船酔い上等!初めてのチャネルアイランズ国立公園クルーズ体験記

Channel Islands National Park

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こんにちは、みみたまボーイです。

アメリカ生活も早いもので5年。ついに、私にとって“西海岸最後の国立公園”となる【チャネルアイランズ国立公園(Channel Islands National Park)】に行ってきました!

この国立公園、ロサンゼルス近郊にありながら、アクセスはまさかの「船のみ」。そのため、なかなか気軽に行けず、訪れる人も少なめ。

私自身も何度もロサンゼルスに行っておきながら、ずーっと後回しにしていた場所でした。

しかし今回、「今行かなければ一生行かないかもしれない!」という直感に背中を押され、アナカパ島(Anacapa Island)を船でぐるっと巡るショアライン・クルーズ(shoreline cruise)に参加してみたのです。

その結果…

ライオンさん

まさかの船酔い地獄体験(笑)!

船内は、酔い止めを飲み忘れたアメリカ人たちが次々とダウン。景色を楽しむどころか、もう「耐える旅」。私も酔い止めを飲んでいたとはいえ、気を抜けばグラッとくるような揺れに、終始ヒヤヒヤ。

そんな、忘れられない初めてのチャネルアイランズ国立公園クルーズ体験記を、ぜひ最後までご覧ください。

それでは、早速いってみましょう!

目次

チャネルアイランズ国立公園ってどんなところ?

Channel Islands

アメリカ西海岸の沖合に浮かぶ5つの島々からなるチャネルアイランズ国立公園(Channel Islands National Park)は、“カリフォルニアの秘境”とも呼ばれる、海と自然の楽園。

ロサンゼルスから車でベンチュラ港まで移動し、そこから船で約1時間半。空路はなく、船でしか辿り着けないアクセスの難しさが逆に冒険心をくすぐりますね!

スクロールできます
島の名前特徴・見どころ
アナカパ島(Anacapa Island)断崖絶壁が連なる細長い島。灯台、海鳥の繁殖地、壮大なアーチロックが見どころ。
サンタクルーズ島(Santa Cruz Island)最大の島でハイキングコースや洞窟探検が充実。キャンプも可能。
サンタロサ島(Santa Rosa Island)滑らかな丘陵と希少動植物が豊富。孤立感のある自然美が魅力。
サンミゲル島(San Miguel Island)最北端の島で風が強く荒々しい地形。アシカの大群に出会えることも。
サンタバーバラ島(Santa Barbara Island)最小の島。野鳥観察や静かなトレイルが楽しめる隠れスポット。

これらの島々は、それぞれ独自の地形、生態系、そして野生動物が生きる豊かな自然に包まれています。上陸もできますが、クルーズだけで堪能できる景色もたっぷりあります。

都市の喧騒を離れ、海を渡って出会う“もうひとつのカリフォルニア”といったところでしょうか。

船酔い上等!Anacapa shoreline cruiseのリアル体験談

Channel Islands行きの船

この章では旅の計画から、実際のクルーズの様子まで臨場感たっぷりにご紹介します。

なぜこのクルーズを選んだのか?

「チャネルアイランズ国立公園に行く!」と決めてから、まずはアクセス方法を調べてみたところ─なんと、ロサンゼルスから1時間以上離れたベンチュラの港からしか船が出ていないことが判明!

ライオンさん

てっきりロサンゼルスから船が出てると思ってた…!

しかも、ベンチュラ港からは複数のクルーズプランが出ていて、たとえばこんなものがあります:

  • サンタクルーズ島への上陸+ハイキングツアー
  • キャンプ込みのチャネル諸島滞在型ツアー
  • アナカパ島周辺を船でめぐるshoreline cruise(上陸なし)

そんな中で、私が選んだのは「Anacapa Shoreline Cruise」。理由は単純明快-

ライオンさん

船を降りたくなかったから(笑)

いや、本音を言うと…島国・日本で育った身からすれば、「島の景色」ってちょっと既視感があるんですよね。

ライオンさん

島とか普通…

もちろん、アメリカでは海に面している州が限られているため、離島の景色にロマンを感じる人も多いのだと思います。でも私にとっては「船から眺める断崖と灯台で充分満足できそうだな」という感覚がありました。

ちなみに、上陸したことがある日本人の友人に聞いてみたら─

ワシさん

行ってしまえば、島だった…

ライオンさん

ですよねー

乗船当日の様子

乗船当日、ロサンゼルスでレンタカーを借りて、海岸線を北へ約1時間。ベンチュラ港までのドライブは順調そのもの。途中のTargetで、酔い止め薬「Dramamine」もゲットして、準備は万端。

ちなみに、事前にクルーズ会社から届いていた確認メールにはこう書かれていました:

ワシさん

乗船の60〜45分前にはチェックインしないと乗せないぞ!

その圧にびびってしまい、念のため2時間半前に現地到着。ところが!受付カウンターへ向かうと、そもそもドアが開かない。人の気配もゼロ。

ライオンさん

まさか…予約日、間違えた!?

