こんにちは、みみたまボーイです。
思わぬパンクでテンパータイヤを使用せざるを得なくなる事ってあると思います。そして、修理工場が意外と遠くにある事も多々あります。
「修理工場まで、テンパータイヤでもつのかな…?」
そんな不安を覚えて当然です。
じつは、みみたまボーイも同じ経験があります。しかもアメリカで。
今回は、みみたまボーイがテンパータイヤで自己最高の走行距離を達成した話。
あなたの不安を少しでも解消できれば嬉しいです。
では、いってみましょう。
テンパータイヤとは
テンパータイヤとは、いわゆる「スペアタイヤ」の一種。でも、やけに細身の頼りないタイヤ。
一般的に言われる「スペアタイヤ」は、その車に取り付けられているタイヤと全く同じもの。
一方、テンパータイヤは応急処置用のタイヤで、正規のタイヤよりサイズも小さく、タイヤ幅も見るからに狭い。
見るからに頼りない
一般的なテンパータイヤの使用方法
見るからに頼りない「テンパータイヤ」。当然、正規のタイヤと同じようには使えません。
使える気もしない
そんな「テンパータイヤ」の適切な使い方をググってみると…
- 最高速度は時速80km
- 走行距離は100km
テンーパータイヤは、タイヤ幅が狭いためにグリップ力が弱い。あくまで緊急用のタイヤ。
実際、何キロ走れるの?
パンクしてテンパータイヤに切り替えた我々が知りたいのは、テンパータイヤの本当の実力。
修理工場まで行くしかないんだ!
実際のところ、1000Kmはいける(いけた)。
そんなわけで、みみたまボーイがテンーパータイヤで自己最長の走行距離を達成した実話をお届けします。
テンパータイヤでの長距離走行を推奨するものではありません。安全第一です。
テンパータイヤで最長走行距離を達成した旅の概要
で、どんな旅だったの?
完璧な予定を組んでいた!
- 金曜夕方にビーバートンを出発
- 土曜午前にイエローストーン到着。一番有名なところを見る。
- 日曜日は、その他の主要観光地を巡る。
- 月曜日にビーバートンへ戻る
で、どうなったの?
イエローストーンで、まさかのパンク!
- 金曜夕方にビーバートンを出発
- 土曜午前にイエローストーン到着。国立公園内で、まさかのパンク。テンパータイヤ装着。
- 日曜日はタイヤ屋を探すが見つからず。
- 月曜日、テンパータイヤでビーバートンへ帰る。
結局、ほぼ何も見れず、テンパータイヤで長距離を爆走する恐怖体験をする事に。
最長走行距離を達成した恐怖の詳細
何があったか詳しく教えてよ
ぜひ反面教師にしてほしい
はじまりは金曜日の長距離ドライブ
あれば、7月4日の独立記念日の4連休。
みみたまボーイは、ビーバートンからイエローストーンへの旅に出た。
片道14時間のロングドライブ(1300Km)。
金曜日の夕方出発し、予定通りイエローストーンへの長距離深夜ドライブを完遂。
なお、一人旅です。
パンク!そしてテンパータイヤ装着
土曜の10時頃にイエローストーンへ到着。
ようやく到着した喜びと、イエローストーンへの期待に胸を膨らませながら、Grand Prismatic Springに到着。
これぞ、イエローストーン!という景色に満足感で満たされる。
思えば、この時が、この旅のハイライトだった…
あまりの長距離ドライブに疲労を感じており、「早めにホテルに戻るか…」と思うものの、もったいない気がして、「他の観光地にも行ってしまおう!」と決断する。
この決断が間違いだった!
次の観光地へ向かう途中、やや眠気を感じる。とはいえ、車も少なく、一本道の国立公園。
まあ、大丈夫だろうと車を走らせていたところ、道路の端の方に丸太が落ちていました。
眠くて注意力散漫だったみみたまボーイは、直前まで落ちている丸太に気付かず、よけきれず。バコーン!と右前輪がパンク。
マジか。最悪だな…
一気に目が覚めた!
ひとまず、路肩に移動。10秒ほど放心状態。
国立公園の入り口まで、約10Km。だましだまし走れるんじゃない?
10mも走れなかった!
電話で助けを呼ぶしかないか…
国立公園内は携帯の電波がない!
