アメリカ人の労働時間~働かない!残業しない!のは本当か?

US Work style

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こんにちは、みみたまボーイです。

駐在員としてアメリカで仕事をし始めて、早いもので4年になろうとしています。

巷では「アメリカ人は働かない」「アメリカ人は残業しない」と言った意見もあれば、「アメリカ人は働きすぎ」といった意見もあります。

どっちが本当なんでしょうか?

アメリカ人と仕事をするに当たって、アメリカ人の労働時間、労働習慣は気になるところです。

みみたまボーイは、兼務を含めて4年で3つの異なるアメリカの会社で働く機会がありました。

おもしろいのは、アメリカと一口に言っても、スタートアップの会社と大企業では全然労働環境、習慣も違うという事です。

端的に言うと、いっぱい働いている人もいれば、全然働いてない人もいます。

そんなわけで、今回はみみたまボーイが実際に働いてみた2つのスタートアップの会社と、1つの大企業における、アメリカ人の働き方の違いについて書いてみたいと思います。

これからアメリカ赴任になり、アメリカ人の部下を持つあなたの参考になれば嬉しいです。

では、いってみましょう。

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目次

「アメリカ人は働かない」は本当か?

一般的なイメージは「アメリカ人は働かない」だと思います。

周りの駐在員(西海岸)に聞いても、ほとんどの人が「アメリカ人、全然、働かない」と言うと思います。

みみたまボーイも同じ意見です。

ただし、「多くのアメリカ人は働かない」という話であり、全員が働かないわけではありません。

死ぬほど働いているアメリカ人も中にはいます。

なお、みみたまボーイは経験が無いので語れませんが、ニューヨーカーは死ぬほど働いているようです。

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【実例1】スタートアップ企業の労働時間

これまで2つのスタートアップ企業で働きましたが、スタートアップはみんなせっせと働きます。

人がいないのでしょうがないのと、モチベーションも高いからでしょう。

「朝、4時半から出社」、「深夜11時まで客と会議」といった事もしばしば。

一例として、スタートアップ企業の係長クラスの人のスケジューラーを除いてみましょう。

Dom's calendar

29日(月)はアメリカ休日。2日(金)は、仕事する気が無いんでしょうね(笑)。

ただ、火曜から木曜までは、それなりに打ち合わせが入っていて、忙しそうな雰囲気を感じてもらえると思います。

これに加えてデスクワークもありますので、スタートアップで勤務する彼は非常に忙しく働いています。

残業とかも普通にやっています。

【実例2】大企業の労働時間

比較対象として大企業で働く、同じような職種の係長のスケジューラーを除いてみましょう。

大企業といっても5000人くらいの規模ですが。

Jonathan's Calendar
ライオンさん

働け!

まあ、会議ばっかりやってもしょうがないので、彼がサボっているというわけではありません。

ただ、明らかに違う事が見て取れると思います。

実際、接してみても、大企業の係長はのんびりしていますね。

スタートアップ企業と比較すると、圧倒的に穏やかな毎日を送っていて、毎日5時に帰宅。

残業なんて、全く頭にも無さそうです。

じゃあ、大企業がなぜ繁栄し続けれるのか…というと、大企業も上層部は働きまくっています。

工場長のスケジューラーをのぞき見した

Brian's schedule

工場長と言っても100人くらいの工場です。

ライオンさん

しかし、この忙しさ!

彼は夜中にメールしても返信してきますし、非常にワーカホリックな人間です。

実際にこの会社で働いて感じているのは、多くの従業員は係長くらいの労働時間で、これだと到底会社として成り立たない。

しかし、工場長をはじめとする極一部の死ぬほど働いている人によって支えられいる、という事。

スタートアップも大企業も共通している事

日々の労働時間に関しては、企業によって大きく違いがあるように感じますが、3つの企業で働いていて、今のところ共通している事があります。

スタートアップだろうが、大企業だろうがバケーションは取る。

子どもの夏休みとか、Thanksgivingとか、1週間単位でのバケーションは大企業だろうがスタートアップだろうが取りますね。

で、その間はほぼ働かない。

個人的には「バケーションの間、仕事止まるだろ!」と思うものの、意外とお客さんも「バケーションならしょうがないよね」みたいなノリで受け入れています。

その辺が文化の違いでしょうか。

しかし、受け入れられるのは欧米のお客さんのみで、アジアのお客さんからは「休んでんじゃねーよ」と不満を言われていますが。

まあ、それも文化の違いですね(笑)。

労働効率の話

平均的な労働時間を考えると、日本人の方がアメリカ人より圧倒的に長く働いています。

一方、企業としての利益額はアメリカ企業の方が多く、日本人の労働効率が悪い…というような話を聞くことがあります。

その通りだと思います。

ただ、これまで示してきたように「アメリカも一部の死ぬほど働いている人によって支えられていて、そいつらは日本人と同じくらい働いてるのでは?」という気はします。

もちろん、みみたまボーイは3企業でしか働いたことがないので確実な事は言えませんが、そんな気がする。

まとめ

今回はアメリカ人の労働実態についてまとめてみました。

一般的には「アメリカ人は働かない」と言われがちですが、実際に働いていみると、中には死ぬほど働いている人もいます。

結局、最後は性格なのかもしれません。では、また。

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