こんにちは、みみたまボーイです。
アメリカ駐在生活、はや5年。
これまで自分自身の経験や、他の駐在員も見ながら「駐在しても、英語力が上がるには、少なくとも1年はかかる」と思っていたんです。
ところが、つい先日、赴任当初は全然英語が喋れなかったのに、半年ほどで見違えるほど英語力が向上した異端児が現れました。
彼は、私がこれまで見た中で一番のスピードで英語力が向上しています。
私の隣に座っている赴任2年半にも関わらず、さっぱり英語力が伸びない部下を尻目に、赴任半年で、既にミーティングのファシリテートもこなす実力。
あまりの驚きに、彼の英語勉強法を聞くと…
オンライン英会話とアプリで壁打ち
定番のオンライン英会話はさておき、「壁打ちって何?」と深く聞いてみると、英語アプリを使って瞬間的に英文を作るトレーニングをしている、と。
そんなのがあるのか…
彼が使っているのは「スピフル」。
英語コーチングで有名なプログリットが出したAI搭載スピーキングアプリとの事で、彼の驚異の英語力向上を目の当たりにした私も興味をもって体験してみました。
感想は…
これは、伸びるな
使ってみて、彼の英語力が爆速で伸びていた理由がわかりました。
そんなわけで、今回は驚異の英語力向上を見せた駐在界の異端児が使っていたアプリ「スピフル」を、私が使ってみた感想を率直に、詳細に書いてみたいと思います。
では、いってみましょう。
「スピフル」の特徴
ホームページを開くと、まず目に入るのが
”スピーキングの「正解」が身に付く ビジネス特化型 英会話トレーニング”
という言葉。
実践で揉まれている私からすると「正解」よりも「間違っていても伝わる」事が重要なので、正直なところ、初めてこのフレーズを見た時は、あまり魅力を感じませんでした。
ただ、使ってみると「正解」を知る事も英語力の爆速向上に役立つ一因であり、もっと言えば、「正解」に拘らない事が英語力の向上が停滞する原因である事に気付きました(後述)。
その他、スピフルの特徴は以下の通りです。
- 「瞬発力を身に付ける」口頭英作文
- 「表現の正解がわかる」独り言英会話
- 「インプット」、「アウトプット」をスマホひとつで完結
「瞬発力を身に付ける」口頭英作文
駐在員をしている立場から言わせてもらうと、実戦では「瞬発力」がとても重要です。
凄まじいスピードで繰り広げられているネイティブ同士の会話に割り込んでいかないといけないわけですから、「5分かければキレイな英文が作れます」とか、何の意味もありません。
会話、終わってるから
「口頭英作文」は、日本語で表示された文を瞬時に英語に翻訳して喋るトレーニング。
時間制限(解答スピード)があり、自分が何秒で訳せたか、また、模範解答と比較する事で、その訳があっているのかの確認もできます。
解答スピードがEasy, Normal, Hard, Extremeの4種類から選べて、自分の瞬発力を測るゲームのようで面白い。
ノッている時は速く翻訳できますが、朝イチとか遅かったり(笑)。
「表現の正解がわかる」独り言英会話
独り言英会話は、お題が与えられて、それに対して自分の意見を「独り言」で喋るスタイル。
一日1回、AI添削に送付でき、添削をみて、自分の表現の間違いを見つけて学習していく事ができます。
なお、AI添削に送れるのは一日1回ですが、独り言の録音は何回でもできます。
自由回答なので、一つのトピックに対して、色々な角度から回答もできますし、失敗したなと思えば、再挑戦もできる。
料金プラン
1カ月プランで4,980円。
12か月プランにすると、3,483円/月。
一般的なオンライン英会話が月額1万円前後だと思えば、安いものです。
と、言うか、この機能を使えて、ひと月5,000円弱なら、本気で英語を学びたいと思っている人なら費用対効果は高いと感じます。
「スピフル」を実際に体験した感想
まず、声を大にして言いたいのですが、
これは良い!
使ってみて、先日、新たに赴任してきた彼の英語力が急速に伸びていた理由がわかりました。
フェアに言って、一般的な日本人と比べて英語力がソコソコ高いであろう、アメリカ駐在5年の私が使っても、「これは勉強になる」と思える一品。
機能としては「瞬発力を身に付ける 口頭英作文」と「表現の正解が分かる 独り言英会話」しかないのですが、変に色んな事に手を出すより、これだけに集中する事が、学習効果を高めている。
ちなみに、私の英語レベルはTOEICだと950前後です。
口頭英作文をやってみた!
アプリをダウンロードして、まずは「口頭英作文」をやってみました。
回答スピードはEasy, Normal, Hard, Extremeが選べるのですが、駐在5年のプライドからExtremeを選択。
「私の上司は契約書の草案を私に見せました」といった日本語が表示され、それを声に出して英訳すると解答スピードと共に文字起こしまでしてくれます。
SVOなど、文法ごとに1セットが連続10問になっていて、私がやってみた結果がこちら。
Extremeは、翻訳までの時間が超短いですね。
私のレベルでは、本気でやらないとExtremeの制限時間内に訳しきれません。
レベル高い
なお、「Easy」は余裕でしたが、英語を学習し始めた段階の人は、これでも難しい=良いトレーニングになると思います。
もっと言うと、EasyだろうがExtremeだろうが問題は同じで、求められる瞬発力が異なるだけなので、英語中級者であっても「ゆっくりだったら、解答できるのか?」という確認作業のために、あえてEasyでやるのも良さそうです。
また、SV、SVO、比較級など、文法のカテゴリー毎に1セット10問になっているので、自分が苦手とする文法を見つけて、集中してトレーニングする事もできます。
一定の時間内に解答しなければいけないので、コンパクトな英文を作る能力が自ずと磨かれていくのも◎。
独り言英会話をやってみた!
