理解を深められる絶好の環境。
家族連れや自然好きな方には特におすすめで、美しいオレゴンの海の魅力を一度に堪能できる場所になっています。
Thor’s Well
オレゴンの秘境と言えば「Thor’s Well」。
満潮の時に行くと海が大地に飲み込まれていく、何とも奇妙な姿を見る事ができます。
昔、クレーターレイク国立公園の帰りにThor’s Wellに立ち寄った事があるのですが、息子曰く「Thor’s Wellの方が良かった」との事。
そんなオレゴンの秘境の詳細はこちら↓
Oregon Dunes~オレゴンの鳥取砂丘~
オレゴンコーストの中央~南部にあるメインスポットと言えば、Oregon Dunesでしょう。
Oregon dunesは、オレゴン州の中央海岸に広がる全米最大級の沿岸砂丘地帯。
高さ46m以上の場所もある、約40マイル(約64km)にわたって続く自然の驚異です。
アクティブに楽しむもよし、静かに自然と向き合うもよし、訪れる人それぞれのペースで楽しめるのが最大の魅力です。
Oregon Dunesの魅力
- アクティビティの豊富さ
- オフロードビークル: スリル満点のATVライドで砂丘を駆け巡るアクティビティ
- ハイキング: 静けさの中で砂丘や湖を歩くトレイルもあり、自然をじっくり楽しめる
- サンドボーディング: ソリで砂の斜面を滑り降りる
- 絶景と写真スポット
- サンライズやサンセット時の砂丘は幻想的
- 自然と調和したキャンプ
- キャンプ場やRVパークが充実しており、満天の星空を眺める事ができます
Oregon Dunesに初めて行った時は、あまり期待していなかったのですが、着いてみると目の前に広がる砂丘に一瞬で圧倒されました。
砂丘を見るなり駆け出す子供たち。
砂に足を取られながらも砂丘を登ると、見渡す限りの砂、砂、砂!
はるか向こうに、太平洋を辛うじて見る事ができますが、あんなとこまで歩ける気がしません。
海まで行こうよ!
無茶言うな!
どんどん進む子供たち。
最終的に海まで歩きましたが、飲み物を持ってなかったら干からびて死んでいたと思います(笑)。
Samuel H Boardman
Oregon Dunesから更に南に2時間ドライブし、ようやく辿り着くのがオレゴンコーストの南の果て「Samuel H Boardman」。
オレゴンコーストの中でも特に息をのむような絶景が広がるスポットです。
約12マイル(約19km)にわたる海岸線には、切り立った崖、奇岩、そして静かな入り江が点在。
どこを見ても絵になる景色が広がります。
見どころは以下の4点。
- Natural Bridges: 自然が作り出した岩のアーチが海に架かる様子が圧巻
- Arch Rock: 夕日に照らされるとさらに美しい
- Secret Beach: 潮が引いたときにのみアクセス可能なため、特別感あり
比較的混雑していないため、静かな環境でオレゴンコーストの真の美しさを堪能できます。
まとめ
今回はオレゴンコーストの魅力を北から南までギュッと詰め込んだ記事を書いてみました。
pacific northwestに位置するオレゴンの利点を生かして、太平洋を片手にドライブしてみてはいかがでしょうか?
では、また。
コメント