こんにちは、みみたまボーイです。
アメリカ駐在生活もはや4年。
先日、ウチの事務所に、5名も新しい駐在員が赴任する事になり、みんなで「アメリカでスマホを使うなら、どの方法がお薦め?」という議論になりました。
駐在員本人は、多くの場合、会社からスマホが支給されるのですが、悩むのは「帯同する家族のスマホをどうするか」ですよね。
と、いう話をしていたら、「これって出張や旅行でも使えるよね」という事で、旅行から海外赴任まで全てをカバーできるアメリカでのお薦めのスマホの使い方をまとめてみました。
アメリカでのスマホ失敗談も含め、実際に住んでる駐在員の経験に基づく、アメリカでも快適に携帯電話を使える方法をご覧ください。
では、いってみましょう。
アメリカでスマホを使うベストチョイス
まず、結論は、アメリカ旅行なら海外SIM/eSIM、アメリカ駐在なら現地格安SIMにしておけば、間違いありません。
旅行なら海外SIM/eSIMが最適
旅行でアメリカに来てスマホを使うなら、海外で使えるSIM/eSIMを利用するのが、簡単でお薦め。
その中でも、一番簡単なのは、eSIM。
物理的なSIMを差し込む必要すらない
その他の選択肢として、国際ローミング、ポケットWifiなどありますが、高かったり、別でWifiを持ち歩いたり、何かとメンドクサイ。
それに比べて、SIM/eSIMは以下のメリットがあります。
- オンライン手続き~開通で、すぐに使用できる(現地からも可能)
- 安い
- eSIMなら、そもそも紛失リスクも無い
もし、ポケットWifiなど、他の方法と比較したければ、「旅行で海外SIMが最適な理由」の章で徹底比較しているの参照してください。
お薦めのeSIM
「eSIMはどれを選べばいいか、わからない!」とよく聞きますが、eSIMを選ぶコツは「費用・契約期間の柔軟性・容量」。
SIM大手の比較表を作ったので、あなたにベストなeSIMを契約していってください。
お薦め度 | プラン | コメント | ||
airalo | ・1GB/7日/$4.5 ・2GB/15日/$8.0 ・3GB/30日/$11.0 ・5GB/30日/$16.0 ・10GB30日/$26.0 (セールで$13の時も!) ・20GB30日/$42.0 (セールで$21の時も!) | 最大手 豊富なプラン セール期間にあたればラッキー | ||
trifa | ・1GB/7日/$7.1 ・3GB/15日/$18.3 ・10GB/31日/$57.5 | バランス型 | ||
【Glocal eSIM】 | ・無制限/15日/5,980円(約$42) | 15日契約のみ 実質容量無制限 | ||
Nomad SIM | ・2GB/30日/2600円($18) ・5GB/30日/5200円($37) ・10GB/30日/8900円($37) | 30日契約のみ | ||
TRAVeSIM | ・6GB/15日/3980円($28) | 15日契約のみ |
ちなみに、私にとっての最重要項目は「容量」です。
目安は2週間の旅行で5ギガあればマップを使いまくってもお釣りがきます。
と、言いつつ、私だったらGlocal eSIMにしますね。
「容量とか気にして旅行したくない」という、怠惰な理由からです(笑)。
数ドルをケチって使えなくなるリスクは取りたくないので。
無制限で安心なのはGlocal eSIMだけ!
\最短で当日から使える/
駐在なら現地格安SIM一択
続いて、「海外赴任でアメリカに住む」となった場合は、現地格安SIMが最適解です。
- 日本で契約するSIM/eSIMより安い
- 通信が安定する(特に田舎で)
アメリカで利用できるスマホ契約を日本で行う事も可能です。
例えば、大手のHanacellさんの場合、米国内通話使い放題、高速データ2GB、テキスト使い放題で月額49ドルです。
一方、アメリカ格安SIM「Tello」なら10ドル。
比べるまでもない
アメリカの格安SIMでお薦めは、契約プランに柔軟性もあり、料金も激安の「Tello」。
他の現地格安SIMと比較しようと駐在員にアンケートを取ったら95%がTelloだったので、もうTelloでいいと思います。→詳細は「駐在なら現地格安SIMが最適な理由」の章をご覧下さい。
紹介リンクから申し込めば10ドルも割引!
