こんにちは、みみたまボーイです。
先日、一獲千金を夢見てラスベガス旅行に行ってきました。結果はご想像の通り…ですが、今回の旅ではラスベガスで初めて導入された完全自動運転車「Zoox」にも乗ることができました。
まだ実証段階ということで乗降場所は指定されますが、料金はなんと無料。しかも、宿泊していたLuxorホテルが偶然にも乗降ポイントになっていて、まさに「これは乗るしかない!」というラッキー体験。
実際に乗ってみると、想像以上にスピードは出るのに乗り心地は快適で、危険な印象はまったくなし。未来の移動手段がすぐそこまで来ていると実感しました。
サンフランシスコからラスベガスまで約10時間のロングドライブを終えた直後だったこともあり、「早く普及してほしい!」と心から思いましたね(笑)。
今回の記事では、ラスベガスで体験したZooxの乗り方や車内の様子、乗車して感じたこと、そして自動運転車が変える未来についてまとめていきます。
それでは、早速いってみましょう!
ラスベガスで導入された完全自動運転車Zooxとは?

まずは、Zooxの概要をサラッとご紹介します。
Zooxの基本情報
ラスベガスで導入された「Zoox」は、Amazon傘下の自動運転技術企業が開発した完全自動運転車。2025年9月からラスベガスで一般客向けの運行を開始しました。
- 自動運転レベル:レベル4(運転席やハンドルが存在せず、完全にAIが走行を制御)
- 車両デザイン:前後対称でどちら向きにも走行可能。内部は4人が向かい合わせに座れる設計
- 競合他社:Waymo(Google傘下)、Cruise(GM傘下)、Teslaのロボタクシーと競合関係
Zooxの利用方法と特徴

ラスベガスで体験できるZooxは、まだ実証段階ということもあり、利用方法や特徴にいくつか制約があります。とはいえ、旅行者にとっては「未来を先取りできる体験」として十分に魅力的した。
うちの息子は今回のラスベガス旅行で一番印象的だったと言っていました(笑)。
- 乗降場所:現在は限られたホテルや観光スポットが乗降ポイント。好きなところには行けない
- 予約方法:専用アプリから配車をリクエスト
- 料金:実証段階のため無料。タダで未来体験ができてお得
Zooxに乗ってみた体験記

この章ではZooxの乗車から降車まで、社内の様子も交えてご紹介します。
乗車までの流れ

私はラスベガスの人気アミューズメント施設「Area 15」から宿泊先の「Luxorホテル」まで、完全自動運転車Zooxを利用しました。
まずは専用アプリをインストールし、個人情報を登録(無料ですがクレジットカード番号の入力が必要)。そして配車をリクエストすると…なんと到着予定は31分後と表示!
ライオンさん待ち時間長すぎだろ!
Uberのように数分で来ると思っていたので驚きましたが、せっかくの機会なので社会勉強だと思い直し、再度予約。まだ、運航している台数が少ないんでしょうね。
予約が完了すると、アプリには自分が乗るZooxの車両ナンバーや現在位置が表示され、あとは指定された乗り場に時間通りに行くだけ。
未来の移動体験を待ちながらワクワクする時間も含めて、これがZooxならではの乗車プロセスです。
Zoox到着、いよいよ乗り込む!

完全自動運転車Zooxの到着時間が近づき、指定された乗車ポイントで家族と待機。
周囲には観光客がちらほら集まり、未来の乗り物に興味津々で、到着するZooxを写真に収めたり、乗り込む人の様子を見守ったりしていました。私たちも「どうやって乗るんだろう?」とドキドキしながら、先に乗る人の動きを観察。
やがて、予約していたZooxが静かに走行して到着。
どこに停まるのかと思っていると、アプリで私の位置を正確に把握しているのか、まさに目の前にピタッと停車。試しに少し動いてみると、車両も微妙に位置を調整してくるのです。
ライオンさんいや、乗りにくいから止まっとけよ
と思いつつも、ここまで細かく反応する最新技術に、正直、驚きました。到着するとドアが自動で開き、未来感あふれる車内へ家族で乗り込みます。
社内の様子、走行の印象
いよいよラスベガスの完全自動運転車Zooxに乗車。家族でシートベルトを締め、発車を待ちます。すると各シートの脇にタッチパネルがあり、「Close doors」の文字が表示。

