こんにちは、みみたまボーイです。
駐在生活を成功させるためにもローカルスタッフと良好な関係を維持する事は非常に重要。とはいえ、ローカルスタッフとの壁を打ち破れず帰任する人も多い。
今回は、これまでのみみたまボーイの経験から、ローカルスタッフから信頼を得るために重要な行動、そして駐在員がやりがちなNGな行動をまとめました。
これから駐在生活を始めるあなたの参考になれば嬉しいです。
ローカルスタッフから信頼を得る為の行動
まず、ローカルスタッフも、我々が日本から派遣された駐在員である事は理解しています。そういう意味で、最初は多少なりとも心理的な距離感はあります。
その内、日本に帰るんでしょ
ローカル社員から信頼を得るには、何とか、この心理的な距離感を埋めなければいけません。
そして、みみたまボーイが台湾、アメリカで駐在してきて感じる、信頼を得るために必要な行動は…1個だけです。
現地サイトの為に、本気で働く!
現地サイトのために本気で働く
何より重要なのは、あなたが派遣された現地サイトのために本気で働く事です。
あなたが接しているローカルスタッフも人間です。本気で現地サイトのために働いていれば、その気持ちは伝わります。逆に手を抜いていれば、それも容易に伝わってしまいます。
ローカル社員が抱いている「いつか帰るんでしょ?」というネガティブな感情を覆すくらいの本気度を示しましょう。
とにかく本気で取り組め!
プロジェクトを利用しろ
現地での仕事の中にローカルスタッフと一緒にやるプロジェクトがあるはずです。そのプロジェクトに本気で取り組み、あなたの持ちうる能力を全力でつぎ込みましょう。
あなたが本気で取り組むその姿を、ローカル社員は必ず見ています。
そして、1カ月、2か月とと経過するにつれ、いつしか心から信頼される存在になっています。
特別な事は必要ない!
ただただ、本気で取り組みましょう。
しかし、やりがちな失敗に注意
やる気がありすぎて、ローカルスタッフの気持ちを無視して、自己主張だけすると失敗します。
「俺はこう思うんだ、こうしたいんだ」、「とにかく、こうするんだ」など、押しつけは良くありません。逆に信頼を失います。
相手が自分とは全く異なる意見を言ってきた場合でも、まず聞きましょう。何でもかんでも妥協する必要はありませんが、聞く姿勢は重要です。
赴任初期は英語を話すだけで一苦労な事もあり、相手の気持ちまで考えるのも難しいのですが、相手を理解する気持ちを忘れず接しましょう。
時間に余裕のあるプロジェクトの場合、一旦、相手の提案を採用してみて、ダメだったら自分の案を試してみるといった進め方も有効です。
独りよがりになるな!
アジアは「心」、欧米は「実力」?
よく、アジアは「心」が重要、欧米は「実力」が重要と言われますが、台湾、アメリカで働いた経験からすると、アジアだろうがアメリカだろうが、「心」が重要です。
確かにアメリカで「実力」は重要。しかし、多くの場合、駐在で来る=既にそのポジションに十分な能力は認められています。しっかり持ちうる力を出し切れば大丈夫。
実力は心配するな!
「心」の部分は、アメリカ人だって人間。アジアのように義理人情を全面に押し出してはきませんが、信頼関係を得る上では「心」で繋がる事は、欠かせません。
躓いても立ち上がれ
海外駐在を始めると躓くポイントが、たくさんあります。「英語力が足りず十分なコミュニケーションが取れない」、「文化が合わない」、「ごはんがマズい」など。
最初はやる気満々で来た人も、色々と躓く事で、だんだんやる気を失ってしまいます。そして、思うんです。
数年後耐えれば、帰れる
で、何となく必要な仕事だけをこなしていく。これが、ありがちなパターンですが、何とか立ち上がってください。
余談~現地社員とのトラブル事例
何かと大変な駐在生活、現地社員とトラブルになる事もあります。
どの国にも、色々な人がいるもので、もちろん中には考え方が違う人もいます。
言語も違えば、考え方も違う場合、意思疎通も難しくなる一方で、いつの間にか予期せぬトラブルに発展…という事もあります。
じつは、みみたまボーイも一度だけ部下からよくわからない理由でキレられた経験があります。
もう、経験したくない
誤解はつきものですが、言語の問題などで誤解が生まれやすいという事を意識して、気を付けながら仕事をしましょう。
駐在員がやってはいけない行動
ローカル社員からの信頼を得るために、駐在員が陥りがちな、しかし、やってはいけない行動があります。
これはやめとけ!
- 英語でコミュニケーションを取らない
- 会社のイベントに参加しない
- 給与、待遇の話をする
1.英語でコミュニケーションを取らない
「え、海外サイトにいるのに?」と思うかもしれませんが、こういう人は結構います。
最初はみんな英語に自信が無いですからね。なかなか積極的にコミュニケーション取りに行けない…その気持ちはわかります。
やるしかない!
こればっかりは、失敗を恐れず、喋りかけていくしかありません。
とはいえ、みみたまボーイも最初はいけなかったですね。少しずつ、フレンドリーなアメリカ人に助けてもらいながら、一歩一歩前進していった感じです。
日本人だけで集まりすぎるな
日本人駐在員だけで、集まって話をしたりすることもありますが、やりすぎ危険です。
怪しい
「あいつら陰で何言ってるの?」という不信感を生みます。
明らかに仕事と関係ない事を話している事がわかるなど、談笑している分には大丈夫です。
と、いいつつ、休憩室で日本人と談笑している時でも、ローカルスタッフが入ってきたら、みみたまボーイは英語に切り替えます。変に勘繰られたくないので。
2.会社のイベントに参加しない
アメリカは色々と会社のイベントがあります。Thanksgivingとか、クリスマスとか。何かにつけてイベントがありますが、こういったイベントに全然参加しない駐在員もいます。
参加するしないは自由なので良いのですが、あまりにも参加しないと、ローカルスタッフとの距離感が縮まりません。
こいつ、馴染む気ないんだな
まあ、日常のコミュニケーションでカバーできるなら、イベントは参加しないキャラでいいかもしれません。
でも、信頼関係が出来上がるまでは、できるだけ参加しておいた方がいいかな、というのが、みみたまボーイの感触。
3.給与、待遇の話をする
これは駐在する地域にもよりますが、台湾赴任時は給与、待遇の話は厳禁でした。そもそもの給与や、住宅補助などのサポート部分で、ローカルスタッフと同じシステムでは無いので。
逆にアメリカの場合、むしろローカル社員の部下の方が給与が高かったりするので、逆に愚痴を言いたい…
なんでや…
ただ、住宅補助など、単純な給与の額面だけでは判断できない側面もあり、口にしない方がいいでしょう。
給与、待遇は敢えて話す必要ない!
まとめ
今回は駐在員がローカルスタッフとの信頼関係を構築する方法を書いてみました。国や文化が違えど、相手も人間です。相手の事を思いやり、本気で仕事で取り組んでいけば、必ず信頼してもらえます。では、また。
コメント