これぞアメリカ！アリゾナ州ペイジはグランドサークル観光の拠点

こんにちは、みみたまボーイです。

アメリカに住むこと、はや４年。

私、グランドサークルが好きすぎて、もう何回行ったかすら覚えていません。

つい先日も「グランドサークル」のど真ん中に位置する街、アリゾナ州の「ペイジ（Page）」に６連泊もしてしまいました。

私が「ペイジ」に６連泊もしたのは、ペイジならグランドサークル内の観光地のどこでも日帰りで行けるから。

そして、「ペイジ」なら、あの秘境中の秘境「The Wave」の前日抽選にもチャレンジできる。

グランドサークル観光の拠点として、これほど適した街はありません。

とはいえ、実際に拠点として６日間も活動してみると、割とシンドイこともありました。

頭の中で計画するだけでは分からない部分もあるので、今回の記事がこれからペイジを拠点にグランドサークルの観光を考えている人の参考になれば嬉しいです。

この記事を読んでポイントを掴んで行動すれば、ペイジほどグランドサークル観光の拠点として最適な街は無いですよ！

では、いってみましょう！

アリゾナ州ペイジってどこ？

まずは、「ペイジ」の場所から。

「ペイジ」はアリゾナ州とユタ州のちょうど境目、ギリギリ、アリゾナ州に位置しています。

上のマップで見て分かる通り、まさにグランドサークルのど真ん中に位置するのが「ペイジ」。

ペイジの最寄り空港はラスベガス

「ペイジ」の最寄り空港は、あの有名な「ラスベガス」。

「ラスベガス」から荒野を４時間半ほど車でぶっ飛ばすと「ペイジ」に到着。

ラスベガスの街を抜けると、ひたすら荒野を運転。

本当に何もない、まっすぐ一本道の赤土の荒野をドライブしていると「アメリカ」を体感できますよ。

妻はディズニーの「Cars」で出てきた道を走っているようだと感動していました。

ラスベガスのレンタカーセンターは空港から離れてる

ラスベガスからはレンタカーを借りて「ペイジ」に行くのが一般的です。

観光で成り立っている事もあり、ラスベガスはLCCも含めて発着便も多く、更にレンタカーも24時間営業と非常に便利。

ただ、ラスベガスのレンタカーセンターは、空港から少し離れたところにあるので、そこだけ気をつけてください。

レンタカーセンターには空港から専用のシャトルバスに乗って５分ほどかかります。

バスは頻繁に運航しており、私が行った時は、ほとんど待つことも無く乗り込めたので、レンタカーを確保するまでそれほど時間は必要としないとは思います。

なお、当然ですが、帰りも同じ場所に返却し、シャトルバスに乗って空港に戻ります。

「ペイジ」がグランドサークル観光に最適な理由

「ペイジ」は本当にグランドサークルのど真ん中に位置しており、周辺にそれなりの規模の街はありません。

つまり、グランドサークル中心部にある主要都市と言えば「ペイジ」のみ。

そんな「ペイジ」も荒野の中にポツンとある感じですけどね。

じつは「ペイジ」から１時間ほど車で走ると、いくつか街はあるものの、グランドサークルのどちらかに偏ってしまい、遠い側の観光がシンドイ。

その点、ど真ん中に位置する「ペイジ」であれば、グランドサークル内の国立公園なら全て日帰り可能。

そんなわけで、やはりど真ん中に位置する「ペイジ」が最適です。

もっと言うと、「ペイジ」そのものにも「ホースシューベンド」や「アンテロープキャニオン」といった見どころ満載。

仮にあなたがグランドサークル内の他の街に泊るにしても、おそらく「ペイジ」には行くでしょう。

「ペイジ」から日帰りで行ける主要国立公園、観光地

みみたまボーイが実際に「ペイジ」から日帰りで行った観光地です。

但し、どこに行くにも片道２時間～３時間

「ペイジ」にある観光地「ホースシューベンド」や「アンテロープキャニオン」は、車で10分以内の距離なので余裕です。

ただ、それ以外の観光地は車で「片道2～3時間」かかる点は注意が必要。

グランドサークルのど真ん中にあり、全ての観光地を日帰りできる代わりに、どこに行くにもそれなりにロングドライブになる事は覚悟しておく必要あり。

よって、同じ方角にある国立公園・観光地をある程度まとめて観光するなど、効率的に観光する計画を立てましょう。

私の場合、モニュメントバレー、フォーコーナー、メサ・ベルデを一日で回るといったプランを決行。

6泊すれば、上の観光地の内、グランドキャニオン、アーチーズ、キャニオンランズを除いて全部回れました（グランドキャニオン、アーチーズ、キャニオンランズは既に行った事があったので行かなかっただけ）。

