【100日戦争】足が臭い…アメリカで水虫になったが市販薬で治療しきった

こんにちは、みみたまボーイです

家族４人でアメリカで暮らすこと、はや４年。

つい先日、車を運転中に息子が後部座席で靴を脱いだら「つーん」と甘酸っぱい匂いが立ち込めました。

息子は気にせず、

と言ってくるものの、家族一同、全然大丈夫ではありません(笑)

「まあ、我慢するか…」と家に帰ってボディーソープで洗ってみると、まだ少し匂いが残っているではありませんか。

不安がる妻。

ずっと足が臭いと息子も将来いろいろ大変だろうと思い、症状から何の病気なのか調べてみると…

足の皮が剥けたり痒かったりという症状はないものの、「洗っても臭い」時は、水虫の菌（白癬菌）が繁殖している可能性が高いようです。

さっそく、市販の水虫薬をゲットし、水虫菌との戦いの火ぶたが切られました。

倒し切ったかと思えば、しぶとく復活してくる水虫菌。

試行錯誤しながら激闘100日で、なんとか水虫を退治しました。

コツさえ知っていれば30日で完治していたかもしれません。

そんなわけで、今回はアメリカで足が臭くて悩むあなたのために、私が息子の水虫治療に使用したアメリカの市販薬、そして治療のコツを詳しく記事にしました。

では、いってみましょう。

アメリカで市販されている水虫治療薬

色々調べて息子の足が臭い原因が水虫である事が判明したので、アメリカで市販されている水虫薬を調べてみました。

水虫かどうかの見極めは「足が臭い原因は水虫」の章をご覧ください。

水虫は英語でなんて言う？

私、「水虫」を英語でなんて言うか、全く知りませんでした。

これまでの人生で一度たりとも調べたことがありませんでしたが、どうやら水虫は英語でAthlete’s footと言うようです。

日本語で「水虫」と聞くと、とてもネガティブな響きがあり、自分が水虫である事を周りの人に言うのも恥ずかしい気もしますが、アスリートフットだと何かポジティブな気になるので不思議です。

「頑張って運動してるから菌も繁殖しちゃうぜ！」的な感じでしょうか。

そんなわけで、「アスリートフット」で市販薬を探してみました。

多くの水虫市販薬が売られている

調べてみると、思いのほか多くの水虫市販薬が売られているではありませんか。

やはりアメリカでも水虫に悩む人が多くいるようです。

せっかくなので、実際に販売されている水虫市販薬をいくつか紹介します。

ウチは、最終的にLotrimin Ultraを購入。

Amazonでの口コミも良く、最大手と言うことで、まずはコレを試してみようと。

アメリカの市販薬で水虫を根治

結論から書くと、水虫の市販薬を塗って完全に治療しきるのに100日かかりました。

実際には塗り始めから１週間で、匂いは消えた。

しかし、多くのウェブサイトで「匂いが無くなっても塗るのをやめるな」、「まだ生きてる」、「すぐ復活する」と警鐘が鳴らされている通り、少なくとも購入した市販薬を使い切るまで塗らないと治りません。

