こんにちは、みみたまボーイです。
今回は、アメリカ国立公園を20カ所以上訪れた経験から、実体験に基づく「おすすめランキングTOP10」をご紹介します!
アメリカ、台湾、そして再びアメリカと海外を転々としている駐在員の私は、旅好きすぎて世界の秘境にも足を運び、台湾では台湾人も驚く最高峰・玉山に登頂。
アメリカではグランドキャニオンを5回以上訪れ、谷底まで日帰りトレイルを敢行。イエローストーンではまさかのパンク、クレーターレイクでは透き通る湖にダイブ!失敗も含めて、体験の濃度には自信があります!
この記事では、日本からアメリカ旅行を検討している方や、駐在中に自然を満喫したい方に向けて、実体験ベースの「本当に行ってよかった国立公園」を厳選して紹介します。
観光情報では得られない「現場の空気」と「やらかしエピソード」も盛りだくさん。きっと新たな発見があるはずです。
それでは、度肝抜かれる絶景と失敗談が入り混じる旅へ、いってみましょう!
実体験で選ぶ!おすすめアメリカ国立公園TOP10
アメリカで20カ所以上の国立公園を巡ってきた私が、実体験に基づいて本当に「行ってよかった!」と思えたおすすめ国立公園をランキング形式で紹介します。
自然のスケール、感動の風景、そしてちょっとした失敗談も含めて、現地でしか味わえないリアルな魅力を詰め込みました。
まずは、TOP10の一覧をご覧ください!正直、上位はどれも甲乙つけがたい…

もう、好みだよね(笑)
それでは、一覧から順にレビューしていきます!
順位 | 国立公園 | 一言コメント |
---|---|---|
1位 | グランドキャニオン | 地球の歴史が刻まれた赤土の大地 |
2位 | イエローストーン | 地球が呼吸する場所-生命の鼓動 |
3位 | アーチーズ | 風と時が彫った天然のアート |
4位 | ハワイ火山国立公園 | 唯一無二のリアル溶岩 |
5位 | クレーターレイク | 青の深淵 |
6位 | ブライスキャニオン | 異世界を思わせる奇岩の迷宮 |
7位 | ヨセミテ | 花崗岩の巨壁と滝が織りなす絶景 |
8位 | マウントレーニア | 雲を突き抜ける孤高の火山 |
9位 | 化石の森 | 太古の森が静かに語る地球の記憶 |
10位 | キャピトルリーフ | 大冒険! |
1位:グランドキャニオン | 谷底まで日帰りトレイルの実体験


ベタだな
ベタと言われようが、私の1位は「グランドキャニオン」!
もう5回は行ったでしょうか。写真でも伝わるとは思いますが、現物は相当なモノです。

圧倒される
とにかく果てしなく続くキャニオン。
言葉を失う力強さがそこにはあります。
地球上にこんな光景があったのか、これが原始の地球なのか…と、この星の創生にまで思いを馳せさせる壮大な力がグランドキャニオンにはあります。
一生のうちで、どこか1カ所だけアメリカの国立公園に行くなら、ぜひグランドキャニオンに行ってください。
と、いいつつ…私の妻のグランドキャニオン評は、じつはそれほど高くない(笑)。と、言うのも、妻と行った時はキャニオンランズとか言った後に、締めでグランドキャニオンに行ったんですよね。

他のところで見た景色と同じ

な、なんだと…
行く順番って大切ですね(笑)
グランドキャニオン日帰り谷底トレイルの注意点-Bright Angel Trail

私、谷底のコロラドリバーまでトレイルしたことがあるんです。
普通は上から圧倒的な景色を見るだけだと思いますが、あの渓谷を、まさかの一番下まで降りて行ったわけです。そして日帰りで上まで帰ってきた(笑)。

全く推奨されてない事をやってしまった、若かりし頃。

本当にすみませんでした。
ただ、コレ、忠告に従って、本当にやめておいたほうがいいです。
平均的な日本人と比べて、体力があるはずの30代前半の私が、朝イチに出て日の入り直前に上まで戻ってくるレベル。
谷底から3合目くらいのところで追い抜いた女性は、確実に日の入りまでに上にたどり着けてないのですが、彼女はどうなったのでしょうか…夜は相当冷えるので、本当に命に関わります。

