フィリピン人講師でオンライン英会話は効果あり？デメリットは？

こんにちは、みみたまボーイです。

アメリカ駐在員となりオンライン英会話をやること、早４年。

先日、新たに赴任した駐在員に「オンライン英会話でフィリピン人講師ってどうですか？」と聞かれ、同じ事を考えていた昔の自分を思い出しました。

どういう刷り込みなのか、ネイティブ講師＞フィリピン人講師のような意識がある人が多いように感じます（昔の私もそうでした）。

ただ、声を大にして言いたい！

「ネイティブ講師と比べて、遜色ない」と言った方が正確でしょうか。

もちろん、ネイティブ講師でしか得られないモノもありますが、フィリピン人講師を敢えて避ける理由は私には見当たりません。

そんなわけで、今回はオンライン英会話における、フィリピン人講師の特徴、メリット・デメリットを書いていきたいと思います。

あなたのオンライン英会話選びの参考になれば嬉しいです。

では、いってみましょう。

フィリピン人講師の特徴

これまで100人以上のフィリピン人講師とオンライン英会話をしてきた経験から、一般的なフィリピン人講師の特徴を書いてみましょう。

英語が上手い

「講師なんだから当たり前だろ」と言われそうですが、フィリピン人講師とネイティブ講師で悩む人にとっては重要な要素かと思います。

「フィリピン人講師で学んでも、ネイティブと話せるようにならなかったら意味ない…」とフィリピン人講師を躊躇する人に言いたい。

EFエデュケーションファーストの2023年度版EPI（英語能力指数）で、フィリピンはアジアでシンガポールに次ぐ2位。

公用語として英語が話されており、当然、ネイティブとも問題なくコミュニケーションできる英語レベルです。

英語が聞き取りやすい

フィリピン人の英語力は非常に高いのですが、ネイティブと比較して、日本人には聞き取りやすいと感じる事が多いと思います。

私の経験からすると、フィリピン人は単語の音と音を繋げる「リンキング」をあまりしません。

つまり、一つ一つの単語をしっかり発音してくれるので、日本人のように第二言語として英語を学ぶ人にとって「聞き取りやすい英語」なんです。

そんな事を言うと、

と、息巻いてくる人もいるのですが、「まあ、落ち着け」と言いたい。

フィリピン人講師と英語で会話できるレベルまで英語力が上がれば、ネイティブの音になれるのは早いので、全く心配ありません。

英語に自信がないなら、リンキングなど音の変化マックスのネイティブ講師で、何を言ってるか半分もわからないまま受講するより、フィリピン人講師を受講した方が絶対良い。

フィリピンアクセントはある

とか、言ってくる人もいますが…

と、言いたい。

アメリカだって、西海岸と東海岸で違ったり、アクセントの違いは国というか、地域でもあるので、そんな小さい事を気にしてもしょうがない。

というか、あなたも経験があるように、インド系の人のアクセントとか、日本人には超聞き取り難いじゃないですか。

でも、ネイティブの人は聞き取れてるんです。

つまり、そのアクセントを聞き取れない、我々の英語力に問題があるということです！

そんなわけで、私のおススメは、フィリピンに限らず、色んな国の人と英語で話してみる事です。

実際、アメリカで働いていると、本当に多くの国の人がいるので、どんなアクセントにも対応できる「英語の幅」が実践では必要となります。

優しい

フィリピン人講師は、優しく、フレンドリーな人が多いので、リラックスしてレッスンを受ける事ができます。

この辺は国民性なのか、同じように第二言語として英語を学んでいるため、英語学習者への理解力があるためなのか…

いずれにしても、楽しいレッスンになる事が多くて、私は好きですね。

フィリピン人講師のメリット・デメリット

ここでは、フィリピン人講師を受講するメリット・デメリットを上げてみましょう。

メリット

フィリピン人講師を受講するメリットから。

受講料が安く、コスパが良い

労働賃金の影響なのか、ネイティブ講師と比較して、フィリピン人講師はレッスン料が安く設定されています。

それでいて、フィリピン人講師の英語力はネイティブと遜色ないので、非常にコスパが良い。

英語がわかり易く、躓かない

「フィリピン人講師の特徴」で書いた通り、ネイティブ講師と比較して、フィリピン人講師は一語ずつはっきり喋るので、非常に聞き取りやすい。

いきなりネイティブ講師の授業を受けると、「２割くらいしか聞き取れず、自信喪失→英語の勉強をやらなくなる」ので、私はフィリピン人講師からスタートするのは全然アリだと思います。