\eSIMもあるよ/
紹介コード「P3JZDNGH」
旅行で海外SIMが最適な理由
この章では、旅行でアメリカに来てスマホを使う方法を徹底比較していきます。
アメリカでスマホを使う方法
まずは、アメリカでスマホを使う方法を一覧にしました。
あなたがアメリカ旅行でスマホを使うなら、この中のどれかを選択する事になります。
- 日本のスマホを国際ローミング
- アメリカでスマホを契約
- 日本でSIM/eSIMを契約
- アメリカで現地SIMを入手
- ポケットWifi
スマホ利用方法の比較
アメリカでスマホを使用する方法のメリット・デメリットを比較してみました。
SIM/eSIMが一番楽なのが、一目瞭然ですね。
お薦め度 | 入手難易度 | 費用 | 通信安定度 | 利便性 | コメント | |
国際ローミング | 日本携帯高額過ぎる | |||||
SIM/eSIM | ベストバランス | |||||
Ahamo/楽天モバイル | 既に使ってるなら、そのまま使えばOK | |||||
現地SIM | 現地に着いてから英語で契約するのが面倒 | |||||
ポケットWifi | 持ち運びが面倒 |
日本で契約できるeSIMは、入手の手軽さ(即日)、利便性、値段の面で申し分ありません。
唯一のデメリットは田舎で通信が不安定な事くらいですが、旅行ではそれほど気にならないでしょう。
また、通信を極力安定化させるにはアメリカ現地のSIMを使うしかないものの、英語が堪能な人でない場合は、詳細な契約内容を確認できないため、おすすめできません。
まあ、旅慣れていれば現地SIMの入手は難しくないものの、そこまで頑張るほど日本で入手できるeSIMは、アメリカで不安定では無い。
それに…
国立公園とか、どうせ現地SIMでも繋がらない(笑)
例外はAhamo、楽天モバイル
海外旅行、出張ならeSIMを契約していけば間違いないのですが、ahamoや楽天モバイルユーザーは、話は別です。
と、言うのも、ahamoや楽天モバイルは海外でも一定の容量までは、通常の月額料金の中で使用できます=何もする必要が無い。
- Ahamo:15日以内なら20ギガ使える
- 楽天モバイル:2ギガまで使える
正確には日本・海外合わせて20ギガを越えると通信制限が入りますが、20ギガとか、普通に使ってれば十分。
そんなわけで、ahamoや楽天モバイルユーザーなら、何もする必要がありません。
海外旅行によく行く人なら、旅行の旅にイチイチeSIMを契約するのも面倒なので、Ahamoや楽天モバイルの方が長期で見ればお得でしょう。
何もしないでも海外で使える!
\たっぷり20GB(15日間)/
何もしないでも海外で使える!
\2GBを月末まで/
必要なデータ通信量
ポケットWifiやパケット定額制だと、一定の通信データ量を越えると、通信制限がかかり速度が急激に落ちます。
マジでイライラする
通信データ量に制限がある手法でアメリカで携帯を使う場合、通信制限を回避して快適に使用するために、自分が使用するであろうデータ通信料を事前に予想しておきましょう。
ポイントはマップ閲覧回数!
マップは頻繁に使う可能性が高いわりに、データ通信量が多いので、マジで要注意。
使い方によってデータ通信量は大きく変わりますが、目安は以下の通り。
1回の使用量 | 5ギガでできる事 | |
Webサイト閲覧 | 150KB (1 page) | 33,000ページ |
マップ利用 | 500MB(1時間) | 11時間 |
メール送信 | 500MB(1通) | 10,000通 |
動画閲覧 | 12MB(1分) | 7時間 |
テキスト送信 | 2KB(1回) | 2,400,000通 |
LINEの音声通話 | 430KB(1分) | 200時間 |
2週間くらいの旅行なら5ギガあれば、マップを使いまくっても、安心できます。
動画は無料Wifiのあるところで見たらいいと思う(笑)
携帯電話料金やデータ通信量を節約する方法
データ通信量に制限がある場合、公共Wifiを使用するなど、できるだけデータ通信量を抑えるようにするのが◎。
そんなわけで、アメリカ滞在時に携帯料金やデータ通信量を抑える手法をまとめました。
- 電話はしない。話すならLINE電話。
- 使わない時はデータ通信をオフにする
- ホテル、レストランではWifiを利用
まず、携帯電話の料金を節約するという意味で、やむを得ない場合を除いて電話はしない。
電話料金、高いからね
ほとんどの場合、LINEなどメッセージアプリの通話機能で対応できるはずです。
メッセージアプリの通話機能を使うとデータ通信は発生してしまいますが、ヘビーユーザーでない限り大したデータ通信量にはならないし、電話料金とは比べるまでもありません。
また、データ通信量を抑えるという意味では寝てる時など携帯を使用しない時は「データ通信そのものをオフ」にしましょう。
それか、アプリのバックグラウンド機能を無効化しろ
バックグラウンドでデータ通信量を消費するのは、もったいない。
最後に、アメリカでは、多くの場合、公共の場所やホテルには無料Wifiがあるので、使える無料Wifiがある時は必ず無料Wifiに接続するように心がければ、思いのほか少ないデータ通信量で過ごすことができます。
ここぞという時の為に、データ通信量の節約だ!
