こんにちは、みみたまボーイです。
アメリカに住んで早5年。
最初のころは、UwajimayaやMitsuwaといった日系スーパーばかり利用していましたが、何年も暮らしていると、自然と現地のスーパーマーケットが生活の中心になってきました。
アメリカには数多くの大手スーパーがあり、それぞれに個性があります。
Whole Foodsのような高級志向のお店もあれば、Trader Joe’sのようにおしゃれで個性的なスーパーもあります。もちろん、Walmartのような価格重視の庶民派スーパーも健在。
そして、実際にアメリカでスーパーに通ってみると、日本との違いにも驚かされます。たとえば、日本では当たり前の産地表示がなかったり、お惣菜やお弁当のクオリティが低かったり。

マジで、まずいよ(笑)
この記事では、そんなアメリカのスーパーマーケット事情について、高級路線から庶民派スーパーまで幅広く紹介しつつ、日本との違いもまとめていきます。
これからアメリカに住む予定の方や、旅行で訪れる方の参考になれば嬉しいです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
アメリカの大手スーパーマーケット事情

この章ではアメリカのスーパーマーケット事情として、大手スーパーの特徴や店内の様子を紹介していきます。
アメリカの主なスーパーマーケットと特徴
ここでは、アメリカの大手スーパーマーケットとして、以下の6つを挙げてみます。
- Whole foods
- Trader Joe’s
- Safeway
- Fred Meyer
- Target
- Walmart
なお、東海岸にはWegmansなどもありますが、私の住むオレゴン(西海岸)には展開していないので、今回は取り上げていません。逆にSafewayは西海岸には多いものの、東海岸にはあまり展開していませんね。
Costcoは会員制で誰もが行けるわけではないので除外しましたが、有力なスーパーであることは間違いありません。
高級な順ランキング & 詳細比較
「大手スーパーはどこも同じ感じなの?」と思うかもしれませんが、それぞれターゲット層が違ったり、独自性があるので、一覧にしました。
![]() Whole Foods | ![]() Trader Joe’s | ![]() | ![]() Fred Meyer | ![]() Target | ![]() | |
---|---|---|---|---|---|---|
価格帯/高級感 | 高級 | 中の上 | 中程度 | 中~やや安め | 中~やや安め | 安い |
ターゲット層 | 健康志向・オーガニック志向・高所得層 | 一人暮らし~少人数世帯・健康志向 | 一般家庭・シニア層・ローカル住民 | 家族層・郊外住民・まとめ買い派 | 若い家族・主婦・学生・デザイン重視層 | 節約志向の全世代・低所得層・郊外住民 |
立ち位置 | オーガニック・高品質な食材を求める層向けの高級スーパー。Amazon傘下でPrime割あり。 | 個性派・プライベートブランド中心。おしゃれでユニークだが価格は良心的。 | 大手チェーンとして安定感があり、クーポン利用でお得に買える中堅スーパー。 | 食品から家電・衣料までそろう大型総合スーパー。Krogerグループ。 | 安さとオシャレさを両立したディスカウント百貨店+食品。雰囲気は良いが品数は少なめ。 | 価格最重視。品揃え豊富だが混雑・品質面では賛否あり。コスパ重視なら最強。 |
駐在員の買い物事情
私が実際によく使っているのはSafewayです。「家から近い」が一番の理由ですが、他と比べて可もなく不可もなく。実は、Safewayの隣にTrader Joe’sがあるのですが、Trader Joe’sで買うべきものが、あまり無い。

ワインと、限定トレジョバッグくらい…
あと、Whole foodsは、スーパーの中ではお惣菜が良い方なので、ランチで外食する時間がない時などに行きますね。良い方なだけで、めちゃくちゃ美味いわけではないですが(笑)。
高級路線のスーパー(Whole Foods、Trader Joe’s)

それでは、アメリカの誇る高級路線スーパー(Whole Foods, Trader Joe’s)の様子を見ていきましょう。
Whole foods

Whole foodsは、オーガニック・高品質な食材を求める層向けの高級スーパー。Amazon傘下で、荷物の受け取りや返品が可能。
店内の雰囲気は、中堅以下のスーパーとは一味異なり、「洗練された大人の落ち着きと安心感が漂う空間」という感じ。Trader Joe’sは「お洒落でセンスが良い」感じで、少し異なる立ち位置かなと思います。
落ち着いた雰囲気の店内↓

生鮮コーナーあり↓

デリもあります↓

Trader Joe’s(トレジョ)

日本でも人気のTrader Joe’s。トレジョのトートバッグは、アメリカらしいカラフルでユニークなデザインで、見た目も可愛くて日本でも人気ですよね。
地域限定デザインなど、コレクション性も高く、たまに期間限定品も出るので、ついつい集めている人も多いのではないでしょうか。私の周りでも出張で他の州に行くたびに、その州のトレジョバッグを買っている人がいます。
店内の雰囲気も、他のスーパーとは一線を画してお洒落な雰囲気。
ポップひとつとってもお洒落↓

定番のトレジョバッグ↓

個性派・プライベートブランド中心。おしゃれでユニークという感じで、真面目に日本へのお土産を買うならトレジョに行けば何かしら見つかります。

クソまずいアメリカのお菓子も捨てがたいが(笑)
庶民派スーパー(Safeway, Fred Meyer, Target, Walmart)
続いて、庶民派スーパーもご紹介。実際には、庶民派スーパーの方が行く頻度は多いと思います。
Safeway