行くなら谷底で1泊しよう
ただ、一生忘れられない思い出になります。
- 推奨されていない(公式にも注意喚起あり)
- 体力が必要:30代前半でもギリギリ
- 夜は冷える:防寒対策必須
- 途中で引き返す判断も重要
2位:イエローストーン | Grand Prismatic Springの絶景と注意点

2位はイエローストーンです。妻はイエローストーンが1位だと言っていますね。

グランドキャニオンは、ただの岩

口を慎め(笑)!
とにかく、イエローストーンも素晴らしい国立公園である事に疑いの余地はありません。
イエローストーンと聞いて、誰もが思い浮かべる虹色に輝くGrand Prismatic Springだけでなく、度肝を抜かれるサイズの間欠泉(Old faithful geyser)、そして、Grand Canyon of the Yellowstoneも忘れてはいけません。
その他にも、見どころ満載な国立公園、それがイエローストーンです。
当然ですが、アメリカでも人気の国立公園で、冬場は雪で行く事が困難なこともあり、夏場の祝日はとてつもなく混みます。私、4月に行って、雪のため旅程を1日前倒して帰ってきたことがあります。
しかし、それでも行ってほしいのがイエローストーン。
Old faithful geyserは一見の価値ありですし、なぜか写真で見るとGrand Canyon of the Yellowstoneが凄くショボく見えるのですが、現物は凄い。

写真にだまされるな
Grand Prismatic Springのトレイルに気を付けろ!

イエローストーンで外せない観光地と言えば、Grand Prismatic Spring。
国立公園の入り口でもらう地図を頼りにGrand Prismatic Springに行くと、Grand Prismatic Springに最接近するトレイルに到着します。
Midway Geyser Basinという名前のトレイルです。

3m先、手が届きそうな距離に Grand Prismatic Springがある

いいね
ただ、このトレイル、近すぎてGrand Prismatic Springの全景を見る事ができません。
このトレイルがダメだと言ってるわけでは無いです。Midway Geyser Basinには行きましょう。ただ、全景を見るにために別のトレイル=Grand prismatic overlook trailにも行ってください。
このGrand prismatic overlook trailは地図にもちょこっとしか書かれていませんし、普通に行くと気づきません。私も1回目のイエローストーン訪問時は気付かず、素通りして後悔しました。
しかし、イエローストーンに行ったら、このGrand prismatic overlook trailは必須です。
広大な自然の中に、ただ1点、明らかに特異的に輝くスポット。
中央の透き通るような深い青から緑、周縁の黄、オレンジと極彩色のコントラストに心奪われ、その場を離れれなくなります。
「地球って、どうなってるんだろうね…」息子が呟いた、そんな言葉が印象的。
- Midway Geyser Basin:最接近できるが、全景は見えない
- Grand Prismatic Overlook Trail:高台から全体を見渡せる絶景ポイント
- 地図には小さくしか載っていないので、見逃し注意!

3位:アーチーズ | 赤土の絶景とDelicate Archトレイル

3位はアーチーズにしました。
悩んだものの、私、赤土が好きなんでしょうね(笑)。
でも、じつはアーチーズは、行くまでは、あまり期待していませんでした。

岩がアーチ状になってるだけ?
行ってみたらガッカリ国立公園だった…というのも覚悟して行ってみたところ…

アーチーズ、デカいなー
確かに、岩がアーチ状になっているだけと言えば、そうなのですが、規模がデカい。
この規模でアーチになってるのは凄いな…と素直に感動しました。
そして、アーチーズ国立公園そのものも割と大きく、全てのビューポイントを見たり、ハイキングしたりすると1日いても足りないでしょうね。
Delicate Archへのトレイルは必須
アーチーズ国立公園の中でもハイライトとなるのはDelicate Arch(デリケートアーチ)へのトレイル。このデリケートアーチ、ユタ州の車のナンバープレートの絵柄に採用されているくらいの有名ポイントです。
トレイルは往復で3 miles (4.8 km)と大した距離では無いのですが、道なき岩肌を登る冒険心くすぐるトレイルです。

