こんにちは、みみたまボーイです。
アメリカ駐在生活も気づけば5年。現地の文化に触れるチャンスはたくさんあるのに、「やってみたいけど、なんとなく手を出せていないこと」ってありますよね。
私にとってそれが、ハロウィンの定番イベント「パンプキンカービング」でした。
毎年「今年こそ挑戦したい!」と思いながらも、「やり方がわからない」「彫刻刀を買うのが面倒」などの理由で先延ばしにしてきた私。
ですが今年はついに、パンプキンカービングキットを購入し、家族で初挑戦してみました!
子どもたちはカービングキットに興味津々。途中で娘が手を切るというハプニングもありつつ、ハロウィンの楽しい思い出になりました。
さらに、同僚から「パンプキンの種は食べられるよ!」と聞き、捨てずにRoasted pumpkin seedにも挑戦。香ばしくて、ヘルシーなおつまみとして家族にも好評でした。
今回はそんな我が家の「ハロウィン奮闘記」として、パンプキンカービングの体験談と、種を使ったスナックレシピをご紹介します!
それでは、早速いってみましょう!
パンプキンカービングって何?キットで気軽に楽しめる秋の風物詩

ハロウィンの時期になると、アメリカの街角や住宅の玄関先に並ぶ「顔つきのかぼちゃ」。これは「パンプキンカービング」と呼ばれる、かぼちゃをくり抜いてランタンにする秋の定番イベント。
パンプキンカービングの歴史と定番化の理由
パンプキンカービングの起源は、古代ケルト人の祭り。死者の霊が現世に戻ってくると信じられていたこの時期、人々は悪霊を追い払うために仮装をし、ランタンを灯していました。
その後、アメリカに移住した人々がこの風習を持ち込み、豊富に採れるかぼちゃを使って「ジャック・オー・ランタン」を作るようになったのが始まり。
今ではハロウィンの象徴として、パンプキンカービングは家庭や学校、地域イベントでも広く親しまれています。
我が家が使ったカービングキットはこれ!
我が家が購入したのは「トンカチで型を押し込んでくり抜くタイプ」のパンプキンカービングキット。彫刻刀のような刃物を使うタイプではなく、ステンレス製の型をかぼちゃに押し込んで打ち抜く感じです。
簡単にくり抜けるので、パンプキンカービング初心者の我が家にはぴったり。
キットにはスプーン型のツールも入っていて、種やワタの取り出しもスムーズ。価格もAmazonで20ドル以下とお手頃でした。
カービング初挑戦!家族で楽しんだはずが…まさかの流血事件!

今年ついに挑戦したパンプキンカービング。
キットを広げて、家族でワイワイと作業開始!…のはずが、思わぬハプニングも。そんな我が家のカービング奮闘記を、写真とともにお届けします。
パンプキンカービングの様子:笑いと悲鳴が交錯する秋の午後
学校から帰ってきた子どもたちが、玄関に鎮座する大きな「かぼちゃ」を見て、目を輝かせながら臨戦態勢に。今年初めてのパンプキンカービングに、家族全員がワクワク。

武器となるパンプキンカービングキットを開封。ナイフ、スプーン、型、トンカチなどが揃っていて、子どもたちも興味津々。

作業は、かぼちゃの上部を切り取るところからスタート。キットに入っていた専用ナイフで慎重に切り込みを入れ、スプーンで中のワタを取り出します。

…と、ここで事件発生。「痛い!」という娘の叫びが室内に響き渡り、振り返ると手から鮮血がポタポタ。
かぼちゃにナイフを突き刺すところを、誤って自分の手にグサッと刺してしまいました。ぱっくりと切れていて、深そうな傷を見ながら…

こうやって使い方を学んでいくんだなぁ
としみじみとしている私。

早く止血しろ!

応急処置をして、なんとか作業再開。ハプニングもありましたが、無事にかぼちゃの上部をくり抜くことに成功!

