アメリカ人にお薦めの日本酒５選～外国人に人気な銘柄は？

こんにちは、みみたまボーイです。

アメリカ、台湾、またアメリカと海外を渡り歩いて、はや10年。

思い起こせば、台湾人やアメリカ人と一緒に日本出張に行っては日本酒を飲み、お土産として日本酒を買い続けた10年でした。

これだけ長い期間、海外にいると、さすがに外国人の好む日本酒もわかってきて、「これを買っとけば間違いない」という定番銘柄もあります。

そんなわけで、今回は、私がこの10年でアメリカ人と一緒に飲んだ、もしくは渡して喜ばれた日本酒から、トップ５を厳選しました。

逆に全然ダメだった日本酒もあるけど…。

外国人とお酒を飲んだり、外国人にお酒をプレゼントしようとしている、あなたの参考になれば嬉しいです。

では、いってみましょう。

アメリカ人にお薦めの日本酒トップ５

まずは、これまで私がアメリカ人や台湾人に飲ませた日本酒一覧。

有名どころは、結構網羅しているハズ。

今回はこの中からトップ５を選んでみました。

それでは、さっそく１位から見ていきましょう！

１位：獺祭

日本酒ブームの火付け役ともいえる「獺祭」。

困ったら「獺祭」を買えば間違いありません。

華やかな香りとほのかな甘み、スッキリした後口なのに余韻も堪能できる。

「日本酒初心者でも飲みやすい純米大吟醸」と言えば「獺祭」でしょう。

じつは私、日本にいる時は「獺祭」がこれほど海外で人気だとは知りませんでした。

日本出張時に同僚の台湾人から「獺祭を変えるだけ買ってきてくれ」と言われ、海外での獺祭人気に気付いた感じです。

その後、アメリカ人にも飲ませてみましたが、「獺祭」はいつもホームラン。

「獺祭」シリーズのどれを選ぶかですが…どうせ飲むなら、極限までお米を磨き込んだ「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」でしょう。

それか、味の違いを楽しむ意味で「獺祭飲み比べ」もアリですね。

２位：酔鯨

軽い気持ちでパケ買いしたら、思いのほか大ヒットだったのが「酔鯨」。

酔鯨を飲んだ時の反応を見る限り、獺祭や八海山など有名な日本酒と比較しても、酔鯨は全く遜色ありません。

知名度は「獺祭」には負けるので２位にしましたが、個人的には１番好き。

ラベル…じつは結構大事です。

正直なところ、マニアでもない限り、アメリカ人は日本酒の種類とか知らないですからね。

そんなわけで、お土産で渡すなら大切なのは「ラベル」！

「酔鯨」を渡すと、９割五分の確率で…

と言われるので、“Drink like a fish（大酒を飲む）”をもじって、

と言って、ひと笑いゲットするのが、定番です。

そんなわけで、「味よし」、「見た目よし」な「酔鯨」は、お土産にするなら最高のチョイス。

３位：作（ざく）

３位は作（ざく）にしました。

作（ざく）は「G7伊勢志摩サミット」で乾杯酒に使われたり、「全米日本酒歓評会」で受賞したり、国際的に評価の高い日本酒。

３位なのは、「私が好きだから…」という個人的な理由ですが(笑)。

そんな「作（ざく）」の何が良いかって…

そうです、日本を代表するアニメ、機動戦士ガンダムに出てくる「ザク」と全く同じ響き名前。

あまり知られてないかもしれませんが、海外でガンダムは大人気ですからね！

主力モビルスーツである「ザク」を知らない人はいません。

突然のモビルスーツの襲来に、アメリカ人が恐れおののく事、間違いありません(笑)。

そんなネタとして使える「作（ざく）」は、味もしっかりしているので、マジおすすめ。

４位：梵（ぼん）

４位は「梵（ぼん）」にしました。

「梵（ぼん）」は、2019年ロサンゼルス国際ワイン・スピリッツコンテストでのベストオブクラス最高賞を獲得したり、過去にはクリントン大統領に贈られたり、国賓クラスにも贈れるお酒。

とはいえ、「梵（ぼん）」は、飲みやすく癖のない味わいはで万人向けなので、日本酒初心者にも歓迎されます。

名前も「Born」と似ていて、覚えやすくて◎。

昔、アメリカ人の工場長に「梵（ぼん）」をお土産で渡したら…

と、言いながら、休憩室で酒盛りが始まってしまい、「この会社、大丈夫か…」と不安を感じたことがあります。

そんな工場長の自制心も奪う「梵（ぼん）」、ぜひ試してみてください。

５位：久保田

越後の端麗辛口、日本を代表するお酒と言えば「久保田」を５位にしました。

ある程度、日本酒に精通している人へのお土産なら、「久保田」や「八海山」といった有名どころが喜ばれます。

正直なところ、越後の端麗辛口は甲乙つけがたく、「久保田」、「八海山」、「越乃寒梅」、どれでもいい、というか…

そんな事を思っていたら、越後の地酒飲み比べセットが売っていました！

「久保田」、「八海山」、「越乃寒梅」がそろい踏みすると、迫力が桁違いですね。

アメリカ人のウケが悪かった日本酒３選

基本的にどんなものでも「ウマい、ウマい」と喜ぶアメリカ人ですが、日本酒の飲み比べをさせてみると、一般的な好みがわかってきます。

私の経験によると、日本酒を飲みなれていない人に、いきなり辛口は危険。

飲んだ瞬間に、眉間にシワがよってるアメリカ人、多数(笑)。

日本酒初心者には、やはり飲みやすい日本酒から挑戦してもらうのが良いでしょう。

ただ、アメリカ人はチャレンジ精神は旺盛なので、複数の日本酒を用意して飲み比べをすると喜ばれます。

その中に、辛口を入れておくのは全然アリというか、むしろ盛り上がるのでおススメ。

六歌仙 山法師 爆雷辛口

工場のクリスマスイベント用に、試しに買っていってみたのが「山法師 爆雷辛口」。

最初は興味津々でみんな寄ってきて、試飲するたび、しかめっ面(笑)。

しばらくすると罰ゲームで小さいグラスでの一気飲みに使われ、思いのほか大活躍していました。

やはり飲みなれてないアメリカ人に、いきなり超辛口はダメだったようです。

ただ、日本酒に慣れている工場長だけは「いや、全然イケる。Very Unique！」と喜んでいましたが(笑)。

スパークリング清酒　澪

変わり種として、スパークリング清酒を買っていった事もありましたが、微妙な反応でしたね。

誤解のないようにしたいのですが、みんな美味しく飲んでいました。

ただ、日本酒を期待しているのに「シャンパン」みたいなので…肩透かしを食らったような反応だっただけです。

そんなわけで、お土産としてはイマイチかもしれませんが、パーティーで何も言わずに出せば、きっと喜ばれると思います。

と、いうより、生ハムやフルーツなどにも合うので、出し方次第ではぴったりだと思います。

甘酒

甘酒をお土産に持って帰った事もありますが、「甘酒」は好き嫌いがはっきり分かれます。

全然、問題なく飲む人もいれば、一口で諦めてしまう人もいます。

万人ウケする可能性はゼロなので、パーティーなどで甘酒だけを持って行ったりするのは、お薦めしません。

まとめ

今回は、多くのアメリカ人を実験材料として、反応を調査してきた私が感じる、アメリカ人に喜ばれる日本酒トップ５を選んでみました。

海外でも日本酒は人気があるので、出張でお土産に持っていくのも、全然アリ。

敢えて、超辛口を持っていってやってください(笑)。

では、また。