子供でも登れるけど
下の写真のような岩肌を、道も無く登ります。自然を一身に感じるトレイル。

そして登り切った先にあるDelicate Arch。
アーチの真ん中でピョンピョン跳ねてるチャレンジャーもいましたが、高所恐怖症の私には無理でした(笑)。グランドキャニオンの谷底トレイルと違って、子どもでも走破できるのが◎。
- 距離:往復約4.8km(3 miles)
- 所要時間:1.5〜2時間(休憩含む)
- 難易度:中程度(岩肌を登る箇所あり)
- 子連れでも可能(小学生以上推奨)
- 注意点:日差しが強いので帽子・水分必須
4位:ハワイ火山国立公園 | 火山と星空の奇跡

4位はハワイ火山国立公園!
この国立公園には何と言っても唯一無二の特徴があります-火山!
世界に火山は数多あれど、本物の溶岩が噴き出す様子がみれるのは、ハワイ火山国立公園だけ。昼はキラウエア・イキ火山の火口に降り立ち、大地の鼓動を感じ、夜は満天の星空の下で深紅の溶岩を拝む。

自然の驚異を体感
ハワイ島は火山だけでなく、巨大な滝など自然の宝庫。行って損なし。
ハワイ国立公園で溶岩を見るならKeanakakoʻi Overlook | 星空の下、絶景堪能

ハワイ島で溶岩を見るならKeanakakoʻi Overlook(ケアナカコイ・オーバールック)に行ってください。
ここは火山国立公園内で赤く流れる溶岩を最も近くで見ることができる場所です。他の場所からは、はっきりと溶岩を見ることができませんが、ここなら肉眼でも確認できます。

双眼鏡があれば、なお良し
となりで見ていたアメリカ人が溶岩が噴き出した瞬間「OMG!」と絶叫するほどの感動がそこにはあります。行き道に街灯もなく、見上げれば満天の星空というのも◎
- 距離:片道約1.3km(往復40〜50分)
- おすすめ時間帯:日の入り〜夜
- 特徴:赤く輝く溶岩を肉眼で確認できる希少スポット
- 注意点:街灯なし・防寒対策・双眼鏡があると◎
5位:クレーターレイク | Cleetwood Cove Trailで青の深淵へダイブ

クレーターレイクは、久々に「あ、凄いな」と感じた景色に出会えた国立公園。決して、「自分がオレゴンに住んでるから上位にランクインさせた…」というわけでは無いです(笑)。
私、旅好きなせいで、色んな絶景を見てきたんですよ。その弊害として、多くの観光地は「まあ、どこかで見たことある景色だな」という感想で終わっていきます。
そんな事を感じはじめていた30代後半に行ったのがクレーターレイク。目の前に現れた湖を見て驚愕しました。

なんだこの青さは!
青いだけなのに感動。
しぼみつつあった私の冒険心に、もう一度、灯をともしてくれた国立公園。それがクレーターレイク。
Cleetwood Cove Trailは唯一の遊泳可能スポット

心も洗われるような青さのクレータレイク。
なんと夏場は遊泳が解禁されています。

6月~9月は泳げる!
正確な遊泳可能日は毎年変わるので、クレーターレイクのホームページで確認してください(→Crater Lake)。そして、遊泳できるのはクレーターレイクの数あるトレイルの中でもCleetwood Cove Trailだけ。
片道1.1マイル(1.7km)のトレイルの先で泳ぐことができます。もちろん、私は泳いでみました(笑)。

夏場でも14℃!冷たい!
しかし、世界最高峰の透明度を誇るクレーターレイクで泳ぐという贅沢…

忘れ難い経験!
もし、あなたが夏場にクレーターレイクを訪れるなら、ぜひ泳いでいってもらいたいです。なお、湖岸には着替えるところとか無いので、このトレイルは海パンでハイキングする事になります(笑)。
山火事の時は行くな!
近年、クレーターレイクに行く時に、気を付けないといけない事があります。

山火事
最近、秋にかけてアメリカ西海岸での山火事が多いんです。クレーターレイク周辺で燃えていたり、カリフォルニア側で燃えていたり。
困った事に、一度燃え出すと、なかなか消えない。
そして更に困った事に、煙があるタイミングでクレーターレイクに行くと湖面が全く見えません。
私、一度、周辺で山火事が発生している日に家族でクレーターレイクに行ってみたのですが、Observation pointから湖は全く見えず。しょうがないので、湖の淵まで行ったものの、全く見えず。

は、どうなってんの?

