こんにちは、みみたまボーイです。
自然あふれるオレゴン州に住んでいるせいなのか、なぜか毎年一度は行ってしまうのが「釣り」。
釣れるか釣れないかでいえば、釣れない方が圧倒的に多いのですが、大自然の中で仕事を忘れて、釣り竿の“感触”だけに集中する一瞬。

たまりませんなぁ
家族を連れて行くうちに、すっかり子供たちも釣りの魅力にはまったようで、今では我が家の定番週末アクティビティに。
そんなわけで、今回は“オレゴンの富士山”ことマウントフッドの麓に広がるトリリアムレイクで釣りを楽しんできた様子を、写真とともにご紹介します。
澄んだ空気、静寂の湖面に反射するトリリアムレイク。釣れなくても満足間違いなしの週末アクティビティをご覧あれ!
それでは、早速いってみましょう。
なぜ釣り?オレゴン州で週末を過ごすなら自然の中へ

平日は仕事に忙殺されるのが駐在員。特にアメリカ駐在生活は時差の関係で、深夜まで日本と打ち合わせというのも普通にあります。
そんな過酷な駐在生活…週末くらいオレゴンの雄大な自然に包まれて、心も体もゆっくりしたい。

そうだ、釣りに行こう!
トリリアムレイクってどんな場所?釣り場の魅力とアクセス
トリリアムレイクは、ポートランドから車で約1時間半。
マウントフッドを望む絶景の湖で、釣りはもちろん、ピクニックやカヤックも楽しめる人気スポット。木々に囲まれた静寂の湖面に、雄大なマウントフッドが映り込む様子は、まさに自然が織りなす一枚の絵画のようです。
湖岸からのんびり糸を垂らすもよし、カヤックで湖の中央まで漕ぎ出して本格的に狙うもよし―釣りスタイルは自由自在です。
釣りを始める前に知っておきたい「ライセンス制度」
オレゴン州で釣りをするには、州が発行する釣りライセンスが必要です。
観光で訪れる場合は、1日パス(One-Day Angling License)が便利(23ドル)。長期滞在や頻繁に釣りを楽しむなら、年間ライセンス(Annual Angling License)がおすすめです(居住者は44ドル)。
ライセンスはオンライン購入可能です→Oregon DFW
初心者でも安心!最低限そろえたい釣り道具
釣りって、道具がたくさん必要そう…と思いがちですが、実は意外とシンプル。
トリリアムレイクのような湖なら、以下の道具だけあれば十分。釣り竿は30ドルくらいの安いものでも問題ありません(セットで売ってたりもします→Amazon – 釣り具セット)。
- 釣り竿
- リール
- 仕掛け(おもり、サルカン、釣り針)
- 餌
- クーラーボックス
- 網、ハサミ
釣れなくても最高だった!トリリアムレイク釣りと自然体験記
まず、今回記事にしようと思って行った時は、残念ながら釣れませんでした。

ダメじゃん
でも、ちゃんとトリリアムレイクで釣れたことはあるので、たまたま運と腕が悪かったということでご容赦ください(笑)。
早朝のトリリアムレイクへ:静寂の湖で釣り糸を垂れる
「トラウトを釣るなら、魚の活性が高い早朝~午前9時が狙い目」
そんな情報を信じて、我が家は朝4時に出発。眠そうな子どもをたたき起こし、ポートランドから約1時間半かけてトリリアムレイクに到着。
今回は湖岸からのトラウト釣りに挑戦。まだ薄暗い湖畔に糸を垂らすと、周囲にはすでに2~3組の釣り人が静かにスタンバイ。
この時間帯はマウントフッドに雲がかかっていましたが、写真を撮りに来ている人もちらほら。幻想的な雰囲気が漂っていました。

今回使用した餌は、パワーベイト(PowerBait)。人工餌ながら強烈な匂いでトラウトを引き寄せる…はずだったのですが(笑)

糸を垂らして約2時間。息子に一度だけヒットがありましたが、なんと針ごと食いちぎられて逃げられるという悔しい展開。その後はアタリもなく、粘ったものの午前9時でギブアップ。

それでも最後には雲が晴れ、マウントフッドが湖面にくっきりと映る絶景が広がっていました。釣果はゼロでも、オレゴンの大自然に包まれる時間は何ものにも代えがたいリフレッシュでした。
釣れなくても帰り道の釣り堀でリベンジ成功!

