こんにちは、みみたまボーイです。
アメリカでの生活も長くなってきましたが、ずっと気になっていたのが「車のブレーキ周りのチェック」。
日本と違ってアメリカには厳格な車検制度がなく、私の住んでいるオレゴン州では排ガス検査しか義務がないんです。
でも本当は、ブレーキや足回りこそ命に関わる重要パーツ。
それなのに「義務じゃない」となると、ついつい後回しにしてしまう…。これ、アメリカ駐在員あるあるじゃないでしょうか?
そんなある日、ブレーキをかけたときに「キィーッ」という金属が擦れるような異音が。「ブレーキパッドが限界かも…」と思いながらも、なんだかんだでさらに3か月放置する私(苦笑)。
さすがにこれはダメだと思い、ついに重い腰を上げて車のメンテナンスチェックを受けてみたところ——なんと、足回りだけなら点検は無料。

もっと早くやれば良かった
そんなわけで、今回はそんな私の車のメンテナンス体験記。私と同じように車のメンテをサボっている駐在員のみなさんの参考になれば嬉しいです。
では、早速いってみましょう!
アメリカと日本の車検制度の違いに注意

なんと、アメリカでは州ごとに車検制度が異なり、全国統一の義務的な車検制度は存在しません。
まずは、日米のメンテナンスに対する姿勢の違いから生じる盲点を理解しましょう。
日本では義務化された定期点検、アメリカは基本自己責任
日本の車検では特にブレーキの検査は安全性に直結するため、厳しくチェックされます。
一方、アメリカではニューヨークなど一部の州でブレーキの安全点検義務があるものの、カリフォルニア州などでは排ガス検査が中心で、安全点検の義務はありません。

州によって違うんだな
- アメリカでは「自己責任」の考え方が強く、車のメンテナンスも個人の判断に委ねられる傾向がある
- 車検義務化で、車の維持費が高くなり、低所得層への負担が懸念される
と、言われていますが、「そういう問題ではないのでは?」とも思います(笑)。
駐在員が見落としがちな“足回り”メンテ
必要に迫られないとやらないのが人の性というもので、義務化されていないと積極的に足回りのメンテナンスを行う人は少ないと思います。
不具合がなければ「まあ大丈夫だろう」と後回しにしてしまいがちですが、「気がついたらパーツが限界を迎えていた…」そんな事にならないように、弱い心に鞭を打ち、しっかり定期点検しましょう。

「気づいたときは死ぬ時だった…」とか嫌だし
ブレーキ・足回りを放置するとどうなる?実際にあったトラブル例
ブレーキや足回りのメンテナンスを怠ると、軽微な不具合から重大な事故につながるケースまで様々なトラブルが発生します。以下に、軽いものから重いものまでの事例を簡潔にまとめました。
私の場合は「ブレーキの鳴き」が発生していました。
- ブレーキの鳴き:ブレーキパッドの摩耗やローターの汚れが原因で「キーキー」と異音発生。
- ハンドルのブレ:ブレーキローターの歪みや偏摩耗で、ブレーキをかけるとハンドルが振動。
- 足回りの異音:サスペンションのブッシュやショックアブソーバーの劣化で「コトコト」「ギシギシ」と異音。
- ブレーキの効きが悪くなる:ブレーキフルードの劣化やエア混入で、ペダルの踏みごたえが弱くなる。
- ブレーキの固着:ピストンが固着し、ブレーキが引きずったままになる。
- タイヤの異常摩耗:足回りのアライメント不良により、タイヤの片側だけが異常に摩耗する。
- ブレーキが効かなくなる(ベーパーロック現象):ブレーキフルードが劣化し、沸騰して気泡が発生し、ブレーキが効かなくなる。
- ホイールベアリングの破損:異音を放置すると、最悪の場合ホイールがロックし、走行不能になる。
- サスペンションの破損:ショックアブソーバーの完全な劣化により、車の安定性が失われ、制御不能になる。
ブレーキの状態が気になったらまず無料チェックへ

- ブレーキの調子が少し気になる
- 不具合は感じないけど、そろそろ点検したい
そんな時、アメリカでどこに行けばいいのか?この章では、実際に私が受けた無料点検の体験談を紹介します。
無料点検をしてくれるお店は近所にたくさんある
私が無料点検を受けたのは「Les Schwab」というアメリカ西部を中心に展開する大手タイヤ販売・メンテナンスチェーン。

何となく大手が安心
ただ、調べてみると他にもFirestoneなども無料点検を提供しています。
無料点検を通じて修理や交換が必要な箇所を見つけ、それを修理することで収益につなげるというビジネス戦略ですね!もしくは、無料点検を通じて「親切で信頼できるサービスを提供する」というブランドイメージを確立しようとしているのでしょう。
実際に無料チェックを受けてみた|私の体験談と結果
「Les Schwab」のホームページから車情報などを入力すると、そのまま予約画面に飛び、予約できました。
思い立ったが吉日と、当日予約でしたが、全く問題なし。

時間通りにお店に行って車のカギを預けると、「45分くらいで終わるから待っとけ」と言われ、置いてあったコーヒーなどを飲みながら待つ。

暇なのでタイヤを外されチェックを受ける自分の車を眺めたり、携帯でゲームをしたり。

予定通りチェックが終わると、懸念していたブレーキパッド交換は不要で、代わりに軽度のタイヤのアライメント不良を指摘されました。

片側だけタイヤがすり減ってたらしい
ついでに、タイヤ交換もしてもらい、足回りの不安を解消して帰宅。
どんな項目をチェックしてくれる?費用はかかる?勧誘は?

無料点検された項目は以下のように紙&Emailで結果が送られてきます。
私の場合、アライメント不良がありましたが修理前後の具体的な検査値まで記載してくれているので、安心感があります。

検査後も不要な修理を押し付けてくるような事もなく。

大手だからかな

信頼が大事
「タイヤ、すり減ってるけど交換しとく?」と言われたくらいで、問題なければ、本当に無料点検だけで帰宅ですね。

行って良かった!
まとめ:車の安全を守るために定期的な点検を忘れずに!
アメリカでは車検制度が緩いため、自分で車の状態を管理する必要があります。特に、ブレーキや足回りはトラブルが起きてからでは遅すぎます。
今回、私も重い腰を上げて無料チェックに行ってきましたが、少しの手間が、大きな安心と安全につながります。何より、無料なので、気になったら気軽に利用してみてください。
安全第一で、快適な駐在ライフを送りましょう!
では、また。


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