テンパータイヤをもっていた
ひとりで途方に暮れながら、車を調べてたら、なんとテンパータイヤがある事に気付く。
情けない事に、それまで、テンパータイヤをつんでいる事すら知らず…。
九死に一生を得たとはこのことか!
でも、タイヤの交換やったこと無いガオ!
ネットで調べればいいだろ!
電波が無いガオ!
タイヤ交換器具は車に入っていたので、「自力でやってみるか…」と思ったその時、”Hey, are you okay?”と4人乗りの若者の車が止ってくれました。
もちろん、言いましたよ。
I’m not okay!
すると、若者の一人が手際よく、タイヤ交換をしてくれるではありませんか。
これほど情けなさを感じた事も、これほど人の優しさに救われた事もありません。素晴らしい若者がいる次世代に期待がもてます。ありがとう!
で、なんとかスペアタイヤでホテル到着。あまりの肉体的&精神的疲労で、完全熟睡。
- 眠い時は運転するな!
- タイヤくらい自分で替えれるようにしておけ!
一日中、修理工場を探すも…
テンパータイヤについての知識が皆無だったので、「テンパータイヤの走行距離」を調べると…
テンパータイヤを装着した場合、走行可能な距離は「100km前後」と言われています。
それ以上走ろうと思えば可能なのかもしれませんが、テンパータイヤが通常のタイヤに比べかなり簡素な作りにで、耐久性も低いことを考えれば、長距離の走行は安全であるとは言えません。
kobacさん
今すぐタイヤを修理だ!
イエローストーンを回っている場合ではありません。タイヤ屋に直行です。
しかし、連休でほとんどのタイヤ屋がしまっている…しかし、Walmartタイヤセンターはやっていた。
さすが、Walmart!大手は違うな!助かった!
あ、ホイールも曲がってるね。
タイヤはあるが、ホイールは無い!すまんな!
OMG!
単なるパンクではなく、ホイールまでやってしまっていたようです。
その後、Costcoタイヤセンターに行くも、同じ回答。現地のよくわからない修理屋を見つけるも…
俺はホイールも直せるぞ!
でも、今は機械がない。
火曜に来い!
結局、この日はタイヤは修理できず。
保険屋に電話するも…
保険屋に電話するも「うちは、スペアタイヤには交換するとこまでだ」と言われ、撃沈。
しかし、帰らなければいけない
もう一度、テンパータイヤの走行距離を調べてみると…「長距離は走るな」、「バーストする」といった情報ばかり。
違うんだ。俺はビーバートンに帰らないといけないんだ。
タイヤでアメリカ横断しました!みたいな強者はいないのか?
安心材料が欲しいんだな
- ホイールが曲がったら、すぐには直らない
テンパータイヤで走行距離の限界突破
ホテル周辺のタイヤ屋は全部回っており、翌日も休日という事で、事態の好転は見込めない。
同じ場所でいても仕方ないし、ホテル従業員の「大きな町なら可能性はあるかも」というアドバイスに従い、ゆっくりビーバートンへ向けて進むことに。
途中の大きな町で、タイヤ屋を探す旅のスタートです。
バーストの恐怖と闘いながらの旅!
60マイル以上は出せない。いつバーストしてもいいように(よくない!)、ハンドルをギュッと握りながらの恐怖ドライブ。
途中、大きな町についてはタイヤ屋を探すも、どこも閉まっている。
1時間おきにタイヤ状態をチェックしながら、ノロノロなんとか家に到着。
結果、テンパータイヤで1300Km以上の走行距離を達成しました。
着いたんだ…
最高に怖い14時間ドライブ!
- アメリカの休日、祝日は修理屋は全く空いていない
テンパータイヤでの長距離走行を推奨するものではありません。安全第一です。
後日談
翌日、近所の修理工場でホイールごとタイヤ交換。
1300Kmを走行してくれたテンパータイヤとのお別れです。
今回は、テンパータイヤで恐怖の1300Km走行でしたが、パンクした時に、テンパータイヤがあって本当に良かった。
テンパータイヤがなかったら、終わってた…
まとめ
生きて帰れた事に、ただただ感謝。注意力散漫で運転してはいけませんん。絶対ダメです。そして、テンパータイヤ、ありがとう!
では、また。
コメント