こんにちは、みみたまボーイです。
アメリカに駐在すること、はや4年。
「アメリカ駐在とかしてるんだから、英語ペラペラなんでしょ?」と思われがちですが、そんなはずもなく。
もちろん、平均的な日本人よりは全然喋れますし、日常生活で困る事はほぼありません。
でも、「ネイティブレベルにペラペラですか?」と言われると、全くそんなことはありませんし、自分の英語力にフラストレーションを感じる事も結構な頻度であります。
アメリカに住んでいてもこの程度なので、日本で英語を勉強しているあなたが英語をマスターするのはもっと難しいでしょう。
全然聞き取れない!もー嫌!
あなたがそう思う気持ちはよくわかります。
私も同じような気持ちに100回以上なりながら、何とか這いつくばりながら意思疎通に困らないくらいの英語力にはなりました。
そんなわけで、今回は「もう英語なんて、やってらんねー」と思ってしまったあなたに、同じような境遇を経験してきた私からのアドバイス。
では、いってみましょう。
英語は聞き取れなくて当たり前
我々、日本人ですからね。
聞けるわけ無いんです(笑)
いきなり開き直りだな!
私なんか30代前半に初めてのアメリカ赴任になったのですが、それまで30年もネイティブジャパニーズとして過ごしています。
もちろん、中学校から英語の勉強はしていますが、アメリカ人とガチンコで話すことなんか1㎜も想像してませんからね。
まして、海外生活を送るだなんて、妄想さえしませんでした。
そんな男でも海外に送れば、いきなり英語が喋れる・聞ける状態に…
なるわけないだろ!
そんなわけで、私がアメリカに赴任して最初に感じた英語が聞き取れない原因を羅列してみたいと思います。
- 音の繋がり(リエゾン)になれてない
- 全部、聞き取ろうとしている
- そもそも語彙力が足りない
音の繋がり(リエゾン)に慣れてない
アメリカ人、全然ちゃんと発音してないよね?
アメリカに来たての頃は、毎日、そんなことを思っていたものです。
これまで学んできた発音と、現地でアメリカ人の話す発音が違い過ぎてて、もう何言ってるかサッパリわからん。
「なんで全然聞き取れないんだー」と悶々とした日々を過ごす事、1カ月。
英語にはリエゾン (liaison) というものがある事に気付く。
- 単語と単語が連結するなどして音が変化すること
- 連結、同化、脱落、はじき音、短縮など、様々な音の変化がある
よく例に挙げられるのが「Get up」。
ゲットアップですが、ゲラップみたいに短縮されます。
“get” の “t” の音が脱落し、“up” の “u” と連結したら、ゲラップになります。
確かに日本語でも「ありがとうございます」とか、ちゃんと発音しないですしね。
あーざーす
同じようなモノです。
とはいえ、このリエゾンを知らず、そしてその音に慣れてない時点で、ネイティブの英語は全く聞き取る事ができません。
あー、無理無理
全部、聞き取ろうとしている
続いて、よくありがちなのが、「一言一句全て聞き取ろうとする」姿勢。
全く間違っては無いと思いますが、ネイティブジャパニーズな我々には無理な話です。
日本語だったらボーっとしてても全部わかるけどな(笑)
英語を聞いてるだけで相当疲れますからね。
一言一句聞き逃さずになんて思ってたら、集中力が持つはずもありません。
しかも、せっかく集中して聞き取った最初の数秒なんてどうでも良いことばっかり喋ってたりします。
What I wanted to say is ….
