こんにちは、みみたまボーイです。
「宇宙人って本当にいるのかな…?」
そんな疑問を、一度は抱いたことがある人も多いのではないでしょうか。実は、広いアメリカには“宇宙人がUFOで飛来した”とされる街が存在します。

その名も、ロズウェル
1947年に起きたUFO墜落事件で世界的に有名になったこの街は、今でもミステリー好きやSFファンの聖地として根強い人気を誇っています。
今回は、そんな“宇宙人も訪れた(かもしれない)街”、ロズウェルへの旅をレポート。
「本物の宇宙人に遭遇するかも…!」というワクワクと、「いやいや、さすがにそれはないでしょ」という冷静な自分。
そんな相反する感情が交差する中、テンションは最高潮。
それでは、ロズウェルで体感したアメリカの“エンタメ文化”の世界へ、いざ出発です!
ロズウェルの基本情報、行ってみた理由

この章ではUFOの街「ロズウェル」について、簡単に紹介します。
ロズウェルの基本情報(場所、歴史、UFOとの関係)
ロズウェルは、アメリカ南西部・ニューメキシコ州に位置する人口約4万の小さな街。
乾いた砂漠地帯に広がるこの街が世界的に知られるようになったのは、1947年に起きた“ロズウェル事件”がきっかけです。
近郊の牧場で奇妙な残骸が発見され、当初は「飛行円盤(UFO)が墜落した」と軍が発表。しかし翌日には「気象観測用の気球だった」と説明を撤回し、以降は政府の隠蔽説や宇宙人飛来説など、数々の陰謀論が飛び交うことに。

最初に適当なこと言うからだよ(笑)
事件の真相は今も完全には解明されていませんが、ロズウェルはこの出来事をきっかけにUFO文化の聖地として定着。
そして…

アメリカ人のエンタメ魂にも火をつけた(笑)
それまでは、牧畜業と農業しかなかったロズウェルという田舎町が、UFO事件をこれ幸いと有効活用してUFO博物館や宇宙人モチーフの店舗を展開し、毎年UFOフェスティバルも開催。
今や、“宇宙人と出会える街”として観光客を惹きつけています。
私がロズウェルに行こうと思った理由
じつは今回の旅の主目的は、ホワイトサンズ国立公園とカールスバッド国立公園。どちらもアメリカ南西部を代表する絶景スポットで、自然の雄大さを味わうための旅でした。
そんな中、地図を眺めていた私の目に飛び込んできたのが――ロズウェル。
「ロズウェル」といえば、学生時代に夢中になったドラマ『Xファイル』にも登場した、あの印象的な名前。
UFO、宇宙人、陰謀論…そんなミステリアスなワードが頭をよぎる。そして、そんなミステリアスな場所が、今回の目的地のすぐ近くにある…

行くしかないでしょ!
実際に訪れて感じた“リアル”ロズウェル
実際に訪れたリアルなロズウェルをご紹介します。まさか本物のUFOや宇宙人に会えるとは!
UFO博物館で実際の宇宙人の亡骸を目撃!
ロズウェルへの道中、YouTubeでロズウェル事件の概要を子どもたちにインプット完了。すると、街の入り口で「Welcome to Roswell」と書かれたUFO型の看板を発見!


本当に宇宙人がいるの?

UFOどこに落ちたの?

あぁ、本当にいるんだよ。この街にUFOが落ちたんだよ。
力強く宇宙人の存在を肯定する父。初めてのUFO&宇宙人との対面に、子どもたちの興奮は最高潮。車内ではロズウェル事件に関する質問が止まりません。
そんな我が家がまず向かったのが、INTERNATIONAL UFO MUSEUM & RESEARCH CENTER(国際UFO博物館)。

さすが世界中のミステリー好きの聖地、建物の目の前の路駐スペースには既に2台も車が止められていました。ベストスポットを逃した我が家は仕方なく3台目のスペースに駐車。

人気の高さを伺わせます
入場料は大人7ドル、子ども4ドル。UFOや宇宙人の管理費としては、破格の設定。
ここで娘がチケットブースのすぐ隣にいる100cmほどの宇宙人の置物剥製を発見。興奮し、かけよる息子。いきなり宇宙人とのツーショット写真を撮ってしまいました。

これほどの貴重資料を、無料で見られる位置に配置するとは…人類の知の追求に対する無償の愛。なんという学術意識の高さでしょうか。
館内に入ると、ロズウェル事件の詳細を時系列で紹介するブースが並び、保存液に浸された“生々しい宇宙人”の展示も。

全米の他都市ではまず見られないであろう、貴重な資料のオンパレードです。
中に入って1分もすると、

これ、作り物だよね?

宇宙人とか、いるわけないじゃん
と、子供たちも完全に信じている様子。
最後は(最高の学芸会の催しのお土産として)UFOと宇宙人との遭遇の感動を忘れないよう、UFO/宇宙人のレゴを購入して帰路につきました。

リアルじゃないことも、心の底から楽しむ――それがアメリカのエンタメ文化の真髄。ロズウェルは、そんな“信じる力”を体感できる場所でした。
UFO墜落現場を発見!
国際UFO博物館でしっかり宇宙人との遭遇を果たした我が家。お腹も空いてきたので、定番のマクドナルドを目指して車を走らせました。
すると――銀色に光るUFOが目の前に出現。しかも、そのUFOと一体化したマクドナルドを発見!


こ、これは…
さすが世界最大の飲食チェーン。やることのスケールが違います。なんと、マクドナルドはロズウェルに墜落したUFOを改造して店舗にしてしまっていたのです。
店内に入ると、UFO内部はマクドナルド定番の子ども用プレイランドに改造済み。子どもたちは、宇宙船の中で遊んでいるかのようなテンションで大はしゃぎ。

そして入り口には、今にも動き出しそうな宇宙人の置物剥製まで。この徹底した演出に、我が家の“宇宙人テンション”は再び急上昇。
ロズウェルの街全体が、UFOと宇宙人を本気で推している…そんな空気を、マクドナルドでもしっかり満喫したのでした。
ロズウェル事件の真相とは?

1947年、ニューメキシコ州ロズウェル近郊の牧場で、奇妙な残骸が発見されました。
地元紙は「空飛ぶ円盤を軍が回収した」と報じ、世界中が騒然。しかしその数時間後、軍は「気象観測用の気球だった」と発表を訂正します。
この“手のひら返し”が逆に疑惑を呼び、以降は「宇宙人の死体が回収された」「政府が隠蔽している」など、数々の陰謀論が生まれることに。
実際には、後に米政府が「モーグル計画」という極秘の核監視用気球だったと説明していますが、真相は今も完全には解明されていません。

宇宙人の方がおもしろいし
つまりロズウェル事件は、「事実」よりも「物語」が勝った瞬間。そしてその物語が、今も街を動かし続けているのです。
まとめ:ロズウェルは”信じる力”でできている
ロズウェル事件は、たぶん本当のUFOや宇宙人が原因ではない。でも、ロズウェルには「信じることを楽しむ力」が満ちていました。
博物館の展示も、UFO型のマクドナルドも、街全体が“物語”を本気で演出している。
それは、事実かどうかよりも「面白いかどうか」を大切にする、アメリカのエンタメ文化の象徴。
リアルじゃなくても、心から楽しめる。そんな“信じる力”を、ロズウェルで体感しました。
では、また。



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