アメリカ駐在に現地格安SIMが最適な理由
アメリカに住むとなると、出張や旅行における短期滞在とは話が違ってきます。
駐在員&駐妻はみんな現地格安SIM
住むなら現地SIM一択
日本で長期契約できるeSIMもありますが、値段と通信安定性の面で、みんな現地格安SIMを使っています。
ほら、長期間生活していると、旅行じゃ行かないような小さな街にも行くじゃないですか。
そうなってくると…
通信の安定性が気になる
Hanacellとかでも日常使いは問題ないのですが、どうしても旅行中に通信が不安定になったりして、これがボディーブローのように効いてくるんです。
繋がらねー
そんなわけで、日本でHanacellとかを契約してくるものの、赴任後半年くらいで現地SIMに切り替えるのが、アメリカ駐在員(妻)の定番の流れ。
うちも切り替えました
アメリカ現地格安SIM比較
アメリカの現地格安SIMの中で、みんながどの格安SIMを使っているのか、駐在員20人にアンケートを取ってみたのですが…
Telloの圧勝だった(笑)
企画倒れの、この結果、ご覧ください。
まあ、うちもTelloだけど…
アメリカ現地格安SIMを入手する方法
現地SIMの入手は簡単で、全てネットで完結できます。
但し、アメリカ格安SIMを入手するには「アメリカの住所」を入力する必要があるので、渡米のタイミングで現地SIMは確保できません。
よって、渡米時であっても、まずは旅行と同じようにeSIMで対応しましょう(→「お薦めのeSIM」に戻る)。
渡米後にネットで申込~SIM入手までは1週間もかかりませんが、日本で契約してくるeSIMは余裕を見て1カ月のプランで契約しておくと安心です。
現地のSIMは、色々と選択肢がありますが、多くの日本人駐在員が使用していて信用が高いTello Mobileがおすすめ。
圧勝だったし…
Tello Mobileはアメリカの格安SIMですが、アメリカ3大キャリアのひとつT-mobileのネットワークを使用しているので通信の不安はありません。
最安は、月額6ドル
申し込むと、3~4週間ほどで、こんな感じでSIMカードが送られてくるので、スマホに入れるだけです。
Tello Mobileのお薦め料金プラン
長期で住むならTello Mobileの1択ですが、Telloはデータ量と無料通話で色々と選べるので、各人に合ったプランが選べて、更にお得にできます。
データ無制限×通話無制限の最高プランでも25ドル/月なのですが、ウチの妻は5ギガ+100分通話無料で月額たったの11ドル。
無制限にするとYoutubeばっか見るからな(笑)
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トラブル事例!アメリカでスマホが繋がらない?
この章では、私が駐在生活を通じて見たり、実際に経験したアメリカでのスマホトラブルを紹介します。
アメリカでスマホを使う場面
まず、アメリカで、どれくらいスマホを使うかと言うと…
めちゃめちゃ使うよ!
あなたが日本でバリバリ使っているのと同じくらい、いやアメリカの方が、もっとスマホを使うかもしれません。
実際には、仕事を除くと「電話」をする事は殆ど無し。
もっぱら、「メール/LINE」、「調べもの」、「地図アプリ」、「Uber/Lyftなど移動アプリ」、「節約生活」に使います。
旅行だったら「地図アプリ」、「調べもの」、「Uber/Lyft」あたりは頻繁に使うでしょうね。
住むとなると、アメリカ生活では「節約アプリ」を使用しないと大損なので、旅行だろうが住む事になろうが、スマホは必須。
周波数がアメリカに対応しておらず、通信不能
ある時、出張でやってきた出張者が、オフィスに着くなり「携帯繋がらない」と焦っていた時がありました。
彼は、格安スマホでしたが、アメリカの「周波数帯」に対応していないものだったようです。
え、そんな事あるの?
一般的に、i phoneやGalaxyなどグローバルで展開しているブランドのスマホは、アメリカの周波数には対応していますが、格安スマホは対応できていない機種があるようです。
知らなかった…
そんなわけで、もしアメリカ駐在に日本で使っているスマホを持ってくるなら、アメリカの周波数に対応できているかの確認は必須です。
また、もし日本のスマホ契約を維持した状態(=日本の電話番号を維持)にしておきたければ、デュアルSIMのスマホにしましょう。
これにより、1台のスマホで日米の電話番号を共用する事ができます。
国立公園でスマホが繋がらず、ピンチ!
これは、私自身の体験ですが、イエローストーン国立公園でスマホが繋がらずピンチに陥った事があります。
じつは、イエローストーンに限らず、アメリカの国立公園ってスマホが繋がらない事が多いんですよ。
大自然だからな
もちろん、行く前からその事は把握していたのですが、この時は何と国立公園内でタイヤがパンクしてしまいました。
パンクを通り越して、ホイールまで曲がってしまいましたが…。
助けを呼ぶにも電話も通じず、広大な国立公園内で一人ぼっち…
あ、終わった…
奇跡的に通りかかった大学生が、テンパータイヤへの交換を手伝ってくれて九死に一生を得ましたが、本当にどうなる事かと思いましたね。
旅行でアメリカ国立公園に行く人は、ご注意ください。
まとめ
今回はアメリカでスマホを使用する際にベストな方法を、出張・旅行という短期のケースと、駐在として住む場合に分けて解説してみました。
あなたがアメリカで快適にスマホを使用できる助けになれば嬉しいです。
では、また。
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