そんなとこ聞けても、しゃーない
「どうでも良いことを喋っている時は、こっちも流し聴き、重要なとこだけ集中して聞く」
これが外国人である我々が、英語を聞く時のコツかなと思います。
ただ、問題は、流し聴きしてても何となく内容が頭に入ってくるレベルの英語力までいかないと、これを実践できない事(笑)。
あー、無理無理
そもそも、語彙力が足りない
アメリカ生活をしていて感じるのは、語彙力が全く足りていないという事実。
ぶっちゃけ、喋る分にはいいんですよ。
簡単な単語で通じますからね。
一方、聞き取る方は大変です。
話されている1つの文の中にある単語の殆どを知っていたとしても、Keyとなる重要な1単語を知らないだけで、全く意味がわからなくなります。
これが困る
もちろん、たまに分からない単語がでてくるくらいなら聞き返せばいいのですが、あまりに頻繁に知らない単語がでてくるので、毎回聞き返すのも現実的ではありません。
何回も言い直してもらうのも悪いような気もするし、そもそも、そこまでやる気も無いし…
そんな感じで、よくわからないまま会話が継続されている事もよくあります。
こればっかりは、勉強していくしかないのでしょうが、ネイティブ並みの語彙力を得るのは容易ではありません。
あー、無理無理
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英語は喋れなくて当たり前
続いて、なぜ英語がうまく喋れないのかを考えて…
いや、我々、日本人なので(笑)
そうです、我々、生粋の日本人がそんな簡単に英語を話せるわけないんです。
普段日本語しか話さないのに、いきなり英語を離せと言われても、そんなの無理無理。
とはいえ、話す方は、聞く方に比べて楽だとは思えますね。
なんとか意思疎通するだけならな
語彙力とか足りなくても、簡単な単語だけでも、何とか伝わるもんです。
そして、我々のつたない英語でも、ネイティブはそれなりに聞き取ってくれますし、わからなくても聞き返してきますからね。
わざわざ難しい単語を使う必要なし。
中学レベルの単語でも、それなりに凌げることが多い。
意思疎通するだけならね。
もう嫌だ!英語は勉強したくない…けど、やらないといけない人へ
「ギブギブ、もう英語なんて見たくもない!」そんな時もあるでしょう。
しかし、「嫌だ嫌だ」で生きていけるのは、どこぞのセレブ階級の人だけです。
我々、労働階級の人間は、生きていくために嫌な事でもやらないといけない時も多々あります。
というか、殆どそんな事ばっかりです。
とはいえ、全く喋れる気配も感じないと、真っ暗闇の中を勉強しているようで不安ですよね。
でも大丈夫です。
アメリカの子どもは誰でも英語を喋れているので、英語を喋る能力は選ばれた人だけが持ちうる特別な能力ではありません。
断言しましょう!
誰でも英語を喋れようになります、ただ、時間がかかるだけ。
日本人の子どもで考えてみると分かりやすいと思います。
我々の子どもは6歳くらいで大人が聞いても「日本語」と呼べるレベルの言語を話し始めます。
では、6歳までに何時間、ネイティブ日本人(親)の日本語を聞いているでしょうか?
12時間×365日×6年=26,280時間です。
もちろん、我々は言語体系を知ったうえで勉強をスタートするので丸っと2万時間は不要です。
それでも、2,000~5,000時間は必要でしょう。
そうです、あなたが2,000時間ほどネイティブと話したことが無ければ、あなたは英語を喋れなくて当然なんです!
逆にそれで喋れているあなたは、天才です(笑)。
そんなわけで、いつかは喋れるようになる英語ですが、ダラダラと時間をかけるより、効率的に英語を学びたい。
ここでは、私が実践してきた英語の勉強方法を書いていきたいと思います。
英語を喋れるようになるには、とにかく喋れ
「英語を喋れるようになるための、効果的な勉強法は何か?」
中学校から英語を学び続け、アメリカに2回も駐在し、最終的にこの問いに答えるなら「とにかく喋る」に尽きます。
え、聞くのは?