次はワタの除去。ここはしっかり取り除かないと、後でカビの原因になるそうです。種は「Roasted pumpkin seed」に使う予定なので、丁寧に取り分けておきました。

最後は、型に沿ってトンカチでポンポンと打ち込む作業。彫刻刀ではなく、打ち抜き式のキットだったので、子どもでも安全に楽しめました。

ここまでで、パンプキンカービングの基本工程は完了。ただし、このままでは数日でかぼちゃが腐ってしまう可能性があるため、次は「長持ちさせるためのひと工夫」に進みます。
長持ちさせるコツ:漂白剤入りのお風呂で一晩漬ける
パンプキンカービングを終えた後、気になるのが「どれくらい持つのか?」という問題。
実は、くり抜いたかぼちゃはそのまま放置すると、数日でカビが生えたり、しぼんだりしてしまうことも。ハロウィン当日まで綺麗な状態を保つには、ちょっとした工夫が必要です。
我が家では、同僚から教えてもらった「漂白剤」テクニックを試してみました。本当はクーラーボックスに漬ける予定だったのですが、思いのほかカボチャが大きく、お風呂にしか入らず(笑)。

漂白剤は近所のスーパーで売ってる定番の「Clorox」を使いました。
翌朝、パンプキンを取り出して乾かすと、表面がしっかりしていて、カビの気配もなし。漂白剤の匂いもほとんど残らず、見た目も清潔感がありました。
これでハロウィン当日まで安心して飾れます。
完成したパンプキンを玄関に飾ってみた
漂白剤風呂で一晩漬けたパンプキンを乾かし、いよいよ飾り付け。我が家では、玄関ポーチの一角に、完成したジャック・オー・ランタンを設置しました。
昼間は、くり抜いた顔の表情がはっきり見えて、通りすがりのご近所さんから「Nice pumpkin!」と声をかけられ、子供たちも誇らしそうです。

夕方になり、LEDライトを中に入れて点灯。暗くなるにつれて、オレンジ色の光がぼんやりと浮かび上がり、ハロウィンらしい雰囲気が一気に高まります。

ジャック・オー・ランタンの灯りが、秋の夜にぽっと灯る様子は、なんとも言えない温かさ。家族で作ったものが、こうして季節の風景の一部になるのは、駐在生活ならではの喜びですね。
捨てるのはもったいない!パンプキンの種で香ばしいスナック作成

パンプキンカービングで大量に出てきた「種」。
同僚から「食べられるよ!」と聞いて半信半疑でしたが、調べてみると「Roasted pumpkin seed」としてアメリカでは定番のスナックのようです。
せっかくなので、我が家でも挑戦してみました。
レシピ紹介:Roasted pumpkin seedの作り方
まずは基本のレシピをご紹介。材料も少なく、工程もシンプルなので、初めてでも気軽に作れます。
材料(かぼちゃ1個分の種)
- パンプキンの種:洗って乾かしたもの
- オリーブオイル:大さじ1
- 塩:少々
- お好みのスパイス(ガーリックパウダー、パプリカ、シナモンシュガーなど)
作り方
- 種を水でよく洗い、ワタを取り除く
- キッチンペーパーで水気を拭き取り、しっかり乾燥させる
- ボウルに種を入れ、オイルと塩、スパイスを加えて混ぜる
- オーブンを180℃(350°F)に予熱し、種をクッキングシートに広げる
- 約20〜25分焼く(途中で一度かき混ぜると均一に焼ける)
ネット上にいっぱいレシピが転がっています→Roasted Pumpkin Seeds Recipe
実際に作ってみた様子と味の感想
カービング中に取り分けておいた種は、意外とたくさん。洗うのは少し手間でしたが、家族でワイワイやりながらの作業はちょっとしたイベント感。

きれいに洗った後は、オーブンで焼く準備。なんか料理っぽくなってきました。

オーブンで焼いている間も、香ばしい匂いが漂ってきて「まだかな?」と子どもたちが何度も覗きに来るほど。焼き上がった種はカリッとした食感で、塩味が効いていてまさに「ヘルシーおつまみ」!

今回はシンプルなのり塩味、きなこ味にしてみましたが、次回はガーリックやスパイシー系にも挑戦してみたいところです。
まとめ:ハロウィンは「作って・飾って・食べて」三拍子そろったイベント!
今回は、我が家の初めてのパンプキンカービング体験をご紹介しました。
まさかの流血事件に一瞬ヒヤッとしましたが、アメリカならではのハロウィンを家族で楽しみ、秋の思い出がまたひとつ増えました。
パンプキンを「作って・飾って・食べる」三拍子そろったイベントとして、皆さんもぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
家族で過ごすハロウィンが、きっと特別な時間になりますよ。
それでは、また。


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