それでは、治療経過の詳細を見ていきましょう。

薬の塗り始め～根治までの100日戦争

ネットで水虫の市販薬を入手。

悪臭を放つ息子の足をボディーソープで洗い、市販の水虫薬を塗ってみました。

こんな感じです↓

さっそく、息子の足を匂ってみました。

水虫の薬を塗っても、すぐに臭いが取れたり、水虫菌が死滅するわけではないようです。

「さすがにそこまでの即効性は無いか…」と思い、翌日、再度息子の足の匂いを嗅いでみると…

とはいえ、たった１日の塗布でも、何も塗らずにボディーソープで洗っただけの時よりは、明らかに臭いは緩和されていました。

妻の期待も高まる一方。

そして、塗り続けて１週間、息子の足から臭い匂いは完全に消えました。

人間の意思は弱いもので、「この治療薬は全部使いきろう」と思って塗り始めたものの、臭い匂いがしなくなった事もあり、数日間、塗るのをサボってしまいました。

そして、薬を塗らなくなって３日ほどでしょうか、再度、息子の足の匂いを嗅いでみると…

最高に臭かった頃に比べると遥かにマシですが、完全に臭いが消えていた数日前と比べると、ほんのり甘酸っぱい匂いが復活しているではありませんか。

ネットに書かれていた「匂いが無くなっても塗り続けろ」という先人の知恵は無視してはいけませんでした。

最初の１週間で多くの水虫菌を殺したものの、撲滅しきってはおらず、残った水虫菌が勢力を盛り返してきたようです。

日本皮膚科学会でも１カ月は塗り続けるよう推奨されています。

そんなわけで、ここから再度塗りまくる日々。

今度は気を抜かず、広い範囲に塗ると効果的という情報も得た事から、指の間だけでなく足裏まで広範囲に塗布。

購入した水虫市販薬を完全に使い切り、更にもう１本使い切るまで塗り続ける事、50日。

息子の足の匂いを嗅ぐ続ける事、50日。

市販薬を使い切ってから数日、息子の足の匂いを嗅ぎ続けてみましたが、もう臭くなることもありませんでした。

何と水虫が再発？原因はあそこにあった

根治したはずの息子の水虫（と言うか、足の臭さ）…なんと１カ月後に復活してきました！

またしても、息子の足が臭い匂いを発しているではありませんか。

確かに根治したはずだったが…なぜだ…

そんな時、娘が言ったんです。

全く気にも留めてませんでしたが、確かに、足が臭い＝水虫やら雑菌が足にいる→その足で履いた靴にも雑菌が住み着いているのは当然の事です。

「からだエイジング」のサイトでも明確に述べられています→どうすれば防げる？ 靴の中は水虫菌のパラダイス！

娘に言われて、息子の靴を匂ってみると…

小学生の男ですからね…草むらに入ったり、水たまりに入ったり…臭すぎでした。

靴を買い替え、水虫薬を再度塗る事、50日。

今度こそ完治した…と、信じています(笑)　。

ちなみに、この発見以降、靴の除菌、消臭スプレーを買って、家族全員分の靴のケアをする事にしました。

靴の臭いを消すだけではなく、しっかりと殺菌までしてくれるスプレーを調べたら、アメリカで一番人気は「10 Seconds」でした。

全米１位の殺菌力で、水虫も退治してやってください。

水虫が治ってからのデイリーケア

Lotrimin Ultraの効果により、息子の足は臭くなくなったものの、これまでと同じような生活を繰り返していては、またいつ何時、水虫になるとも分かりません。

そんなわけで、毎日の水虫ケアにいそしむことにしました。

足の指の間までしっかり洗う

まず、基本として、毎日シャワーに入るたびに、しっかりとボディーソープで足の指の間まで洗う事を徹底。

もう二度と再発させない…そんな強い気持ちで、日本でブテナロック（足洗いソープ）を購入。

殺菌成分サリチル酸が、足の雑菌を殺菌・消毒してくれるそうです。

ゴシゴシ洗うと足を傷つけて水虫になりやすくなることがあるので、泡立てて優しく洗うのがコツ。

体臭・汗臭にも効くバージョンも売っています。

アメリカでも「Antifungal Soap」として販売されています。

靴の殺菌は忘れるな！

靴のケアを怠ると、息子の例のように再発の恐れがあります。

毎日、殺菌スプレーを使う必要は無いでしょうが、週に２回くらいは殺菌スプレーでのケアが必要です。

あと、ウチでは靴は２足用意しておいて、雑菌スプレーを使ったタイミングで、交互に履くようにしました。

