【オーロラ爆発】アラスカ、チェナ温泉へのアクセスと注意点

こんにちは、みみたまボーイです。

アメリカのオレゴンに住んでいます。

私、せっかくアメリカの中でも北部オレゴンに住んでいるので、一回はオーロラを見に行きたいなと思っていたんです。

そして、ついに先日、一念発起して、アラスカ州フェアバンクスの「チェナ温泉」にオーロラを見に行ってきました。

私は最終的にオーロラ鑑賞の場所として「チェナ温泉」を選んだわけですが、いざオーロラ鑑賞に行こうと思うと、アラスカでも「フェアバンクス」、「アンカレッジ」といくつも候補が出てきます。

私も、「どこがいいのかな…？」と悩みながら選んだものです。

そんなわけで、今回は、私がフェアバンクスの「チェナ温泉」に決めた理由と、実際滞在時に起きたハプニングや感想を、赤裸々に書き綴りたいと思います。

私と同じようにアラスカへのオーロラ旅行を考えてるあなたの参考になれば嬉しいです。

では、いってみましょう！

チェナ温泉の基礎情報

まずは、今回、みみたまボーイが滞在したチェナ温泉の基礎情報をまとめてみました。

なんと日本語のホームページがあり、非常に情報が取りやすい。

ただ、予約は英語のページに飛んでいかないといけないので、結局最後は英語での予約となります。

施設名	Chena Hot Springs Resort
HP	チェナ温泉（日本語のHP）
お部屋	ムースロッジ（バスタブあり）、フォックスルームなど選択肢あり。
宿泊代金	一室$200~（部屋による）
アクティビティ	オーロラツアー 犬ぞり アラスカンハスキーとの触れ合い オーロラミュージアムツアー など、多数
温泉	露天風呂あり（大人のみ） 露天バスタブ（子供もOK）
交通アクセス	フェアバンクスからシャトルバスあり（有料）
レストラン	レストランとカフェあり

