こんにちは、みみたまボーイです。
アメリカ生活5年目。これまで何度も足を運んだグランドサークルですが、実はひとつだけ未踏の国立公園がありました。
それが、キャピトルリーフ国立公園。
グランドキャニオンやアーチーズ、モニュメントバレーといった有名どころに囲まれ、どうしても後回しにされがちな“穴場の国立公園”です。
しかし、実際に行ってみると…50マイルのオフロードを走り抜けた先に待っていたのは、息をのむような絶景の数々。そして、想像以上の過酷な道のり…!
今回は、そんなキャピトルリーフ国立公園の魅力と注意点を、体験談ベースでがっつり紹介します。
これから訪れる人にとって、きっと役立つ情報が満載のはず。
それでは、恐怖と絶景の旅、スタートです!
ユタ州の秘境キャピトルリーフ国立公園の概要

まずは、キャピトルリーフ国立公園へのアクセスと注意点をご紹介します。
公園の位置と特徴(グランドサークルでの立ち位置)
キャピトルリーフはユタ州の誇るMighty Five(ザイオン、ブライスキャニオン、アーチーズ、キャニオンランズ、キャピトルリーフ)の中でも、年間訪問者が第4位という穴場国立公園。
みんなザイオンやアーチーズに行ってしまいます。
日本人でキャピトルリーフを率先して訪れる人は、まずいないでしょう。私のようにグランドサークルを行きつくした人が最後に訪れる国立公園。

それが、キャピトルリーフ
最寄り国際空港とアクセス方法
最寄り空港はソルトレイク国際空港(Salt Lake City International Airport)。
私もソルトレイクでレンタカーを借りて、3時間ほどドライブしてキャピトルリーフへ行きました。
ソルトレイクの街を抜け、だんだんと赤土の大地へと変わっていく姿に心躍る事、間違いなし。
入場料とゲートの仕組み(料金所がない=少し戸惑うかも?)
キャピトルリーフを訪れて驚いたのですが、他の国立公園では存在する入園ゲートがありません。
「入園料は車1台で20ドルなのに払うところがない!」
そう思っていると、ビジターセンターのカウンターで支払えることが判明。これ、絶対に見逃すやつです。
実際に見逃して、無料と勘違いしているブログ記事も散見されますが、有料です。
国立公園の年間パスを持っていれば気にすることもありませんが。
1日旅行記と体験レポート

ここでは、私が実際にキャピトルリーフ国立公園を1日で回ったスケジュールと、リアルな体験から感じた注意点をご紹介します。
これから行く方はぜひ参考にしてください。
1日のスケジュール(所要時間・訪問ルート)
- 朝6時:ソルトレイクシティ国際空港周辺のホテルを出発
- 9時頃:キャピトルリーフ北側からオフロードに突入。途中でGypsum Sinkholeに立ち寄りTemple of the Sunへ。
- 14時頃:Hickman Natural Bridgeでハイキング
- 夕方:ビジターセンターに立ち寄って終了
【冒険】50マイルの未舗装路!Temple of the Sunへの道のり(走行時間・注意点)

最初の目的地は、キャピトルリーフ国立公園の秘境「Temple of the Sun」。
一部の旅行ブログで“地元民でもあまり行かない穴場”と紹介されており、これはぜひ行かねばと4WD車をレンタルして挑戦!

すべての恐怖はここから始まった
最初は穏やかだった道が、次第に荒れ、岩・砂・段差のオンパレードに。
地図では一本道に見えますが、実際は道幅が狭く、すれ違いすら困難な箇所も。

でも、対向車もこない(笑)
雨が降った後などは水たまりができ、ぬかるみにハマって立ち往生するリスクをひしひしと感じる道です。
私が行った日は幸運にも快晴でしたが、それでも「引き返すべきか…?」と思うような場所が何度かありました。
一難去って、また一難。次はどんな恐怖ポイントがあるのかと、不安に苛まれながら集中力Maxでドライブ。

怖すぎた!
途中で立ち寄ったGypsum Sinkholeは、赤土の中に突如として現れる巨大な穴。見た目のインパクトも抜群で、自然の力を感じるスポットです。

その後、「Temple of the Sun」へ行こうとすると、Google mapが繋がらない!
幸い、事前にMapを見て道を覚えていたのと、ほぼ一本道ということで事なきを得ましたが、事前にMapをダウンロードしておくと安心です。
それでは、苦難を乗り越え、たどり着いた「Temple of the Sun」の様子をご覧ください。

ただし、Temple of the Sunは中間地点。この後も更に20マイル以上のオフロードが続き、正直ヘトヘトになりました。
【定番】Hickman Natural Bridgeトレイルの魅力

命がけ(!?)のオフロードを走破し、ようやく着いたのが人気トレイル「Hickman Natural Bridge」。
全長約1.7マイル(往復)の比較的ライトなハイキングコースです。
Hickman Natural Bridgeに行く途中、Grand Wash Trailheadなど他の見どころもありましたが…

オフロードで体力ゼロ。もう無理(笑)
ということで、王道コース一本勝負!
上りはややキツいですが、距離が短いため初心者でも安心。橋に到着すると、想像よりも大きくて迫力があります!
周囲の景色も「ザ・ユタの国立公園」という感じで、満足度の高いトレイルです。
唯一の失敗は、飲み物を持たずに出発したこと。トレイル後に喉がカラカラになり、ビジターセンターに駆け込みましたが…

飲み物、売ってない!
結果、公園を飛び出して最初のマーケットでコーラを爆買いしたのが最高のご褒美でした(笑)。
キャピトルリーフでの持ち物・装備と旅のコツ

キャピトルリーフ国立公園を安全・快適に楽しむには、事前の装備と準備がカギです。
ここでは、私の実体験をもとに、必要な持ち物やオフロード走行のポイントを詳しくご紹介します。
オフロード走行に必要な車両と装備(4WDと車高の重要性)
キャピトルリーフで最も注意すべきは、オフロード走行です。
公園の公式サイトでは「4WD推奨」とまでは書かれていませんが、実際に走ってみると、2WDでは非常にリスキーであることがわかります。
- 4WD(四輪駆動)車両→ 雨やぬかるみに備えるため、実質的に必須。2WDだとスタックの可能性が高いです。
- ハイクリアランス(最低地上高20cm以上)→ キャピトルリーフには深い轍(わだち)、尖った岩場、柔らかい砂地が多く、車高が低い車はバンパーや下部を擦ってしまいます。私もSUVを使いましたが、何度も底を擦りました…。
レンタカー保険の対象外リスク
→ オフロード走行はレンタカー会社の保険対象外になる場合があるので、予約時に確認必須です。
現地ツアー会社も「4WD+高車高」を明言しており、セダンや一般的なSUVでは厳しい区間が多いとされています。
水分・地図・電波対策
私が行った時は、キャピトルリーフ内で飲み物を売っている店を発見できず。飲み物は事前に買っていきましょう。
また、国立公園内は電波が通じない場所が多く、Google mapが機能しなくなる可能性があるため、マップを持っていくかダウンロードしておきましょう。
まとめ
キャピトルリーフ国立公園は、グランドサークルの中でも知られざる絶景スポット。
特にTemple of the Sunまでのオフロードはスリル満点で、私のような冒険好きにはたまらない体験!
ただし、4WD+ハイクリアランス車や十分な準備がないと立ち往生するリスクがあるので十分注意してください(笑)。
大自然の迫力と静けさを独り占めできる、まさに穴場の国立公園「キャピトルリーフ」。
ぜひ、行ってみてください。
では、また。

コメント