こんにちは、みみたまボーイです。
晴天の霹靂で海外駐在を言い渡されて、はや8年。
まさかアメリカ、台湾、アメリカと海外に転々と住むとは思いませんでした。
思い返すと、初めてアメリカに赴任する時は不安でしたね。
ちゃんと仕事できるかな…。
日本人も少ないし大変かな…。
今回は、当時のみみたまボーイと同じような不安を抱える、これから海外に飛び立つあなたに、みみたまボーイがアメリカ、台湾でやっている駐在員の仕事を紹介します。
海外駐在のメリット、辛い点など、これから海外駐在員生活を始めるあなたの参考になれば嬉しいです。
では、いってみましょう!
台湾、アメリカでの駐在員生活
みみたまボーイは、台湾、及びアメリカで駐在しています。
台湾5年、アメリカ3年。気づけば、会社員生活の半分近くが海外生活。
人生の5分の1が海外!
とはいえ、一口に海外駐在と言っても、色々な役割があります。
みみたまボーイも、台湾とアメリカでは違う役割でした。
具体的な役割は、台湾では技術営業、アメリカでは工場の製造関連の仕事です。
今回は台湾とアメリカの仕事内容を比較し、役割が違うと、仕事内容がどう変わるのか、また共通点についても、語っていきます。
台湾駐在員は激務でつらい
台湾では技術営業として、主にお客さんと日本の工場を繋ぐ仕事をしていました。
お客さんの要求を現地で聞いて、取捨選択して日本に伝える。
無茶な要求は、現地でお客さんと交渉する仕事です。業務上のタイトルはTechnical Manager。
しんどかった…
この仕事はキツかった。
お客さんから無茶な要求が止めどなく来る。そのまま丸投げすると日本から怒られるし、かといって無視もできません。
バランスを見つつ、落としどころを探す毎日。
台湾時代の毎日の生活
お客さんとの定期的な打ち合わせが、週に3回ありました。もちろん、突発的に呼ばれる事も多かった。
それ以外は、顧客から飛んでくる要求を処理したり、顧客の稼働率を調べて、日本での生産計画を交渉したり、販売目標を立てたり、といった仕事をしていました。
台湾時代の良かった点
打ち合わせが少なかったのが最高でした。
顧客とは定期的に打ち合わせはあったものの、その他、社内の打ち合わせは、ほぼゼロ。
日本にいた頃は、あまり重要でもない打ち合わせが多かったので、解放された気分。
自由を満喫
当然、自由に使える時間も増えます。いつ働いてもいいですし、事務所に行く必要も無い(当時はWork From Homeの概念が広がる前)。
台湾の仕事でつらかった事
Managerといいつつ、部下はいませんでした。
みみたまボーイ1人で全ての技術要求を処理するしかなく、そのストレスは凄まじいものでした。
ストレスで3回蕁麻疹になった
夕方3時頃に「緊急で追加生産しろ」と言われ、5時までに翌朝から追加生産できる手筈を整え、「翌朝から作れます!」と報告。しかし、「なぜ今からやらない!」とキレられる。
クレームで損害賠償x億円とかの交渉もありましたね…辛い。
誤解のないようにしたいのですが、総合してみると、台湾駐在は非常に良い経験でした。
ただ、今、思い出しても当時のストレスは凄かった。
よく乗り切ったな…
台湾を経験したことで、その後、どこに行ってもやっていける自信がついたのも、また事実。
辛かったけど、台湾駐在して良かった!
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アメリカは激務ではないが…別のつらさ
台湾駐在を終え、次はアメリカに赴任しました。
アメリカでは、製造工場のマネージャーとして、主に生産に関わる仕事。
台湾時代と打って変わり、お客さんの前に出る事は少なくなり、社内の仕事が殆ど。
アメリカでの毎日の生活
部下4名(全員アメリカ人)の仕事の管理、長期的な顧客要求を見据えたプロアクティブな製造手法の改善検討などが主な仕事です。
実際に手を動かすというよりは、指示する事が殆ど。
アメリカ時代の良い点
台湾と比べるとストレスが少ない。もちろん、ゼロでは無いですが、比べ物にならないほどストレスは少ないです。
平和な毎日!
工場なので、ほぼフル出勤ですが、自分が手を動かすことは少ないので、割と時間も融通が利きます。それなりに自由もある。
アメリカの仕事でしんどいところ
打ち合わせが多い。
台湾の時は、顧客との打ち合わせ以外、ほぼゼロでしたからね。それに比べて、アメリカは一日中打ち合わせです。
そんないっぱい打ち合わせてどうする…というくらい、打ち合わせばっかり。
嫌になる(なってる)
せっかくなので、みみたまボーイのスケジューラーのスクリーンショットを公開しましょう。毎日、ほぼ埋まっている…
また、英語が完全には理解できないのも、地味に辛いところ。
One on Oneで話している時は問題ないですが、大きな会議や顧客との会議など、ネイティブ同士が完全に普通に話している時は困ります。
聞き逃す、もしくは聞き取れず、消化不良で会議が進んでいくからです。
もちろん、聞き返せばいいのですが、全体に向けて話している時など、聞き返すべきではない時も多々あります。
モヤモヤしながら会議を終えるので、ストレスが溜まります。
永遠の課題!
もちろん、仕事に支障が出るレベルでは無いですが、こればっかりは継続して勉強するしかない。
文化の違いでちょっと困ることも
アメリカで働く場合、Job Descriptionがあって、「この人の仕事は製造管理!」とか決まってるんですよね。
で、その他の仕事はやらせれない。
つまり、「ごめん、これちょっとやっといてよ…」というのが通用しない。
アジアだと気にせずやってくれるのですが、アメリカは「それは俺の仕事ではない」とか言われ、普通に断ってきます。
アジアより融通がききにくい
もちろん、中にはやってくれる人もいますが、一歩間違うとトラブルになるので注意が必要です。
みみたまボーイが実際に陥ったトラブル事例がこちら(→アメリカ人部下にブチ切れられた話)
台湾、アメリカに共通するつらさ
台湾、アメリカと海外駐在をしていて、一番感じるのは、時間はある程度自由、という事。
日本時代は出社、退社時間も決まっていて、途中でちょっと抜ける時も上司の許可が必要だったり、しっかりと管理されていました。
それはそれで良い面もあるのでしょうが、海外は自由です。
一方、つらいのは、自由と引き換えに責任も重い事です。
そもそも、海外に派遣されている人の数が少ないので、一人一人の責任は重大です。
やらないといけない時は、深夜だろうが、土日祝日だろうがやるしかありません。
責任を果たせず、すぐに帰国となる人も、残念ながら一定数いるのも事実です。
みみたまボーイの部下にも、全く現地にフィットできず、残念な結果を迎えた人もいます。
厳しいですが、それが現実。
ブラックに聞こえそうですが、実際にやっている身からすると、責任感を感じる仕事が多いので、別に気にする事も無く、働いています。
もう麻痺してるだけなのかもしれないけど…
まとめ
今回は台湾、アメリカと駐在生活を続ける、みみたまボーイの仕事内容を書いてみました。
海外駐在生活は、ストレスも多いけど、得られることの方が大きく、みみたまボーイ的にはお勧めです。
では、また。
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