ご、ごめん…
家族にとっては初めてのクレーターレイクでしたが、全く感動することなく帰宅(笑)。山火事が終わってから改めて行って、感動してもらいましたが。
山火事情報はここで確認できます(→Oregon Wildfire)。
とはいえ、正直、近くのどこかの山は、必ず燃えているので、ピンポイントでクレーターレイクの煙状況を見るなら、Smoke Forecastを見るのがいいと思います(→Crater Lake Smoke Forecast)。
- 【Oregon Wildfire】で周辺の火災状況をチェック
- 【Smoke Forecast】で煙の流れをピンポイント確認
- 秋は特に注意!視界ゼロになる可能性あり

6位:ブライスキャニオン | ナバホループ・トレイルで奇岩の絶景を堪能

6位は奇岩が織りなす絶景「ブライスキャニオン」。
またグランドサークルからのノミネートか…と思ったかもしれませんが、ブライスキャニオンはグランドキャニオンやザイオンなど、グランドサークルの国立公園の中でも異彩を放っています。
ほら、他のところって…

どこを見てもグランドキャニオンっぽい

黙れ(笑)!
それに比べて、ブライスキャニオンは明らかに違う。「フードゥー(Hoodoo)」と呼ばれる奇岩群が織りなす景色は、まさにここでしか見れない絶景。
時間がなくても大満足!ナバホループトレイル

「サクッと行って、しっかり感動」するなら、ナバホループトレイルに行きましょう。
全長約2.9km、所要時間は1.5〜2時間ほどで短時間で完歩でき、それでいてブライスキャニオンの魅力をギュッと詰め込んだ満足度No.1のトレイル。
Loopトレイルになっており、サンセットポイントからフードゥーを見上げながら谷底に降り、またスタート地点に戻ってきます。
短いながらも最後の登りに心が折れそうになりますが、横に広がる絶景に気づいた時、すべての疲れが吹っ飛びます。
- 距離:約2.9km(ループ形式)
- 所要時間:1.5〜2時間
- スタート地点:サンセットポイント
- 見どころ:谷底から見上げるフードゥーの絶景
- 注意点:最後の登りはやや急勾配

7位:ヨセミテ | ハーフドームでの失敗談や周辺観光地

7位はヨセミテにしました。
カリフォルニアの誇るヨセミテ国立公園。

5回くらい行ってるなー
グランドサークルの荒々しい大自然とは、全然違う雰囲気をもった渓谷。緑あふれる森と白く輝く岩に魅せられ、何度も訪れる。
アメリカでも屈指の人気を誇る美しい国立公園、それがヨセミテ。
ヨセミテ1番のハイキングといえば、ハーフドームへ登頂ですが、それ以外にも雪解けで水量の多い時期に行くヨセミテ滝へのハイキングなども素晴らしいモノがあります。
ハーフドームを登り切れ!

ヨセミテと言えば、まず思い浮かべるのがハーフドームではないでしょうか?
上の写真にある半円の岩ですね。アウトドア用品を取り扱うThe north faceのロゴ、じつはハーフドームから来ています。
そして、このハーフドーム、なんと登る事ができます!
登るには許可証が必要で、ホームページで申請。抽選なので当選するかどうかは、あなたの運しだい。

当選確率10%くらいらしい
私は過去3回挑戦して、なんと全滅!
ただ、3回も挑戦しようとしている事もアリ、無駄にトレイルの知識だけはついています。往復22キロ、往復で10~13時間も要するタフなトレイル。
もし、あなたが行くなら、早朝から出発して太陽が出ている間に帰ってきてください。
絶景を見るならグレーシャーポイント
残念ながら抽選に外れてハーフドームに登れない場合、グレーシャーポイントに行きましょう。グレーシャーポイントは、Glacier point roadを走って行けば到達できるので、行くのは簡単です。

混んでなければ(笑)

