こんにちは、みみたまボーイです。
早いもので、アメリカ生活も4年を越えてきました。
駐在初期のアメリカ生活のイロハを聞く立場から、いつの間にか新たに来る駐在員にアメリカ生活について説明する立場になています。
つい最近も、新たに赴任する人に「赴任初期のアメリカでの生活立ち上げ」について説明してきたところです。
「自分の時も色々手探りで大変だったな…」
そんな事を思いながら、アメリカ生活の良し悪しについて新たに赴任する人にお伝えする日々です。
ただ、ふと思ったんです。
「伝え忘れてる事は無いのか?」
赴任する人に、自分の記憶を頼りに説明をしてきましたが、どうしても記憶が曖昧だったりします。
そんなわけで、販売されているアメリカ生活準備本を5冊ほど読み漁ってみたところ、凄くまとまっていておススメできる本もありました。
断っておきますが、今回の記事は「アメリカ生活を始める前に読んで参考になった本」ではありません。
「アメリカに4年以上も住んだ上で読んで、これは本当に参考になる」と感じた本です。
あなたのアメリカ生活の立ち上げ準備に役に立つ事、間違いなしです。
では、いってみましょう。
私が読んだアメリカ生活準備本
まず、私が読んだアメリカ生活の準備本を一覧にしてみました。
意図したわけではないですが、殆どの本がKindle unlimitedで読めるので財布に優しい(笑)。
- はじめてのアメリカ駐在
- 海外赴任徹底ガイド
- 元駐在妻が語る!アメリカ赴任を言い渡されたら最初に読む本
- アメリカ移住応援ガイド
- 夫の海外赴任を「自分ごと」にする
おすすめできるアメリカ生活準備本3選
私が読んだ中で圧倒的にお勧めできる本は、「はじめてのアメリカ駐在」です。
と、言うか、正直、これだけ読んでおけば十分なレベル。
「夫の海外赴任を「自分ごと」にする」も私は共感できるところがあります。
あとは、「元駐在妻が語る!アメリカ赴任を言い渡されたら最初に読む本」は、駐在員本人はなかなか感じる事ができない駐在妻の皆さんの気持ちが理解できて参考になりました。
はじめてのアメリカ駐在
この本はとても良くまとまっています。
アメリカ赴任前の日本での準備から渡米後の生活立ち上げの全体像まで、確実に発生するイベントを全て網羅している。
その上で、著者の体験談も交えてあり、失敗しやすそうな部分も掴みやすい。
他の本はアメリカ生活の準備について、特定の分野では深いところまで開設されているのですが、正直、「網羅はできてない」と感じていました。
しかし、この本は違う。
完全網羅していると言っても過言ではない。
次回、新たに赴任してくる駐在員がいたら「もう、この本、読んどけば大丈夫だから」と言って説明を終わりにしたいレベル。
個人的には、短いながらも「子供の英語学習」について書かれている一説に深く同意させられました。
「子供は、現地校に入れておけば、自然と英語を喋れるようになるでしょ…」
私もそう思っていたんです。
そんなに甘くなかった
子供が小学校以上の場合、親がしっかりとサポートしないと子供は英語を喋れるようにはなりません。
もちろん、性格によるので、ほっといても喋れるようになる子供もいるでしょう。
ただ、「全ての子どもが自然と喋れるようになるわけではない」という事に、私は最近気づいて、慌てて子供にマンツーマンの英語教育を施している最中です(笑)
この本を読んで、もっと事前に準備すべきだった…
子どもの教育以外にも、この本では渡米後の住居の決定、自動車購入、免許取得など発生しうるイベント全てを網羅しています。
つーか、この内容で480円って、値段の設定安すぎだろ…
良心的すぎる(笑)
10年前、右も左もわからぬ若造が、アメリカにやってきました。スムーズな生活立ち上げには程遠く、つまづきの連続、いや…全ての落とし穴に落ちた気もします。
しかし、失敗は隠せば汚点。共有すれば財産。
そんな思いで書いたこの体験談。これからアメリカで新たな挑戦の旅に出る、あなたのお役に立てれば、私はとても嬉しいです。
はじめてのアメリカ駐在 [たくみ]
夫の海外赴任を「自分ごと」にする
海外駐在となった時、どうしても気になるのが妻のキャリア。
海外赴任は本人にとっても大きな決断ですが、妻にとっては一緒に行くとなると、これまで自分が築き上げてきたキャリアを犠牲にする事になり、こちらも非常に大きな決断になります。
それでも、多くの場合、家族帯同という選択をする人も多い。
しかし、中にはアメリカに来たものの「自分はキャリアを犠牲にしてきた」、「しぶしぶ来た」と駐在期間中ネガティブに過ごす人も一定数います。
気持ちはわかります。
でも、来ちゃったものはしょうがないので、せっかくの駐在期間をポジティブに、少しでも自分の成長に繋がるように過ごしてほしい!