オーロラ鑑賞場所をチェナ温泉に決めた理由

続いて、みみたまボーイがオーロラ鑑賞地点としてチェナ温泉を選んだ理由をお伝えします。

アラスカは高確率でオーロラが見れる

当然ですが、もっとも重要な条件は「オーロラが高確率で見える」。

この条件で調べたところ、

という情報を発見。

これによりアラスカ行きが決定。

フェアバンクスかアンカレッジか

アラスカと言っても大きいもので、アラスカ州最大の都市であるアンカレッジに行くか、第二の都市であるフェアバンクスに行くかで悩みました。

最終的に、オーロラ帯の真下にあるフェアバンクスの方が高確率でオーロラを見れると信じて、フェアバンクスに決定。

オーロラ予報を確認すべし

私、チェナ温泉に行ってから知ったのですが、世の中にはオーロラ予報というのがあります。

KP値が大きいほど、オーロラが見れる確率が高い。

このサイト（Aurora Forecast）から確認できるので、旅行の日程を決める前に確認しておく事をおすすめします。

そして、なんとオーロラ予報のアプリがある事も判明（行く前に知っておきたかった）。

オーロラ鑑賞ツアーの価格で判断

「３日いれば９割以上の確率でオーロラが見れる」

言い換えると、確実に見るには、３日はオーロラ鑑賞ツアーの申し込みをしておく必要があるという事です。

みみたまボーイ家、大人２名、子ども２名です。

ツアー料金によっては、結構なお値段になる事が予想されます。

恐る恐るフェアバンクスのオーロラ鑑賞ツアーを検索してみました。

子供料金が適用されるとはいえ、１日のツアーに参加するだけで家族で600~700ドルもかかってしまいます。

あまりの費用に放心状態になりかけたところ、チェナ温泉を発見。

• オーロラツアーは大人80ドル、子供40ドル/日

ただ、「何としてもオーロラを見たい！」という強い思いがあるなら、私のおすすめするツアーはこれです↓。

オーロラ鑑賞 in フェアバンクス ＜8～4月／オーロラ専用ロッジ利用／日本語ガイド／フェアバンクス発＞

私、大手ツアー会社のオーロラツアーを全て見ましたが、ここまでオーロラを見る事に振り切ったツアーは他にはありません。

このツアーなら、間違いなく見れるでしょう。

他にもおススメのツアーを探してみたので、興味があれば、こちらの記事もどうぞ。

更に他のアクティビティも充実

オーロラツアーがリーズナブルなチェナ温泉。

ホームページで調べると、他のアクティビティも充実している事が判明。

安全上の理由で決断

アラスカに行く上で、もうひとつ気になる事があったんです。

じつは、これまで雪道の運転をしたことがなく、雪道なのが確定しているアラスカでの運転が少し不安でした。

それがチェナ温泉なら、フェアバンクス空港から送迎バスあり。

空港からチェナ温泉へ行く際の注意点

みみたまボーイが行ったのは、極寒の冬。

アラスカの冬なんて想像を絶する寒さだろうな…と思いつつ、チェナ温泉なら送迎があるので余裕をぶっこいていました。

空港からチェナ温泉まで１時間～１時間半。

雪道の運転はしたくなかったので有料ですがチェナ温泉のシャトルバスを利用。

予約はチェナ温泉のホームページから簡単にできます。

フェアバンクス空港につくと、シャトルの待ち合わせ場所は一カ所しかなく、迷うことなくシャトルを発見し、チェナ温泉への移動を開始（相乗り）。

ただ、このシャトルが意外と寒い！

「暖房はどうした？あまりの外気の寒さに、アラスカでは車の暖房が効かないのか？」と思うほどの寒さ。

行きも寒く、帰りも寒かったので、年中寒いんじゃないかと予想。

私の運が悪かっただけなのかもしれませんが、シャトルバスは寒い可能性があります。

耐えれない寒さではありませんが、シャトルバスがあるからと気を抜かず、防寒対策をしておきましょう。

あと、運転開始から20分ほどで雪山になり、携帯の電波は失われます。

なにか暇つぶしを持っていっていた方がいいでしょう。

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チェナ温泉のアクティビティ体験記

私はチェナ温泉では、露天風呂、アラスカンハスキーとの触れ合い、そしてオーロラ鑑賞ツアーに参加。

どれも素晴らしかったです。

チェナ温泉の露天風呂体験記

チェナ温泉には「露天風呂」、「露天バスタブ」、「プール＆ジャグジー」があります。

「露天風呂」の方はかなり大きく、数十名が一度に入れるくらいのキャパシティががあります。

「露天バスタブ」は子どもも入れるのですが、収容人数は８人程度。

「プール」は結構大きいものの、あまりに冷たくて、私は入れませんでした。

付属のジャグジーはやや生ぬるい。

温泉の更衣室

露天風呂、露天バスタブ、プール、いずれも水着着用が義務づけられています。

温泉の入り口に更衣室があり、50セントで施錠できるロッカーがあり、そこで着替えます。

露天風呂の感想

アメリカに露天風呂は、ほぼ無いですからね。

まさに至福のひと時。

ただ、更衣室から露天風呂まで約10メーターほど、海パン一丁で極寒の中を歩くチャレンジが発生しますので覚悟していってください(笑)