トリリアムレイクで粘ったものの、釣果ゼロ…。
「このまま帰るのも悔しいな」と思い、帰り道にあるポートランド近郊の釣り堀「Rainbow Trout Farm」に立ち寄ることにしました。
ここは自然豊かな森の中にある釣り堀で、目の前には元気なトラウトが泳いでいます。とはいえ、入れ食い状態ではなく、釣りの醍醐味はしっかり味わえるのがポイント。
実際、釣り方や餌の選び方によっては釣れない人もいるかもしれません。ちなみに、我が家の近くの釣り堀「Horning’s Hideout」は、まさに入れ食い。

2秒で釣れる(笑)
釣った後は、魚の重さによって料金が決まるシステム。スタッフがその場で内臓処理と頭の除去をしてくれ、氷入りの袋に入れて持ち帰りできるのでとても便利です。

我が家は、子供たちが4匹ほど釣って帰りました。

釣りだけじゃない!トリリアムレイクのアクティビティ

トリリアムレイクは、釣りだけでなく、家族や友人と楽しめるアウトドアアクティビティが満載。特におすすめなのが、私も体験したカヤック。
湖面はとても穏やかで、鏡のようにマウントフッドが映り込む絶景の中をゆったりと漕ぐ時間は、まさに非日常。現地でカヤックやSUP(スタンドアップパドルボード)のレンタルが可能です。
二人用のカヤックの1時間レンタルで35ドル(レンタルは夏季(6月〜9月)限定→Trillium Lake Rentals)。
その他、湖の周辺には**トリリアムレイクキャンプ場(Trillium Lake Campground)があり、予約はRecreation.govから可能で、週末はすぐ埋まるので早めの予約が必須です。
オレゴン州のその他釣りスポット:湖・川・海の魅力を網羅!
オレゴン州は、湖・川・海のすべてで釣りが楽しめるアウトドア天国。ここでは、トリリアムレイク以外にもおすすめの釣りスポットをご紹介します。
おすすめの湖Top 30
お薦めの湖については、Fishmasterさんの釣り場Top30をランキングしてくれているので参考にしてみてください→The Top 30 Fishing Lakes in Oregon Ranked – Fishmasters.com
私が言いたいのは…オレゴン州では、州の魚類野生生物局(ODFW)が定期的に湖や川にトラウトを放流しているという事実。
つまり…

放流直後がねらい目!
最新の放流スケジュールが公開されているので、これを確認すれば大漁間違いなし→最新の放流スケジュールはこちら(ODFW公式)
オレゴンコースト:外海での本格釣り体験
オレゴンコーストでは、外海でのチャーター釣りや岸釣りが楽しめます。
おすすめの釣り港は、Astoria、Depoe Bay、Garibaldi、Pacific Cityで、オレゴンコーストの釣りチャーター一覧はこちら。
- ロックフィッシュ(カサゴ)
- リンコッド(大型で引きが強い)
- カベゾン(ユニークな見た目)
- フラットフィッシュ(ヒラメ・カレイ)
- サーモン
- ハリバット(5月〜10月がシーズン)
- アリバコア・ツナ(7月〜10月)
まとめ-大自然の中ですべてを忘れる贅沢
釣りの醍醐味は釣果ではなく、日常の喧騒からの隔離。
マウントフッドを眺めながら糸を垂らし、釣り竿の先端に集中。あたりと共に、無意識に反応する腕。
家族と笑い、悔しがり、そして最後には自然に癒される―それがオレゴンの釣りの魅力。
夏の週末アクティビティに、ぜひどうでしょうか。
では、また。

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