どういうこと?
グレーシャーポイントからの眺めは最高なのですが、それだけに激混み。連休の週末に行くなら早朝に行きましょう。間違っても昼間に行ってはいけません。
裏ワザとして、Yosemite riverからGlacier pointまでハイキングで行く方法があります。片道3時間ですが、Yosemiteの大自然を満喫できる素晴らしいトレイルなので、割とおすすめ(→Four mile trail)。
Yosemite valley, El Capitan, Yosemite Falls,そして最後にHalf domeとヨセミテの有名どころを全て見れます。
なお、グレーシャーポイントに行く際の注意点があります。
雨の日に行ってはいけません。

霧で全く何も見えない
私は、一回だけ雨の日にグレーシャーポイントに行ってみたのですが、道中の道から霧が凄く、さらにグレーシャーポイントも霧まみれ。
目の前にあるはずのハーフドームが全く見えず。
霧がわずかに晴れた時に、かろうじて撮った写真がこれ。

まさにお手上げ(笑)

ちなみに、晴れていれば、こんな感じ。

もう一つの見どころ、トンネルビューも、このありさまです。

こちらも、晴れていれば、こんな感じ。


晴れの日に行こう!
近くの観光地にも行ってみましょう!
もし少し時間があるなら近くにあるMono LakeやBodieに行ってみてください。
Mono lakeは塩湖で、異様な形状をした巨大な潮の塊が特徴。なかなか見れない光景です。
Mono lakeだけを目的に行く必要は無いものの、ヨセミテに行くなら立ち寄りたい観光地。

そして、Bodieは、なんとゴーストタウン。

かつでゴールドラッシュで栄えた街が衰退し、今や歴史公園として存在しています。「まさに夢の跡…」そんなノスタルジックな気持ちにさせてくれる街、というかゴーストタウン。

それがBodie
8位:マウントレーニア | 期間限定の楽園、Skylineトレイルの魅力

8位は夏しか行けない期間限定の国立公園「マウントレーニア」。
マウントレーニアと言えば森永乳業のコーヒーを思い浮かべてしまいますが、その由来となったマウントレーニア国立公園はワシントン州のシンボル。
冬は雪で閉ざされ、夏の短い期間だけ足を踏み入れることが許される、まさに秘境。花々が咲き乱れるレーニアの美しさは人々をひきつけて話しません。
なお、私は一度だけ7月中旬に行ったのですが、まだ雪で覆われていて引き返しました(笑)。
Skylineトレイルは子供でも完歩可能

マウントレーニア国立公園で見どころは「Paradise」と「Sunrise」ですが、「Paradise」側でお薦めなのがSkylineトレイル。
トレイル始点から花が咲き乱れ、小脇に現れるリスなどを見ながら進むトレイル。ずっと緑溢れる穏やかな道かと思いきや、途中から火山(雪山)の荒々しさを感じる道へ。

パノラマポイントから見渡す、ワシントンからオレゴンにかけて連なるカスケードマウンテンは壮観です。
- エリア:Paradise(パラダイス)側
- 距離:約8km(ループ形式)
- 所要時間:3〜4時間
- 難易度:中程度(子供でも完歩可能)
- 見どころ:高山植物・野生動物・雪山・パノラマポイント

9位:化石の森国立公園 | 太古の木が石になった奇跡の風景

化石の森(Petrified Forest National Park)は他の国立公園とは一線を画す、地球の記憶が眠る場所。グランドサークルにありながら、他の国立公園とはカスリもしない。
ブライスキャニオンもユニークですが、とはいえ、赤土が生み出した絶景である事に変わりはありません。一方、化石の森は「アメリカ南西部で出会う太古のロマン」。
正直なところ、行くまでは化石の森国立公園には全く期待していませんでした。「時間が余ったから寄っていくか」程度の軽い気持ちで訪れたものの…

意外といい
あのグランドキャニオンを「見飽きた」と一蹴する妻でさえ、

ここはアリだね
と謎の上から目線での高評価。これは間違いありません(笑)。
- 石化した木々(Petrified Wood):太古の森がそのまま岩に
- 地層のグラデーション:赤・紫・灰色が織りなす自然のアート
- Painted Desert:夕暮れ時の色彩が幻想的
- トレイル:短距離でも絶景が楽しめるルート多数
10位:キャピトルリーフ | オフロードの先に絶景!Temple of the Sun

Top10のラストは…アメリカ国立公園の中で一番怖かった「キャピトルリーフ」にしました。
なかなかのマイナー国立公園で行ったことがある人も少ないのではないでしょうか?みんな、グランドキャニオンやザイオンに行ってしまいますからね。
でも、キャピトルリーフ国立公園を甘く見てはいけません。
雨の日の後や、車高の低い車や2WDで行ったら、まずお終いの過酷なオフロード。足場の悪い中、繰り返されるアップダウンに心が折れて引き返す人、多数。

男なら行くべし(笑)
Temple of the Sunへの50マイルのオフロードを突破しろ!