リラックスして受けれる

フィリピン人の講師は、優しいですし、ネイティブ講師と比較すれば英語を聞き取れる率も高いので、心に余裕をもってレッスンに臨めます。

英語学習の成功の秘訣は、何といっても継続する事なので、ある程度ストレスなくレッスンに臨める事はとても大きなメリットだと思います。

いきなりネイティブに挑戦して、全く聞き取れないと、やる気もなくなりますからね。

ちなみに、私が初めて海外赴任した時は、いきなりネイティブ環境に置かれ、マジで２割くらいしか聞き取れず、英語が嫌いになりました(笑)。

デメリット

フィリピン人講師を受講するデメリットは、ほぼ無いのですが、あえて２つ書いてみましょう。

音の変化は少なめ

何度か触れましたが、フィリピン人講師はネイティブと比較して、一語ずつはっきりと喋ってくれる傾向があります。

これはメリットでもあり、デメリットにもなるのは、間違いないでしょう。

と、言うのも、アメリカ人の話す英語は音の変化しまくりだからです（リンキング、リダクションといった音の変化）。

そんなわけで、フィリピン人講師と会話した後にアメリカ人と会話すると…

と感じる事もあると思います。

ただ、私の経験からすると、確かに全然違うものの、結局同じ言語なのでフィリピン人と話せれば、すぐにアメリカ人とも話せるようになる。

ネット回線が悪い事がある

フィリピン人講師の問題と言うか、フィリピンの問題な気がしますが、ネット回線が脆弱(笑)。

殆どの場合、問題なくレッスンを受けれるのですが、たまに映像が固まり、音声が途切れる事がありますね。

あと、後ろでニワトリの無く声が聞こえたり、それはそれで楽しいものです(笑)。

こんな人にはお薦めしない！

それほどデメリットのないフィリピン人講師ですが、唯一、「こんな人にはお薦めしない！」という条件を書いてみましょう。

それは…

「すでに、英語はソコソコ喋れる。今、まさにネイティブのリンキング・リダクションに特化して学習したい！」そんな人には、フィリピン人講師はお薦めしません。

ネイティブ講師を受けてください。

ただ、音の変化に慣れる意味でネイティブ講師は効果的ですが、スピーキングのトレーニングならフィリピン人講師で十分。

ずっとネイティブ講師はレッスン料が高いので、このレベルの人への私のお薦めは、目的に合わせたネイティブ or フィリピン人講師の使い分け。

実践で使える英語力を磨くには？

ここまで、フィリピン人講師とネイティブ講師の比較を軸に話を進めてきましたが、本当に実践で使える英語力を身に付けるなら「多国籍」の講師からレッスンを受けるのが効果的だと思います。

と、言うのも、私のオフィスを見渡すと、もちろんアメリカ人が一番多いものの、私の隣の席は韓国人ですし、その隣はインド人。

それぞれ、独特なアクセントです。

日本人の英語だって他の国の人からしたら変なアクセント（ジャパニッシュと言われるし）。

ただ、我々のゴールはコミュニケーションであり、グローバル化した世の中を生き抜くには、各国の英語訛りをカバーしきる英語力が必要。

そんなわけで、フィリピン、ネイティブだけでなく、色んな国の人と話して、あなたの英語の幅を広げていってください。

調べてみると多国籍の講師からレッスンを受けれるオンライン英会話もいっぱいありますよ↓

	ネイティブキャンプ	DMM英会話	Cambly	QQ English	レアジョブ
お薦め度
月額料金	通常：6,480円 ネイティブ放題：16,280円 いずれも受け放題！	毎日1回：7,900円 毎日1回（ネイティブ）：19,880円	プラン次第 週2.5時間12か月契約で164㌦	月30回、11,980円	毎日1回：7,980円
講師	多国籍、ネイティブあり	多国籍、ネイティブあり	ネイティブ100%	フィリピン	フィリピン、日本
営業時間	24時間	24時間	24時間	24時間	6:00~翌日１時
自習教材	豊富	豊富	豊富	豊富	豊富
無料体験	7日間受け放題	25分×2回	紹介コードを使えば30分無料	25分×2回	25分×2回

まとめ

今回はオンライン英会話のフィリピン人講師について、特徴、メリット・デメリットを書いてみました。

フィリピン人講師は英語力も申し分ありませんし、レッスン料も安いし、お薦めできます。

ある程度フィリピン人講師で英語を学んだら、ネイティブや更に多国籍に挑戦して、あなたの英語の幅を広げていってください。

では、また。