しかし、露天風呂まで到着してしまえば、後は大丈夫です。

人によっては、ややぬるめの温度ですが、一部、暖かいスポットがあり、そこに移動していけば全く問題ありません。

雪が舞う中での入浴となり、髪の毛は凍り、体は熱い。そんな感じ。

日頃のストレスを完全に忘れて、ただただボーっとする時間が最高でした。

昔、誰かが言っていた、そんな言葉を思い出しました。

なお、当然ですが、帰りも約10メーターほど、海パン一丁で極寒の中を歩くチャレンジが発生します。

一気に体が冷えるので、更衣室直前にある生ぬるいジャグジーで一旦体を温めてから着替えをしていました。

そして、部屋戻ったら、部屋のお風呂で再度体を温める。

露天バスタブの感想

チェナ温泉の露天風呂は子どもの入浴禁止という事で、家族で温泉に行った時は露天バスタブの方に行きました。

露天風呂ほど広くは無いですが、バスタブなだけで、露天は露天。

普段、露天風呂に入る機会もそれほど無いので、子供たちは喜んでいましたね。

ライトアップしていたりしていて、子どもは楽しかったようです。

もちろん、露天バスタブの場合も10ｍほど海パン一丁で極寒の中を移動するチャレンジは発生します。

室内プールは微妙

室内プールがありますが、これは正直なところ微妙でした。

温泉に入るための更衣室を抜けると、まず室内プールがあり、プールを越えると温泉がある構図です。

と、軽い気持ちでプールに飛び込んでみたところ、超冷たい！

プールは冷たすぎて、とても入れませんでした（入ってる人はいた）。

プール横にはジャグジーがあり、そちらは若干暖かいのですが、お風呂ほどの暖かさでは無く、大きさも小さい。

露天風呂から出た後、更衣室に行くまで極寒（外）なので、更衣室直前にあるプールは温水にしておくべきだと思う。

そうじゃないと、せっかく温まった体が更衣室までに冷えて、部屋に帰って再度お風呂に入る事になるので。

ホームページでは「プールは温水」という表記があり、私の運が悪かっただけかもしれません。ただ、私が行った時はプールは冷たかったです。

アラスカンハスキーとの触れ合いという名の格闘

最初は犬ぞりにしようかと思っていたものの、子供が触れ合いの方が良いと言ったので、アラスカンハスキーとの触れ合い体験に参加。

上の左の写真のアクティビティです。とてもかわいい写真です。

実際のアクティビティでは、まずアラスカンハスキーの一般的な説明があり、メインイベントの触れ合いに移る。

スタッフに大量のアラスカンハスキーの犬小屋がある場所へ連れていかれます。

チェナリゾートのHPでは、屋内で子犬を抱きかかるアクティビティのようでしたが、現実は…完全屋外。

極寒のアラスカの大地に1m50cmはあろうかという堂々とした成犬が、大量にいるではありませんか！

インストラクターは「人に慣れてるから大丈夫だ！」と言うものの、立ちすくむ息子（７歳）。

恐怖のあまり、犬と犬の間を走って通りすぎようとすると、犬は「かけっこ」と思って飛びついてくる。

気が付くと、息子のかぶっていたニット帽を、アラスカンハスキーが奪い取り、くわえているではありませんか。

みみたまボーイとアラスカンハスキーの時間無制限一本勝負がはじまりました。

さすが、アラスカンハスキー。獲物を嚙む力は相当なものです。

首を締めあげ、口をこじあけ、なんとかニット帽を救出。

息子、放心状態。

アラスカンハスキーとの触れ合い体験は、確かに好きなだけ触れ合え、娘は楽しんでいましたが、犬になれていな小さい子どもにはタフなアクティビティかもしれません。

チェナ温泉のオーロラ鑑賞ツアー

チェナリゾートを出発し、近くの山でオーロラを見るツアー。

スケジュールは概ね以下の通りです。

みみたまボーイは2日間チャレンジしました。

オーロラ鑑賞時の防寒対策

アラスカという事で外気温は-20℃とかになります。

十分な防寒着を持っていない人はチェナ温泉で防寒着の貸し出しもしています（有料）。

ただし、大人だけなので子ども用の防寒着は自分たちで準備していく必要があります。

なお、私はチェナ温泉では借りず、自分でもっていった冬用のダウンジャケットとかで凌げました。

後述しますが、チェナ温泉のツアーならオーロラを待っている間はゲルの中に入れる＆暖房アリなので、屋外にいる時間はそれほど長くはなりません。

まずは受付を済ませる

オーロラツアー開始時間前にチェナ温泉のアクティビティセンターに行きましょう。

オーロラツアー開始前までにメールで送られてくる「承諾書」に参加者全員がサインする必要があります（オンラインで完了できます）。

仮にサインし忘れていても、当日現場でスタッフが対応してくれますが、事前に対応しておいた方がスムーズです。

チェナリゾートから山までの道のり

車１台通れるのがやっとの、細く暗い雪道を護送車で運ばれていく。

割と揺れる。

大したことは無いが、腰に衝撃がきます。

ただ、護送車の中はヒーターが付いていたり、毛布が置いてあったり、暖かいので、割と快適です。

しかし、２日目、途中でエンジンがかからなくなるトラブルが発生。

アラスカですからね…

極寒の暗闇で取り残された護送車。どんどん冷える車内。なんという恐怖体験。

トラブルに見舞われる事もあるかもしれませんが、すぐにチェナリゾートから救援が来るので大丈夫です。

そもそもトラブルが無い方がいいですが。

山頂での過ごし方

外は－10℃以下。

ずっと外にいるのは無理です。

しかし、安心してください。

山頂には小屋（ゲル）があり、ヒーターもあります。

飲み物、食べ物も提供され、快適に過ごすことができます。

オーロラは、常に見えるわけではありません。

オーロラが出たら、外にいる人が教えてくれます。それまでは、ゆっくりゲル内で待ちましょう。

と、言うか、防寒着を来ていても、あまりの寒さに外で滞在できる時間は5～10分が限界です。

オーロラは見れる！

１日目のオーロラはボヤっと見える程度でしたが、２日目に見たオーロラは最高でした。

大爆発とまではいかないものの、自信をもって「オーロラを見た！」と言っていいレベルのオーロラ爆発。

やはり2～3回はチャレンジした方が確実だと思います。

ちなみに「オーロラ鑑賞ツアーに行かないでもチェナ温泉からオーロラが見れる」というような情報もありますが、相当なオーロラ大爆発の日でもない限り、オーロラ鑑賞ツアーに参加しないとオーロラは見れないと思います。

チェナ温泉のレストラン

チェナ温泉にはレストランは１つしかありません。

そして、小さなカフェがひとつ。

カフェは、本当にコーヒーを飲むくらいなので、基本的に食事はこのレストランで食べる事になります。

レストランの感想

バーガー、パスタ、ステーキ、アラスカンサーモン、蟹など、種類は豊富です。

スープもクラムチャウダーあり、トマトスープありと、こちらも数日の滞在なら何とかなります。

味も、全然、おいしいです。

こればっかりはしょうがないと思うのですが、お値段はお高め。

アラスカの更に山奥ですからね。贅沢は言えません。

みみたまボーイ家は、もっぱらチェナバーガー（18ドル）。

来る日も来る日もチェナバーガー。ちょっと飽きたらベジバーガー（18ドル）。

レストランはお値段高め。しょうがない！

チェナ温泉に行った他の駐在員の感想

みみたまボーイの周り何人かチェナ温泉に行ったことのある駐在員がいたので、感想を聞いてみました。

チェナ温泉オーロラ旅行の費用

それでは最後にチェナ温泉オーロラ旅行にかかった費用をはじき出してみましょう。

ジュースとか細かい費用は覚えていませんが、家族全員で約3,500ドルでした！

まとめ

今回は、アラスカのチェナ温泉にオーロラを見に行った話でした。

色んなトラブルはあったものの、チェナリゾートはとても良かった。

子供たちも普段見れない銀世界を満喫していました。

では、また。