キャピトルリーフの中でも秘境とされるのが「Temple of the Sun」。50マイルのオフロードを恐怖に打ち勝ち突破したものだけが辿り着ける、まさに勇者の証。

マジで怖かった
Temple of the Sunはオフロードのちょうど中間地点にあり、見た後の帰り道もまた恐怖。
途中にはGypsum Sinkholeという赤土に吸い込まれるような巨大な穴もあり、自然の驚異が詰まったオフロードを体験できます。

- 場所:キャピトルリーフ国立公園内の秘境エリア
- アクセス:片道約50マイルのオフロード(4WD推奨)
- 所要時間:往復で約3〜4時間(路面状況による)
- 見どころ:巨大な岩の神殿のような造形美
- 注意点:雨の後は危険/2WD・車高の低い車は不可

私の行ったアメリカ国立公園一覧
これまで訪れたアメリカの国立公園は24カ所。この記事のTOP10は、すべてこの中から実体験に基づいて厳選しています!
- Arches
- Bryce Canyon
- Canyonlands
- Capitol Reef
- Channel Islands
- Crater Lake
- Death Valley
- Grand Canyon
- Grand Teton
- Hawaii Volcanoes
- Joshua Tree
- Lassen Volcanic
- Mesa Verde
- Mount Rainier
- North Cascades
- Olympic
- Petrified Forest
- Pinnacles
- Redwood
- Sequoia
- Yellowstone
- Yosemite
- Zion
- Everglades
正直レビュー|ちょっと期待外れだった国立公園たち
「行ったけど、うーん…正直、そこまででもなかったな」と感じた国立公園たちを、理由付きで紹介します。
※あくまで個人的な感想です。好きな方、すみません!全部のトレイルに行ったわけでも無いので、素晴らしいトレイルを見逃しているかもしれません。
- デスバレー
- セコイア
- ジョシュアツリー
デスバレー | 旅の順番が悪かっただけかも

はじめてデスバレーにいった旅、じつはグランドキャニオンをはじめ、名だたる国立公園を回り、一番最後がデスバレーだったんですよね。
旅行の順番、タイミングが悪かった…。
散々、絶景を見た後にデスバレーに行った時の私の感想は…

ふーん
最初に行ってたら、たぶん違う感想だったんでしょう。
セコイア | 巨木のスケールに期待しすぎた話

セコイアは、そんなに悪くないです。

あんな大きな木、見たこと無い
ただ、セコイアには同僚と行ったのですが、誘ってきた同僚が言っていたんです。

直径100mの巨木ですよ!

世界樹やん!
で、行ってみたら高さ100m(実際には84m)だったという事で、ハードルが上がりすぎてた事によるガッカリでした。
ジョシュアツリー | 木の形は確かに珍しいが…正直レビュー

近くまで行ったので、ふと立ち寄ったのがジョシュアツリー国立公園。
確かに、木の形は珍しい。

ただ、それ以上でも、それ以下でもない。
正直、国立公園に入る前からソコソコな量のジョシュアツリーが生えており、国立公園に入らなくても良かったような気がしないでもない(笑)。
まとめ|体験から選んだアメリカ国立公園TOP10の本音レビュー
今回はアメリカ国立公園を巡りに巡った私がリアルな体験に基づいて「本当に行ってよかった」と思えるTOP10を選んでみました。
アメリカの国立公園はスケールが違う。これまで見たこともない景色や絶景、地球の原風景を巡る旅とも言えます。
もちろん、人によって「どれが良いか」は違います。でもこの記事を読んで、「ここ、行ってみたいかも」と思える場所が一つでも見つかったなら、書いた甲斐があります。
「次はどこへ行こうかな…」そう思ったあなたには、これからの旅で、思いがけない感動が待っているはずです。
では、また。

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