気付いた全員がほぼ同時にボタンを連打するという、一体感のない我が家。
ライオンさん誰か一人が押せよ…
ドアが閉まると、車両は驚くほどスムーズに発進しました。
サンフランシスコで見かけた自動運転車(Waymo)は普通の車の形でしたが、Zooxは違います。座席は対面式で、運転席もハンドルも存在しない「ボックスシート」のような空間。まさに未来の乗り物という印象。

走行中はタッチパネルで音楽を流したり、USBポートでスマホを充電したりと、車内はリビングのように快適。将来はこの空間をもっと自由に使えるようになるのだろう、と感じました。
ライオンさんシートベルトは必須だが
移動は非常にスムーズで、車線変更や赤信号での停止も自然。急発進や急ブレーキは一切なく、「自分が運転するより安全だな」と思いましたね。
リラックスしながらラスベガスの街並みを眺め、到着すると「Door Open」のボタンを押して降車。最後にアプリにレシートが送られてきて乗車体験は終了です(料金は無料)。

未来の移動手段を体験した満足感でいっぱいでした。
完全自動運転車の未来を感じた

最後にZooxに乗って感じた完全自動運転車の未来について書いてみたいと思います。
完全自動運転導入は近いと実感
今回、ラスベガスで完全自動運転車Zooxに乗った体験を通じて、「自動運転の時代はもうすぐ来る」と確信しました。
ラスベガスやサンフランシスコのダウンタウンではすでに実装されており、実際に乗ってみても非常に安全。正直に言えば、私が運転するよりも安心できるレベル。
この状態であれば、日本の地方や過疎地域で導入できない理由はないでしょう。特に高齢化が進む日本では、免許返納を促す動きがある一方で、移動手段の確保は常に課題。もし自動運転車を早期に導入し、無料または格安で高齢者が利用できる仕組みを国や自治体が整備できれば、不幸な事故の件数を大幅に減らせる可能性があります。
もちろん、導入に向けてはコストや法整備など課題は多く、簡単ではないでしょう。しかし、ラスベガスでのZoox体験は「交通事故ゼロの未来も夢ではない」と感じさせてくれるほどの希望を与えてくれました。
自動運転が適用された未来社会
ラスベガスで体験した完全自動運転車Zooxのライドを通じて、「自動運転が普及したらどんな未来が訪れるのか?」を想像してみました。
まず、個人で車を所有する必要がなくなるでしょう。配車サービスが主流になれば、駐車場やガレージといった施設は不要になり、家のデザインや都市設計そのものが大きく変わる可能性があります。建築や都市計画の分野にとっても、これは大きな変化と言えるのではないでしょうか。
次に、自動車業界のビジネスモデルが大きくシフトするはずです。これまでのように個人に販売するのではなく、ライドシェア会社や自治体に大量納入する形が中心となり、車のあり方そのものが変わります。
そして、この変化は単なる販売形態の違いにとどまりません。自動車産業は日本の基幹産業であり、部品メーカー、物流、販売店、整備工場など裾野が非常に広いため、影響を受ける人は膨大です。個人所有が減れば、駐車場や保険、ガソリンスタンドといった周辺産業にも波及し、社会構造そのものが変わる可能性があります。
まさに「車の未来」は、私たちの暮らしや働き方の未来にも直結しているのです。
そして何より、交通事故の激減です。人間のヒューマンエラーがなくなることで、安全な社会の実現が期待できます。ただし課題は「人間の運転と自動運転が混在する期間」。この過渡期こそ事故リスクが最も高いと考えられるため、いかに短縮できるかが未来社会の鍵になるでしょう。
今は「人が運転するのが当たり前」ですが、私の子どもたちが大人になった頃には、こんな会話が交わされているかもしれません。
カバさん昔はおじいちゃんが10時間も車を運転して旅行していたんだよ
オオカミえ、人が運転するなんてありえないよね。よくそんな危ないことしてたね
そんな未来が現実になる日も、そう遠くないのかもしれません。
まとめ
今回は、ラスベガスで体験した完全自動運転車Zooxの様子をまとめてみました。
乗車方法や車内の様子は旅行者にとって新鮮で、安心感と快適さに驚かされました。そして、同時に、自動運転が普及すれば暮らしや都市設計、産業構造まで大きく変わる可能性を実感。
完全自動運転は、交通事故ゼロや高齢者支援など、社会課題の解決にも直結する技術です。今回の旅でその黎明期を肌で感じられたことは、大きな学びとなりました。
ラスベガスを訪れたら、ぜひ乗ってみてはいかがでしょうか?
それでは、また。


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