だいたい、殺菌スプレーを使うタイミングが靴を履く直前なので、スプレー直後に靴を履くのに抵抗があるだけですが。

指ソックスが最強

そして、最後に最強の味方「５本指ソックス」を紹介します。

足の指の間が蒸れたりすると水虫になりやすいわけですが、指ソックスは最高に効果があります。

ただでさえ蒸れやすい靴の中…水虫菌が繁殖するには最適な環境とも言えます。

そんなとき、５本にわかれている指ソックスは、指の間の通気性を向上させ、湿度を抑える事に成功。

履いたその日から、マジで効果を感じます。

ちなみに、私も同じように指ソックスを購入して履いてみたところ、非常に快適で、今や指ソックス以外は履く気がおきないくらい気に入りました。

一日中ずっと同じ靴を履いたまま仕事をしてると、靴の中で汗が蒸れて雑菌の温床と化し、臭いの原因となりますが、指ソックスはマジで蒸れない。

これは履いてみた人にしか分からない感覚でしょうが、本当に感動するくらい臭いが無くなりますね。

足が臭い原因は水虫

あなたの足が臭い場合、水虫の可能性があります！

水虫かどうか見極めろ

まず、ボディーソープでしっかりと足を洗ってみましょう。

しっかり洗った結果、足が臭くなくなったら、あなたは水虫では無いかもしれません。

しかし、しっかり洗ったにも関わらず、足の指の間などが、まだちょっと匂う場合は、水虫の可能性が高いようです。

と、言うのも、どうやら水虫菌はすぐには死なず、また繁殖力も凄まじい。

私も息子の足を洗ってみたものの、若干臭さは取れたものの、臭いは完全には除去できず。

そして、不思議な事に、そこから２回、３回と繰り返し洗っても、匂いが取れる事はありませんでした。

皮がむけたり、かゆみが無くても、水虫！

じつは私、「水虫」って皮がむけたり、痒いモノだと思っていたんです。

そこで、息子に聞いてみたんです。

息子によると本人に痒みの自覚症状は無く、また目視確認できる範囲で足の皮が剝けているという事もありませんでした。

ただ臭いだけ。

「これ、何の病気なんだろう…？ただの体質？」と不思議に思いながらネットを調べていると、こんな記事を発見。

足の臭いが強い場合は、すでに水虫に感染している可能性もあるので確認してみましょう。水虫はかゆいと思いがちですが、できる場所などによっては、かゆみがないものもあります。

オムロンヘルスケアのHPより

どうやら水虫は必ずしも痒みや皮が剝げるといった症状を伴わない模様。

水虫の種類

調べてみると、水虫には大きく４つの種類があるようです。

それぞれの特徴をまとめてみました。

	できる場所	症状
趾間型水虫	指の間	ふやける。皮が剥げる。臭いを発する。
小水疱型水虫	土踏まず	水ぶくれのような症状。皮が剥げる。
角質増殖型水虫	足の裏、かかと	皮膚が固くなり、ひび割れ
爪白癬	指の爪	爪が変色、分厚くなる

更に調べてみると、水虫菌そのものは臭いを発しないものの、水虫菌によって皮膚が荒れて抵抗力が落ちると、そこに雑菌が入り込み、臭いを発するそうです。

特に足の指の間にできる趾間型水虫は、強い臭いを発する傾向があるという事で、原因特定です！

水虫の種類を深く知りたい方はヘルスケアプラットフォームのMedical Noteさんのサイトで詳細確認ください→写真で見る水虫の症状

水虫は白癬菌が原因

水虫の原因は「白癬菌」と呼ばれる真菌感染症（カビの１種）によるもの。

で、「白癬菌」はケラチンというたんぱく質を栄養にしているので、ケラチンが豊富な「角質」に住み着くようです。

また、ジメジメしているとすぐに繁殖するので、足の指の間が危険地帯。

ちなみに足に白爪菌が繁殖すると水虫ですが、股に繁殖すると「いんきんたむし」と呼ばれるそうです。

部位は違うものの、同じ菌なので水虫薬は「いんきんたむし」にも有効。

まとめ

今回は「息子の足が臭い」という衝撃の出来事をきっかけに、アメリカの水虫市販薬を使ってみた経験を記事にしてみました。

水虫菌を完全に退治しきるには、少なくとも２週間ほどは必要でしょうが、市販薬をしっかりと塗る事で完治できます。

今回の記事が、水虫、いや「Athlete’s foot」による足の臭さに悩んでいるあなたの参考になれば嬉しいです。

靴の殺菌もお忘れなく！

では、また。