そんな気持ちにさせてくれる本です。
ただ、読んでいて感じましたが著者の人、すごく意識が高いです。
根が怠け者の私からすると「こんな意識の高さでポジティブに動ける人は、どれほどいるのか…」という気持ちに若干なりました(笑)。
赴任が決まって自分のキャリアに悩んでいる人、そして赴任期間終了後のどのようなキャリアが築けるのかに興味がある人にとっては非常に参考になる1冊だと思います。
元駐在妻が語る!アメリカ赴任を言い渡されたら最初に読む本
口語で読みやすいです。
「はじめてのアメリカ駐在」と比べると、渡米前後のイベントについての網羅性には欠けます。
というか、家選びと子育てについてメインに書かれているので、最初から網羅しようとは思っていないようにも思えます。
しかし、渡米するまでの大変さや、家選び・子育てについて、駐在妻としての経験を踏まえ、率直な言葉で書かれていて、アメリカの雰囲気を感じるには良い本だと思います。
駐在員本人としては、「あ、そういう風に感じるんだな」と思うところもあり、新鮮でした。
その他、2冊
せっかくなので、残りの2冊も一言コメント。
- 海外赴任徹底ガイド:読んでみたもののアメリカ特化ではなく、一般的な海外赴任についての本でした。今回はアメリカ駐在に役立つ本を探してたので、あまり参考にならず。
- アメリカ移住応援ガイド:リアルなアメリカ生活の雰囲気を感じ取れます。私にとっては「元駐在妻が語る!」の方が語り口がフィットしたので、今回はそっちを採用。
おまけで1冊:「帰国子女」
最後におまけで1冊紹介したいと思います。
「帰国子女」
海外で幼少期を過ごした子供が日本に帰ってから、どのように順応していくか。
また、海外で得られた語学力をいかに維持していくかについて、実体験をもとに書かれています。
この本は、赴任時に読むと言うよりは、日本への本帰国が視野に入ったころに読むものかもしれません。
ただ、私、読んでいて思ったんです。
最初から出口戦略を考えておくのって重要じゃね?
駐在となるといつかは帰りますからね。
もちろん、自分が帰る時にどのような社会情勢なのかはわかりませんが、赴任の最初の段階から先を見据えておいて損は無いかなと感じます。
私は、全く本帰国の気配すら感じてませんが、この本を読んで子どもの将来について、より一層、思いを馳せるようになりました。
まとめ
今回はアメリカ生活の準備に役立つ本をまとめてみました。
準備という意味では「はじめてのアメリカ駐在」を読んでおけば、まず間違いありません。
あとは、駐在妻の書かれた本が多くありますが、アメリカ生活のリアルを肌で感じれるという意味では事前に読んでおくといいかもしれませんね。
なお、アメリカ生活に関する本の多くがKindle unlimitedで読み放題(初回30日無料)なので、タダで読みまくれるのも良いところ。
では、また。
10年前、右も左もわからぬ若造が、アメリカにやってきました。スムーズな生活立ち上げには程遠く、つまづきの連続、いや…全ての落とし穴に落ちた気もします。
しかし、失敗は隠せば汚点。共有すれば財産。
そんな思いで書いたこの体験談。これからアメリカで新たな挑戦の旅に出る、あなたのお役に立てれば、私はとても嬉しいです。
はじめてのアメリカ駐在 [たくみ]
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