慌ててメールを何度も確認するも、日付は間違っていない。そして、張り紙をよーく見てみると…

ワシさん

スタッフは乗船の60〜45分前にしか来ません。

スタッフ不在の事務所
ライオンさん

あの強気な事前メールは何だったんだ!

というわけで、隣接していたレストラン「Sea Fresh Channel Islands」で待機がてら昼食タイム。ここのクラムチャウダーは絶品でした!

Clam Chowder in Sea fresh Channel Islands restaurant

船内のリアルな状況

チェックインカウンターで無事手続きを済ませ、搭乗券をゲット。待つこと15分ほどでいよいよ乗船。

乗船の様子

今回の船は定員30名ほどの小型船で、思っていたよりもずっとコンパクト。船内スペースはかなり狭めで、多くの乗客は直射日光の下でデッキに陣取るスタイル

この時点では、正直、船酔いのことなんてすっかり忘れてました──。

出港してしばらくすると、海鳥のカモメが登場。まるで船と並走しているように飛びながら、クルーズに華を添えてくれます。すると陽気なアメリカ人たちが…

カバさん

カモメと一緒にチャネルアイランズクルーズだ!

と、大盛り上がり。

しかし、外海に出た瞬間、船内の空気は一変

波のうねりに合わせて船が上下にゆさゆさ。ちなみにこの日は「比較的穏やかな波」だったらしいですが、それでも船酔いする人が続出

スタッフは慣れた手つきで、ビニール袋を乗客に次々手渡すモードに突入。あちこちから聞こえる“オエオエ”の声が船内を包みます。

ライオンさん

まだ、島に到着もしてないのに!

我が家は事前に酔い止めを服用していたことが功を奏し、なんとか持ちこたえました。とはいえ、乗り物酔い体質の私は気を抜くと、じわじわ波にやられそうな感覚が…!

効果があるのかないのかわからないまま、船内で追加の酔い止めを服用して”ほぼオーバードーズ状態”でなんとか踏ん張り切りました。

気づけば、船内のあちこちにグロッキーなアメリカ人たちがぐったり…

クルーズから見えた風景

クルーズでは、波を切るように進む船のすぐそばを、何羽ものカモメが並走するように飛行していました。まるで船を先導しているかのような距離感で、海風に乗る彼らの姿は旅の序章にふさわしいほど印象的。

船の近くを飛ぶカモメ

やがて視界に現れるのは、Anacapa島の断崖絶壁。目の前にそびえる岩肌は思っていた以上に険しく、むき出しの地形が生々しい迫力を放っていました。その上には、白亜の灯台がぽつんと建っていて、どこか物語の舞台のような雰囲気も。

Channel Islandsの灯台

そしてこのクルーズのハイライトが、アーチ状にえぐれた岩「アーチロック(Arch Rock)」。海食によって削られたその形は、自然が何千年もかけて造りあげた彫刻のようで、この時ばかりは船内で倒れこんでいたアメリカ人も、体を半分ほど起こして見入っていました。

Arch Rock

最後に見えてきたのは、上陸用の港とChannel Islands National Parkの看板。上陸ツアーならここで降りて冒険が始まるのですが、私たちはあくまで“海から眺める”クルーズ。それでも看板を見るだけで、国立公園に来たぞ!という満足感がじわじわとこみ上げてきます。

Sign of Channel Islands

初めて行く人への注意点まとめ

チャネルアイランズ国立公園へのクルーズは、“日帰りライト旅”のつもりで行くと、思った以上に“海の洗礼”を受けます。ここでは、事前に知っておきたい注意点をまとめました。

酔い止めは必須アイテム

  • 外海に出ると揺れが本格化。平穏そうな日でも油断禁物!
  • 船内では酔った乗客が続出。事前に服用+予備もあると安心
  • 酔い止めは「Dramamine(ドラマミン)」が定番。

ベンチュラは遠いし、スタッフは遅れてくる

  • LAからは車で1〜1.5時間の移動。交通渋滞も要注意
  • 公式メールには「45〜60分前にチェックインしろ!」と強めの指示
  • でも、早く着いてもスタッフ不在&ドアも開かないという落とし穴あり

デッキは直射日光&塩まみれゾーン

  • クルーズでは、ほぼ屋外デッキ一択ですが、これがまた過酷
  • 帽子・サングラス・日焼け止め必須。風よけに長袖もおすすめ

そして想定外なのが…海水が船内に飛び散りまくる!クルーズ後は肌が塩で白くなり、でバッグも“塩まみれ”になってました(布製や革素材は要注意)。

そんなわけで、細かいところまで準備しておけば、ちょっとクセ強なチャネル諸島クルーズもぐっと快適になります。

まとめ:船酔い上等でも、行ってよかった!

チャネルアイランズ国立公園は、上陸せずとも心に残る景色と“旅感”をしっかり味わえる場所でした。

陽気なカモメ、迫力の断崖、アーチロック、そして、グロッキーなアメリカ人

LAからの日帰りでも十分楽しめるので、「気になるけど上陸はハードル高い」と感じている人でも、しっかり準備していけば問題なく楽しめます。

それでは、また。

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