参考までに、みみたまボーイが全部回った時の旅のプランを紹介します。

ザイオン、ブライスキャニオンはラスベガスとペイジの間にあるので、ラスベガスからの行き帰りで寄るのが効率的。

「ペイジ」はThe Waveの直前抽選にも参加できる

じつは、みみたまボーイが「ペイジ」に6泊もした、もうひとつの理由は「The Wave」に行きたかったからです。

The Waveは抽選に通らないと行けない秘境で、抽選方法は２種類。

一日限定60名ほどしか入れない、狭き門です。

4カ月前の事前抽選は、全世界から応募できるので競争率が非常に高い。

一方、直前抽選は「The Wave周辺にいる人だけが申し込み可能」という非常に限られた抽選方法。

携帯電話のGPSを使って位置を特定し、特定の地域にいる人だけが応募できる仕組みです（→応募できる地域はここ）。

そして「ペイジ」は、なんとこの地域に入っているんです。

そんなわけで、私は毎日「ペイジ」からThe Waveの抽選に参加。

外れたら、グランドサークルの観光地を回るという戦略。

いやー、本当に残念です。

もう一回チャレンジする気力が湧くのか微妙なところ(笑)

The Waveの抽選に外れてもThe New Waveがある

The Waveは一日がかりで行く必要がありますが、The New Waveはなんとペイジから15分。

トレイルもたったの1.25マイルです。

それでいて、The Waveっぽい雰囲気を十分味わえることができる。

もちろん、本家のThe Waveには及ばないのでしょうが、私的にはThe New Waveは十分満足できるレベルでした。

むしろThe Waveで丸一日使うより、The New Wave＋アンテロープキャニオンなどペイジの観光地を組み合わせた方が効率的に旅ができて良かったとさえ思うくらいです。

ちなみに上の写真はThe New Waveです。

もし抽選に外れたら、ぜひThe New Waveに行ってみてください。

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「ペイジ」で外せない観光地

「ペイジ」にある観光地の中で、外せない場所を紹介します。

ホースシューベンド

本などでもよく取り上げられる「ホースシューベンド」は「ペイジ」にあります。

駐車場は日の出から日の入りまでアクセスでき、車１台10ドル（2023年情報）。

駐車場から10～15分くらい歩くと、「ホースシューベンド」の展望ポイントに到着。

私が2015年に行った時はホースシューベントを見下ろす場所に柵などは無く、落ちようと思えば落ちれるくらい怖かったのですが、2023年に行った時は柵が出来ていました（ちなみに、当時は駐車場も無料だった）。

ただ、「ホースシューベンド」は確かに絶景ですが、正直なところ、この景色を見たら終わりなので30分もあれば観光は終わります。

おすすめの時間帯

午後は太陽の関係で日陰になるので、ホースシューベンドに行くなら午前中がお勧めです。

もしくは、日の入りに行くと、ちょうど太陽が「ホースシューベンド」の真裏から出てくるので、写真を撮るにはいいかもしれません。

ただ、ホースシューベンドは大人気観光地なので非常に混雑しています。

午前中の一番良い時間帯（10時～12時）などは駐車場に入るために相当待つ可能性が高いです。

ちなみに、みみたまボーイは早朝、日の出を狙って行ったところ、ガラガラでゆっくりと景色を楽しむことができました。

アンテロープキャニオン

アンテロープキャニオンは「ペイジ」に行ったら、絶対に外せない観光地です。

というか、グランドサークルを訪れるなら、必ず行ってほしい観光地。

自然にあまり興味がない私の妻でさえ、「ここは凄い。これまでのアメリカ観光地で１位か２位」と言っていました。

ちなみに彼女の中で良かったもう一つの場所は「イエローストーン国立公園」だそうです。

アンテロープキャニオンはツアーでしか行けない

アンテロープキャニオンは個人でフラッとは行けず、ツアーに参加する必要があります。

とはいえ、人気観光地のため、ツアーの予約がすぐにいっぱいになってしまいます。

特にお昼の一番良い時間のツアーは激戦区なので、早めに予約しておいた方が良いでしょう（と、言いつつ、私は前日予約しましたが）。

ツアーは大きく分けて２つ。

「Upper Antelope Canyon tour」と「Lower Antelope Canyon tour」があります。

「Upper Antelope Canyon tour」は、晴れた日の真昼に行くと、光の線がスポットライトのようにCanyonの中に降り注ぐ光景が見れます。

そんなわけで、「Upper Antelope Canyon tour」の方が人気でお値段も「Lower」に比べて倍ほどします。

よく雑誌などで使われている写真はUpper Antelope Canyonで撮った写真。

私は貧民なのでLower Antelope Canyon tourに参加しましたが、Lower Antelope Canyon tourで十分満足。

ちなみに、私が参加したツアーに午前Upper、午後Lowerのツアーに参加していた人がいましたが、「それほど差は無い」と言っていたので、どっちか１つ行けば良さそうです。