喋れれば聞ける
そうなんです。
自分で出せる音は、聞き取れます。
間違いない
そういう意味で、最も効果的な英語の勉強は喋りまくる事で決定です。
もちろん、語彙力とか、コツコツと勉強する必要もあるのですが、喋ってればその内に覚えていくのも事実。
とはいえ、喋るといっても、どういうトレーニング方法があるかわからないと思うので、私が実践していた(している)トレーニング方法を紹介します。
- シャドーイング
- オンライン英会話
シャドーイング
シャドーイングは、私、とてもおススメしています。
「シャドーイング(Shadowing)」は、英語を聞きながらそれを真似して発音する通訳訓練法のことです。
英文を聞き終えてから繰り返す「リピート」では無く、シャドーイングは、聞こえてくる英文のすぐ後ろを影(shadow)のように追いかけるのがポイント。
私が20代の頃はシャドーイングの本とかCDを買ってきて、同じ文章をひたすら繰り返し喋っていました。
シャドーイングはマジで良いですよ。
リエゾンとか知らなくても、ネイティブスピードでシャドーイングしてると、不思議な事に勝手に自分でも音の脱落をさせている事に気付いたりします。
自然と「そういうことか!」という体感した時、一歩上のレベルに到達します。
そして、良い世の中になったもので、Youtubeとかにシャドーイングの教材となる動画がいっぱいあります。
タダでシャドーイングの勉強ができる!
シャドーイング教材の多くは話すスピード別に分かれていたりするので、初心者の人は、まずはゆっくりスピードからシャドーイングしていくと良いと思います。
こういうのとか。
ちなみに、私は今でもシャドーイングはしています。
と、言っても、本格的な教材を使うと言うよりは、Youtubeでネイティブ同士が話しているのを聞きながら、勝手にシャドーイングしてるだけですが。
最近、気に入ってよく聞いているのがIU-Connectのチャンネル。
聞き取りやすいし、話のネタが面白いので、流して聞いているだけでも楽しいです。
あとは、オンライン英会話とかの教材で自主学習としてシャドーイングするのもおすすめ。
そして、本気でやるなら、添削してくれるシャドーイングアプリが一番効果的なのは間違いありません。
自分の発音で改善する必要のある個所や、今後どう練習すればよりうまく話せるのかと言ったフィードバックが得られるので、ひとりでブツブツ喋ってるより確実に効率的に学べます。
Shadowing Club(シャドクラ)|英語シャドーイング練習用WEBアプリオンライン英会話も効果的
実戦は何よりも効果的です。
その意味で、オンライン英会話は非常に効果があると思います。
しかし、思い出してください。
英語を喋れるようになるには2,000時間は喋らないといけない。
世の中のオンライン英会話、どれも素晴らしいんです。
ただ、とにかく喋る時間を確保すると言う意味で、私のおすすめは、受け放題がある「ネイティブキャンプ」。
ネイティブキャンプは「ネイティブ放題」という、欧米人の講師だけを選べるコースもありますからね。
本気ならネイティブキャンプでしょう。
逆に本気じゃないならネイティブキャンプはお勧めしません。
と、いうのも、週1回といった形で定期的にスケジュールされていないので、自分自身の鋼の意思がないと、ついついサボってしまいます。
「やる気がないと1時間もやらない」
とはいえ、ダラダラやっても、いつまでも喋れるようにならず時間の無駄なので、本気でやるなら「ネイティブキャンプ」一択だと思います。
というか、じつは私、今もやっています。
駐在員をやってると、たまに日本とのやり取りばっかりする期間もあり、海外にいるのに日本語ばっかり使ってることもありますからね。
いつでも英語を話せる機会をもっておくのも重要かなと思って。
その点でもネイティブキャンプは固定料金で24時間いつでも受講できるので使い勝手がいいですよ。
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まとめ
今回は、英語の勉強に飽き飽きしてしまった人に向けて、「英語を喋れない・聞けない」のは当たり前というのをお伝えしたくて記事にしてみました。
ただ、同時に知っておいていただきたいのは、適切な方法で時間さえかければ、誰でもいつか必ず喋れるようになるという事。
「もうやーめた!」と、諦めれる環境にいる人は幸せですが、そうも言ってられない人も多いと思います。
たまに自暴自棄になっても全然いいので、諦めずに継続していってみてください。
では、また。
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