西海岸ではお馴染みのSafeway。何を隠そう、うちから一番近いのがSafeway。

愛用してる
Safewayは、庶民派スーパーの中では珍しく精肉カウンター、魚介カウンターが整備されているのが良いところです。他に特筆すべき点は無いですが、普段使いには困りません。

魚介カウンターあり。

生鮮コーナーで使うフレーズ
生鮮コーナーは最初はどんな感じでオーダーすればいいのかわからず、戸惑うと思います。でも、使い慣れると魚の皮むき・うろこ取りなどもしてくれて、便利ですよ!
- 魚の処理:
- 皮むき: 魚の皮をむいてくれる
- フィレ加工: フィレにしてくれる
- うろこ取り: うろこを取ってくれる
- 肉のカット:
- 特定のカット: 希望するカット方法(ステーキ用、ロースト用など)に応じて肉を切り分けてくれる
- ひき肉加工: 希望に応じて肉をひき肉にしてくれる
生鮮コーナーで使うフレーズ例もまとめてみました!
- 魚の皮むき:”Could you please remove the skin from this fish?
- フィレ加工:”Can you fillet this fish for me, please?”
- うろこ取り: “Could you scale this fish, please?
- 肉の特定カット:”Can you cut this meat into steaks, please?”
- ひき肉加工:”Could you grind this meat for me, please?”
もっと詳しく知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。
Fred Meyer

Fred Meyerは、食料品だけでなく、家電など様々な商品を一度に購入できる「ワンストップショッピング」の立ち位置で運営しています。
食料品で言うと、肉も魚介も売っていますが、精肉・魚介カウンターはないので、私は食料品を買うならSafewayに行ってしまいます(少なくとも、うちの周りの店舗にはない)。

Target

Fred Meyerと似ていて、「ワンストップショッピング」の立ち位置。精肉・魚介カウンターが無いところも同じ。「困ったらTargetに行けばいいかな…」と思っているところがあります。
Targetは、Fred Meyerと比較して、他の企業やブランドとのタイアップ商品を頻繁に展開しています。先日もKate Spadeとのコラボレーション商品を発表したり。

ついつい買っちゃう

電化製品も売っています↓

Walmart

「Save Money. Live Better.」という事で、「いつでも安い」をウリにしているのがWalmart。
安いから店の雰囲気が悪いかというと、じつはそうでもありません。うちの近くに無いので、私はあまり行きませんが、庶民派スーパーの中では私は一番雰囲気が好きです。

天井高いし、明るいし

また、Walmart Auto Care Centerもあり、便利です。私も、日曜日に街中でパンクした際に、近くのWalmartに駆け込んで修理してもらった経験があり、感謝してもしきれませんね。
ちなみに、スーパーの買い物では、キャッシュバックアプリを使うとチリツモですがお小遣い稼ぎができるので、ぜひ使ってみてください。

日本と違う!アメリカのスーパーマーケット事情

アメリカのスーパーを使って感じる日本との違いを挙げていきます。
大量買いが当たり前
まず、アメリカのスーパーで驚くことと言えば…

カートがデカい
日本だと一週間に何回も買い物に行きますが、アメリカだと1回の買い物で1週間分とか買うのが当たり前。
多くの家庭では、冷蔵庫とは別に大型の冷凍庫を持っており、肉や冷凍食品などを長期間保存しています。うちの前の家もガレージを開けたら、巨大冷蔵庫が置いてあります(笑)。
量り売り(重さ売り)が基本
日本は「じゃがいも1つ、50円」とか、1つ当たりの値段表示が一般的ですが、アメリカは量り売りです。
「じゃがいも1個、50セント」かと思ってレジに持っていくと、1個ではなく1lb(ポンド)あたりの値段で驚く…というのが、あるあるです。*1ポンドは約450グラム

1個当たり(/ea)の時もあるけど
野菜コーナーの近くに袋があるので、それに入れて、レジに持っていくと測ってくれます。野菜コーナーの近くにも、測りが置いていることもあります。

産地表示が少ない
日本では「北海道産じゃがいも」など、野菜やお肉の産地を表示する事が一般的ですが、アメリカでは産地を強調していることは、ほぼありません。

「ワシントン州産りんご」とか、見たことない
アメリカでは国内産の食品の産地表示が義務化されていないこともありますが、まあ、面倒なんでしょうね。

リンゴはリンゴ
お惣菜・お弁当のクオリティが低め

Whole foodsのお惣菜や弁当はまだマシとは言いましたが、日本のスーパーで売っているお惣菜・お弁当とは比べられません。

マズ過ぎる(笑)
こういうのです↓

アメリカ人に聞いても不味いのを認めていますが、「そういう時は味は求めていない」と割り切っているので不満もないようです。
日系スーパーのお弁当は美味しいですけどね!
まとめ
アメリカのスーパーマーケットは高級志向から庶民派までバリエーション豊か。スーパーごとに雰囲気や品揃えも異なり、日本との文化の違いも随所に感じられます。
初めは戸惑うことも多いかもしれませんが、慣れてくるとそれぞれのスーパーの個性を楽しめるようになります。
この記事が、これからアメリカ生活を始める方や、旅行でスーパー巡りをしてみたい方の参考になれば嬉しいです!
では、また。

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