ツアーは、ガイドの人が写真をキレイにアンテロープキャニオンを撮る方法（カメラ設定）や、家族写真なども撮ってくれて、とても素晴らしいものでした。

なお、アンテロープキャニオンを含めたグランドサークルを回るオプショナルツアーも多くあります。

アンテロープキャニオンにだけ行くという事も無いでしょうから、オプショナルツアーでグランドサークルを完全制覇するのが効率的なのは間違いないです。

グランドキャニオンと組み合わせたり、モニュメントバレーにも行ったり、探してみると「おぉ！」と唸るようなオプショナルツアーもいっぱいありました。

レイクパウエル

荒野のオアシス、レイクパウエル。アメリカで２番目に大きい人口湖です。

日本では、あまり知られてないのですが、アメリカ人にとってはメジャーな観光地です。

アメリカ人に人気なアクティビティはレイクパウエルのボートツアー。

正直なところ、ラスベガスからペイジに移動する間、ずっと赤土のキャニオンを見ながらドライブする事になります。

そして、ペイジ滞在中も、見渡せば赤土のキャニオン。

そんな中、レイクパウエルのボートツアーは、湖の反り立つキャニオンを見る事ができ、一味違ったキャニオンの光景を見る事ができます。

１時間半のツアー、３時間のツアーなど、色々なオプションがあります。

グレンキャニオンダム

アメリカの黒部ダムとでも言いましょうか、グレンキャニオンダム。

見たら終わり…ではありますが、Visitor centerもありますし、Observation pointもありますし、せっかくペイジに滞在するなら、見ておきましょう。

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「ペイジ」のレストラン

ペイジに６連泊もしたせいで、いっぱいレストランに行きましたので、レビューを書いておきます。

ほぼ、連日ステーキでしたが。

Rimview Terrace

屋外の席からは赤土のキャニオンを一望する事ができる、素晴らしいロケーションのステーキハウス。

たぶん、ペイジの中でも高級な部類のステーキハウスで、明らかにお値段も高い。

ステーキを食べましたが、おいしかったです。

何の不満もありません。

店内も清潔で、スタッフのサービスも行き届いています。

お値段は少し高めの設定ですが、バカ高いわけでもないので、おすすめできます。

Gone West Family Restaurant

続いて、こちらもステーキレストラン。

Rimviewに比べて庶民派。

お値段も財布に優しい設定です。

とはいえ、まずいわけでもなく、全く問題なく食べれます。むしろおいしい。

Rimviewのように風景を楽しむことはできませんが、食事するだけなら全然ここでOK。

広々とした店内でリラックスして食べれます。

Rimviewは子どもが騒いでたらすぐに注意されそうですが、ここは子どもが多少はしゃいでも大丈夫そうな雰囲気。

New York Teriyaki

日本食が食べたくなったので「ペイジ」唯一の日本食レストランと思われるNew York Teriyakiに突撃。

入ってみた雰囲気から、残念ながら日本人オーナーの店では無さそうでした。

それでも、チャーハン、うどんなら外す事は無いかと頼んでみましたが、イマイチでしたね。

チャーハンは少しネバネバ、うどんは何かあと１つたりない…そんな感じでした。

あまりおすすめはしません。

Dennys

朝ごはんを何回かDenny’sで食べてました。

Denny’sはDenny’s以上でも以下でもないのですが、Denny’sがあるだけで何か安心。

とりあえず、困ったらDenny’sに行っておけば間違いない。

ちなみにペイジのDenny’sはGlen Canyon Dam Overlookから約３分なので、朝ごはんを食べた後にGlen Canyon Dam Overlookに寄っていくといいと思います。

「ペイジ」で６連泊したホテル

みみたまボーイはCourtyard Marriotに６連泊しました。

見渡せば赤土のキャニオン、プールや洗濯機もあり、長期滞在で困る事はありませんでした。

連日、プールで子供に水泳の特訓をしたのも、今となっては良い思い出です。

洗濯機は４台ほどあり、洗剤も売店で売っているのですが、洗剤の値段は普通に買うより高いので、家からTide PODSなどを何個か持参した方が節約できるのは間違いありません。

ちなみに、ホテル内のレストラン「Peppers」はお値段が高めだったので１回しか利用しませんでしたが、味はおいしかったです。

まとめ

今回はグランドサークルのど真ん中に位置する「ペイジ」の特集でした。

６連泊もすると、本当にグランドサークルを全部回る事もでき、グランドサークル観光の拠点とするには最高の立地です。

これからグランドサークル旅行を考えているあなたの参考になれば嬉しいです。

では、また。