続いて、もう一つの「独り言英会話」をやってみました。
お題はいっぱいあるのですが、今回はその中から「ワーケーションの導入について、どう思いますか?」というテーマで独りで呟いて、AI添削に送ってみました。
その結果がこちら!
発音が悪いのか「Workcation」という単語が正確に聞き取られず「Vacation」になっているのはしょうがないとして、その他の単語は極めて正確に聞き取られています。
修正箇所は3カ所で、その中でも「I guess」の部分は「あ、そうだったのか…」という感じで勉強になりました。
I guessとか、もう半ば口癖のように言っていますが、これからは「I guess」と「I supporse」を使い分けていこうと心に決めました。
AI添削という事で、提出したら即修正されます。
添削タイムラグがなくて◎
AI添削には1日一回しか提出できませんが、この「独り言英会話」は割と大変なので1日一回で十分だと思います。
1日3回提出する元気がある人は、稀でしょう(笑)
また、今回、スピフル使ってみて感じたのですが、この手の指摘はアメリカ現地人と話しているだけでは気付けません。
と、言うのも、意思疎通さえできていれば、「多少変だな」と思っていても、アメリカ人はこのような指摘をする事は無いからです。
そして、それが、英語力が頭打ちになる一因になっている事に気付いてしまいました。
そういう意味では、英語をある程度喋れる人が、更に一段上のレベルに到達するためにも使えるツールだと思います。
「スピフル」の良い点、悪い点
最後に、「スピフル」の良い点、悪い点、そしてスピフルを有効活用する方法を書いてみたいと思います。
良かった点
まずは、私が感じる「良かった点」を書き連ねてみましょう。
- 全てスマホで完結できる
- ひとりで集中してできる
- 声に出して練習できる
全てスマホで完結
スピフルの「口頭英作文」も「独り言英会話」も、いずれもスマホひとつで完結できます。
声を出せる環境にさえいれば、どこでも勉強する事ができ、とても便利です。
私は寝る前に別途の中でやったり、ロビーで寝っ転がってやったり、ちゃんとデスクに座ってやったりしています。
ひとりで集中してできる
ひとりで苦手分野を集中して勉強できるのも、英語学習の上では、とても効果的です。
もちろん、対人でなければ学べない事も多くありますが、苦手分野の克服にはひとりで集中して勉強する時間も間違いなく必要。
その点で、「スピフル」は「口頭英作文」をやっていれば自分の苦手な文法が明確にわかり、そこを集中して勉強する事ができます。
声に出して練習できる
スピーキング力を鍛えるには「喋ってナンボ」。
間違いない
机に向かって文法とか単語とか勉強してても、絶対に喋れるようになりません。
私の経験からも、独り言でも対人でもいいので、下手でも、喋って、喋って、喋りまくって、ようやく英語はマスターできます。
その意味で、「スピフル」には喋らない教材はありませんので、強制的に喋らされます(笑)。
でも、一人だから下手だろうが、恥ずかしくもなんともないと思います。
あと、もう一つ、喋る事のメリットですが、私の経験では、喋れると聞けるようにもなります。
これは同じように海外で働いた経験を本にしている「海外に飛び出す前に知っておきたかった事」という本でも同じような事が書いてあり、多くの駐在員が同じような感覚を持っているのではないかと思います。
むしろ、喋れないと聞けない…
悪かった点
無い
「スピフル」を使っていて、これといって悪い点というのはありません。
ただ、「スピフル」は、ひとりで勉強する用のアプリなので、対人でのトレーニングはできません。
対人でしか学べない事はあるので、「スピフル」だけでネイティブスピーカーとガチンコで戦える英語力が身に付くかというと、そうではない事は頭に入れておきましょう。
スピフルを有効活用する方法
スピフルを体験してみて、新たに赴任してきた彼の英語学習のアプローチは絶妙でしたね。
「オンライン英会話」×「スピフル」
これだな
「オンライン英会話」は、生身の人間相手でしか得られない緊張感、リアル感はありますが、自分の苦手分野の特定が難しく、また細かいニュアンスが間違っていても伝わればOKという雰囲気で終わっていきがち。
一方、「スピフル」は口頭英作文で苦手分野の特定、独り言英会話でニュアンス含めた改善に黙々と取り組めます。
これらを組み合わせる事により、お互いの強みを最大限に活かせば、爆速で英語力が上がるのは間違いありません。
私、これまで新たに来る駐在員に「場数が勝負、オンライン英会話で喋りまくれ」とアドバイスしていましたが、これからは「オンライン英会話」×「スピフル」を薦めていこうと思っています。
何事もそうですが、1週間や1カ月では効果は出ません。
しかし、毎日コツコツと積み重ねて6カ月が経過した時、あなたの英語力が格段に上がっている事は、うちの事務所に新たに赴任してきた彼が証明してくれています。
壁打ち1000回!
まとめ
今回はスピーキング特化型サービス「スピフル」を受けた感想を書いてみました。
新人駐在員がやっていて興味を持った「スピフル」。
自分で体験してみて、これから英語を学ぶ人だけでなく、英語の伸び悩みを感じている人、そして駐在員にとっても有効な英語学習ツールだと思います。
私も目から鱗が落ちました。
1週間の無料体験もあるので本気で英語を学びたい人は、ぜひ一度やってみてください。
では、また。
インプットとアウトプットを繰り返し
\瞬発力を磨け/
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